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北朝鮮の朝鮮人民軍が２３日午後２時半（日本時間同）過ぎ、黄海の南北境界水域の
韓国・延坪（ヨンピョン）島を陸上から激しく砲撃し、韓国軍も応戦し砲撃戦となった。
砲撃により家屋多数が炎上、韓国軍兵士２人が死亡し６人が重傷、１０人が軽傷を負ったほか、
民間住民３人も負傷した。民間人被害を伴う陸地への砲撃は１９５３年の朝鮮戦争休戦以来初めて。
韓国は警戒水準を最高度に引き上げた。国際世論も北朝鮮を激しく非難している。
韓国と北朝鮮の２３日の砲撃戦を受け、国内では官公庁や企業が情報収集に追われ、韓国行きの
航空便が遅れるなどした。
警視庁麹町署は管内の東京都千代田区の在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）中央本部への警戒を強化。
韓国大使館の仮庁舎（新宿区）が管内にある四谷署も増員して警備体制を強化している。
羽田空港では午後３時半すぎ、離陸のため誘導路を走行中だった金浦空港行きの日航９３便ボーイング７６７
（乗客乗員２３５人）がいったん駐機場に引き返したが、午後４時３５分ごろ、金浦空港の安全が確認されたため、
離陸した。
全日空は通常通りの運航を継続。同社が、国土交通省航空局や、韓国・延坪島に比較的近い仁川空港に
問い合わせて「運航に問題はない」との回答を得たという。
旅行会社各社も情報を収集。ＪＴＢは「航空機の運航は平常通りでツアーに影響はないが、外務省などの情報に
注意している」と話し、日本旅行広報室は「延坪島は観光地ではなく、周辺に客もいない。今後も韓国のツアーは
予定通り行うが、情報収集をしながら状況を注視していく」としている。
ソース
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