11/03/07 20:26:44.80 erI6UhBA0
850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/07(月) 14:55:17.09 ID:SlLyaOHb0
10036号「変わらないですか、とミサカは……」
御坂「変わらないわ。いい機会よ覚えておきなさい。
世の中には変わっていくものもあるれけれど、頑固爺がいじをはるみたいに変わらないものもあるのよ」
10036号「けれど、お姉さまはミサカの微かな成長にも喜んでくれたではありませんか、とミサカは小さな反論をしてみます」
御坂「妹達の成長は嬉しいわ。妹の健全な発達を喜ばない姉が何処にいるって言うの。
もう一回言うわ。アナタ達は成長しなさい。そのまま、感じるがまま、信じるがまま。
いらないものは脱ぎ捨てて、必要なものだけをその背に背負いこんで。
たまに、思い出した時だけ、後ろを振り返って懐かしんでくれれば、それ以上、何もしなくていいの」
10036号「お姉様さまの言っていることも理解はできます。
ミサカ達だって痛かったし辛かったし苦しかった。その経験を忘れることはありません。
ミサカ達だって「一方通行」を許すことはありません、とミサカは衝動を押させきれずに捲し立てます」
「何故、何故。ミサカ達には進めというのに」
「何故……何故! お姉さまは立ち止まろうとしておいでなのですか? とミサカは、……ミサカは!」