10/12/21 16:36:29.18 4/vQlhyn0
ほ
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 16:52:46.15 Ks3C5yezO
作家様気取りかよ。さっさと書け。
age
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 17:10:01.20 oFwbqAQbP
>>201
なんというツンデレ
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 18:02:53.03 YryR40cTO
ホァァァァァァ
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 18:26:10.62 iYu7uccW0
勹
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 19:21:29.61 eCXC610lP
保守ってagesage関係ある?
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 19:29:16.40 x+DO4D/LO
sageても保守になるよ
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 20:06:37.38 EiWejwqMI
あげる
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 20:38:13.37 4/vQlhyn0
まだかなまだかな
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 21:05:27.73 sTih2Hzw0
ワクワクテカテカ 保守
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 21:19:34.80 4K65Tf5E0
ほ
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 21:35:41.87 JcJTocp4O
さっさと書きやがれ
クソッタレ
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 21:54:19.04 ppY+KBMo0
まってる
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:07:46.94 4/vQlhyn0
☆
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:14:37.32 iYu7uccW0
忘年会でもやってんのかな?
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:25:54.73 PCIUKWNi0
今帰った
今日は黒猫デート一日目終わらせられるといいな
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:27:47.23 iYu7uccW0
>>215
頑張って下さい!
楽しみにしてます
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:30:50.48 lufPgOjFO
おかえり
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:31:36.09 7QkzY7+G0
おかえり♪楽しみにしてる!
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:33:22.81 eCXC610lP
僕の桐乃ちゃんまだかなーペロペロ
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:35:32.24 9J0fPtuM0
デート1日目・・・
はっ、まさかお泊りか!?
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:37:08.55 0Wyj7Kp6O
>>220
いっ、いけません!
破廉恥な! けしからん!
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:41:27.88 eEs5GuouO
京介は素人童貞になるんだ
俺にはその未来が見える
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:47:15.94 PCIUKWNi0
瑠璃の言葉に甘えて、蓋を開ける。
一口だけにしておくつもりが、我に返ってみれば、綺麗に飲み干していた。
一部始終を見ていた瑠璃は、
「子供みたいよ、あなた」
クスッと笑みを零す。
わ、悪い。飲み始めたら止まらなくってさ。
「謝ることはないわ。
遠慮しないで呑んでいいと、最初に言ったでしょう?」
「……そっか」
セスナ機の低く間延びしたエンジン音が、上空を横切っていく。
坂道の峠に差し掛かった折、瑠璃は出し抜けに言った。
「間接キスね?」
おま……、分かってても言わねーだろ、普通さあ。
「何を照れているの?小中学生じゃあるまいし」
俺をからかう瑠璃は心底楽しそうで、しかし人のことを笑えないくらい、顔を上気させていた。
「この程度のことを恥じらっているようでは、先が思い遣られるわね……きゃっ、何をするの?前が見えないじゃない!」
「不意打ちした罰だ。海に着くまでそうしてろ」
帽子のつばを目一杯下ろした―正確には下ろされた―瑠璃は泣きそうな声で、
「この状態でどうやって歩けと言うの?」
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:49:20.94 iYu7uccW0
ちきしょー 桐乃は今家で泣いてんのか!
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:52:51.00 rI09GHdCO
再開が待ち遠しかったのに
バカップルにイライラする不思議
いや不思議じゃない
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 22:59:35.11 kdsg2Uv00
黒猫とかどーでもいい
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:06:16.33 0nWqfQ1H0
「遠慮しないで呑んでいいと、最初に言ったでしょう?」
これがエロく聞こえる俺は境地に到達してしまったようだ
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:24:33.90 PCIUKWNi0
「手を繋いでるから問題ないだろ」
「あなた、本気で言ってるの?」
「……冗談だよ」
帽子のつばを上げてやる。
微かに潤んだ双眸が現れ、非難するような視線を寄越してきた。
お、怒るなよ。落ち着いて俺の名前呼んでみ?
「きょ……京介」
ぷっ。
「わ、笑わないで頂戴。
それ以上笑えば、『緘黙の僕(サイレントスレイブ)』をかけざるをえなくなるわ」
「そいつはいったいどんな魔法なんだ?」
「72時間一言も口が利けなくなる恐ろしい呪いよ。無理に発声しようとすれば全身から血を吹き出して死ぬわ」
嫌な死に方ランキングがあれば余裕で上位を狙えそうな死に方だな。
俺は片手で口を塞ぎ、込み上げてくる笑いを噛み殺した。
立ち入り禁止のテープをくぐって、陽光に灼けた砂浜を踏む。
ざあ……ざあ……と響く潮騒が、耳に心地よい。
水平線では海原のエメラルドグリーンと夏空のセルリアンブルーが融け合い、その境界を曖昧にしていた。
俺と瑠璃の他に人影はなく、まるで世界に二人だけになってしまったかのような錯覚に陥る。
無骨な重機にさえ目を瞑れば、夏の海を楽しむには最高のビーチだった。
「どうやってこんな場所を見つけたの?」
「夏休みに入る少し前に、沙織が教えてくれたんだ」
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:26:55.74 qPbTGAI30
イチャイチャしてんじゃねぇよおおおおおおおおおおおおお
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:41:02.99 ppY+KBMo0
しえん
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:47:52.21 iYu7uccW0
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :. |
/ ヽ :
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:51:22.16 PCIUKWNi0
「沙織が?」
「ああ。瑠璃が夏コミに参加して俺たちがそれを手伝うことにならなけりゃ、
適当に都合の良い日見つけて、全員で来る腹積もりだったんじゃねえかな?」
この穴場で出来上がるまでの過程を要約すると、以下のようになる。
とある大企業が輸出業に飽きたらず観光リゾートの開発に着手、
着工からまもなく急激な円高化で企業成績は悪化、事業は縮小を余儀なくされ、
後には立ち入り禁止の看板と、乗り手のない重機だけが残された、というわけ。
「ふうん」
瑠璃は遠い目になり、
「本当に……綺麗な海ね……」
ぺたぺたと砂場に足跡をつけながら波打ち際に寄り、パンプスを脱いで素足を浸した。
抜けるような快晴のもと、瑠璃の波との戯れは、そのまま一枚の絵になるくらいに、色めいた光景だった。
絵心のない俺はその代わりにと、携帯カメラのフレームに彼女を収めた。
つば広帽子が瑠璃の精緻な顔に陰影を落とす。
海風が瑠璃のワンピースをふわっと膨らませる。
時折寄せる強い波が、瑠璃を慌てふためかせる。
亜光速で風呂
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/21 23:55:22.12 YryR40cTO
これは夢じゃあ~
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:02:03.83 DXZ844tS0
黒猫かわいいよ黒猫
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:03:24.48 qVOnB9zkO
あれ?こんな場面の絵をpixivで見たような
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:15:55.74 WmPoGUw70
いでしーぞろなら(*‘ω‘ *)
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:31:40.98 DRC2Sdwm0
???「お兄さん・・・」
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:34:53.47 xS/gbt7p0
>>237
屋上
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:37:39.92 IpOUFpn9P
この写メが波乱を呼ぶんだな
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:39:14.45 mZeRrV2RI
展開予想いくない
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:41:53.70 z8mySBUj0
>>235
URLリンク(wktk.vip2ch.com)
これ?
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:48:15.55 N/7hYphP0
12話見た
色々と消化不良なところはあったけど桐乃可愛すぎて泣いた
この話が終わった暁には1レス30行かけて桐乃への愛を綴ろうと思う
「いつまでそこで惚けているつもり?」
「すぐ行くよ」
靴を脱ぎ、携帯をその上に乗せる。
ジーンズの裾を捲り上げて波打ち際に歩み寄ると、ひんやりとした感触がくるぶしまでを包み込みんだ。
気持ちよさに身震いしたそのとき、
「うおっ……何しやがる!?」
「ふふっ、水も滴るいい男になったじゃない?」
両手で海水をすくい、第二波の準備を完了した瑠璃が言う。
あのなあ、一つだけ言っとくぜ。
俺は巷のバカップルみてえに、砂浜でキャッキャウフフ水を掛け合ったり、追いかけっこするつもりは―
「ぶはっ」
思いっきり顔面を狙って来やがった!
口の中いっぱいに塩気が広がる。
「お前なあっ……!」
瑠璃は悪びれたふうもなく口角を上げて、
「悔しかったらやり返してみなさいな?」
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:50:19.27 v1oTpzpTO
俺もなんかしょっぱい水が溢れてきた。
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:52:34.39 lGVYoE3C0
真っ白のワンピースに水を掛けなさい・・・・だと・・・?
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:54:32.61 TcBeu6Ol0
>>244
とりあえず脱いだぞ!
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 00:57:27.52 IpOUFpn9P
さて、挿し絵っぽいの描くかなぁ
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:09:16.68 cQHjxyLg0
リア充ってなんで爆発しないのかな
僕には理解できない
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:10:57.71 N/7hYphP0
「おう、やってやるよ!」
俺は五秒前の発言を忘れて、両手の指を海水に浸す。
瑠璃のワンピースをびしょ濡れにしないほどの加減は弁えているつもりだ。
「おらっ」
「きゃっ……痛い……水滴が目に入ってしまったわ」
「だ、大丈夫か?」
慌てて近寄ろうとした俺を、
「フッ、愚かな雄ね。こうも簡単に騙されてくれると、張り合いが抜けてしまうじゃないの」
瑠璃は両手いっぱいの海水で迎撃する。
びしゃり。……久しぶりにキレちまったよ。覚悟しろや。
「待てコラ」
瑠璃はワンピースの裾を持ち上げて走り出す。
「人間風情がこのわたしに追いつけると本気で思っていて?」
甘いな。甘いぜ瑠璃。お前の弱点はその慢心にある。
ワンピースを濡らさないように注意を払っているが故の緩慢な逃げ足は、
既に首から上を海水に濡らし、Tシャツを汗みずくにした俺にとってはあまりに遅く、
「捕まえた」
「やっ……」
羽交い締めにされた瑠璃は、まるで触られることに慣れていない野良猫のように身を捩らせる。
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:14:48.03 2FZAK/zyO
今瑠璃と一緒にこのスレ見てる
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:15:59.18 47P0wRqrP
羽交い締めだと・・・-
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:17:54.12 v1oTpzpTO
>>249
己一個の思念を実体として創造せしめる能力者の方ですか?
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:21:00.27 2FZAK/zyO
>>251
日本語でおk
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:24:10.74 v1oTpzpTO
>>252
自分でもやっちまったなと思った。
瑠璃に悶えつつROMるわ。
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:26:35.94 N/7hYphP0
瑠璃が抵抗の力を強めれば強めるほど、
俺は瑠璃を拘束する力を強め……いつしか、俺は瑠璃を後ろからきつく抱きしめる格好になっていた。
「……………」
「……………」
柔肌の感触や、髪から漂う甘い香りを意識した時には、もう遅かった。
胸郭を叩く心臓の鼓動が、瑠璃の背中から伝わるそれと、ぴったり重なっているように感じる。
どれほどそうしていただろう。
「あなたの妹には、もう、伝えたの?」
潮風に掻き消されてしまいそうなほど小さな声が聞こえた。
俺は黒猫の肩に顎を乗せて、
「ああ」
と頷く。
寝る
もうすぐ冬休み
年明けまでには完結させたい
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:28:22.86 v1oTpzpTO
乙、おやすみ。
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 01:36:11.99 lGVYoE3C0
おつー
恋人ではなく、妹の感情について議論していた相手への返事として「黒猫」?
てか後ろから抱き着いて肩に顎とか、ちょっと京介爆h(ry
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 02:06:48.99 pQN10vr/0
乙ー。
今12話見たわ。
漏れの妹は、こんな人生相談なんて無いまま嫁に行っちまったゼ。orz
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 03:06:46.76 lGVYoE3C0
ほ
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 04:13:19.54 lGVYoE3C0
し
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 04:24:22.14 F00vPHzS0
く
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 04:33:02.31 tW1DA+JnO
もういい、俺が爆発する
これならクリスマスも追ってこれまい、フハハ
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 05:33:53.13 sPGNRf480
ふぅ・・・
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 07:39:07.53 mZeRrV2RI
保守
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 08:09:23.28 pQN10vr/0
おはよー。
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 09:00:40.41 LIPea0xcP
ほ
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 10:13:11.37 ZXvik6dDO
ほひひひひ
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 10:19:48.23 Cb8/pA7j0
あー爆死したい
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 10:51:38.97 Ln5E/jIdO
原作買ってくる前に保守
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 11:21:27.19 D9rZ3s1/0
ああああああ!!京介爆発しろ
!もしくは誰か俺を爆破しろよおおお!
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 11:23:29.03 IpOUFpn9P
>>269
ヽ`
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
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´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 12:18:14.34 9omfQabc0
ほ
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 13:09:31.22 9omfQabc0
し
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 13:52:31.40 I+uIbTcn0
ゅ
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 13:55:10.34 RDTAttkP0
桐乃!桐乃!桐乃!桐乃ぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!桐乃桐乃桐乃ぉぉおおおぅわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!高坂桐乃たんの茶髪の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説2巻の桐乃たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ化されて良かったね桐乃たん!あぁあああああ!かわいい!桐乃たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック3巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
桐 乃 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!メルルぅぅぅうぁぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の桐乃ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の桐乃ちゃんが僕を見てるぞ!桐乃ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の桐乃ちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメの桐乃ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には桐乃ちゃんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの桐乃ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ黒猫様ぁあ!!あ、あやせー!!紗織バジーナぁああああああ!!!地味子ぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ桐乃へ届け!!千葉の桐乃へ届け!
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 13:55:36.81 bYNKJaVhO
の
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 15:08:23.72 KSH29QNcO
ほ
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 15:23:44.08 DXZ844tS0
乙
関係ないけど身長的に京介の顎は黒猫の頭に来るんじゃないかと思うんだが
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 16:09:22.94 PK1fHoCJO
ho
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 16:33:31.28 IpOUFpn9P
>>277
耳元で囁くような感じでね?
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 17:06:16.29 lGVYoE3C0
ほ
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 17:32:16.02 EH8ziMh00
ほっ
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 17:33:15.63 xS/gbt7p0
し
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 18:04:01.34 lGVYoE3C0
し
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 18:20:52.88 Qk+dNHLj0
どうやら釘宮病L型患者が俺の妹にいるようだなwww
保守
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 19:29:55.76 N/7hYphP0
帰った
やっと冬休み
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 19:30:18.87 12mQ+DTr0
キタ━(゚∀゚)━!!
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 19:32:41.93 RTG89mor0
きたぁ!
ちなみにこっちは毎日冬休みだぜ!
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 19:39:42.49 47P0wRqrP
俺は補講三昧。唯一の発散がこのスレ。頼むぞ
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 20:01:01.97 N/7hYphP0
「ごめんなさい。嫌な役を押しつけてしまって」
「気にすんな。あいつからお前に、何か連絡は?」
「いいえ……何度かわたしの方から連絡を取ろうとしたのだけれど、
今のところは、すべて無視されているわ」
瑠璃はしんみりと言った。
「わたしとあなたの妹は、もしかしたら、もう元の関係には戻れないのかもしれない」
「弱気なこと言ってんじゃねえよ。
お前とあいつ―桐乃―は友達だろ」
「わたしはあの女と幾度となく喧嘩して、幾度となく仲直りしてきたわ。
でも、今回は違うのよ」
数拍の沈黙があって、
「わたしたちは……少なくともわたしには……妥協点を見つけることができそうにない」
いつか黒猫が言った言葉を思い出す。
『わたしにとってもっとも望ましい結果がもたらされるようにわたしなりの全力を尽くす』
その結果が現在ならば、黒猫は―瑠璃はなんとしても現状を維持しようとするだろう。
たとえその行動が、友達を失うことに繋がるとしても。
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 20:05:19.21 Ln5E/jIdO
今日から24時間体制で書いてくれると聞いて
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 20:42:57.07 pQN10vr/0
おかえり。
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 20:43:38.76 N/7hYphP0
「勘違いしないで頂戴ね。
あの女はわたしが宵闇の加護を受けてから、初めてわたしに好敵手と認めさせた人間よ。
その関係を繋ぎ止めるためなら、わたしはどんな犠牲を捧げることも厭わない。
ただ一人、"あなた"を除いて――」
瑠璃は俺から体を離し、
「―そこだけは、どうしても譲れないの」
どこまでも青い空を仰いで、
「あなたも、同じでしょう?」
「……ああ」
鷹揚に頷いて見せた俺を、瑠璃は一瞬、泣きそうな目で見つめ―、
次の瞬間には、強く吹き付けた海風が瑠璃の髪を攫い、その表情を覆い隠していた。
日が沈む少し前にビーチを引き上げた俺たちは、
そこから半時間ほど歩いたところにある、海鮮料理の美味しいお店にやってきた。
黒を基調としたシックな内装は、穏やかな暖色の照明に照らされて、上品な雰囲気を醸している。
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 20:58:50.57 +VNwncuwO
京介さんにしては珍しくオサレチョイス
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:16:43.00 N/7hYphP0
案内に従って二人用のテーブルに着く。
瑠璃は周囲を見渡し、
「なんだか酷く場違いな気がするわ。
わたしはもっと庶民的なお店で良かったのに……」
そわそわと落ち着かない様子だ。
確かにここのメニューはどれも割高、主な客層は懐に余裕のある社会人で、
付き合い立ての学生カップルが訪れるような場所じゃないかもしれない。
でもさ、そんなことは気にするだけ無駄なんだよ。
代金さえ払えば、誰にだって美味い飯を食う権利はある。
さて、ここで問題です。
「どうして俺がこの店を選んだと思う?」
「分からないわ」
ギブアップ早っ。お前、最初から考える気なかっただろ。
「分からないものは分からないのよ。早く答えを言いなさいな」
本当は自分で気づいて欲しかったんだけど……仕方ねえか。
「瑠璃の好物は魚だろ」
「えっ」
予想外の反応に、ひやりとした不安が胸に滑り込んでくる。
あれ?違ったの?
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:47:37.90 I+uIbTcn0
支援
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:50:38.51 2GyVTHIj0
私怨
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:54:09.65 IpOUFpn9P
黒猫「私は野菜しか食べないわ」 ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ 京介 \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
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゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:56:46.59 N/7hYphP0
瑠璃はフリフリと首を横に動かし、
「違わないわ。わたしは魚が好き……でも、どうしてそれをあなたが知っているの?」
言った覚えはないのだけれど、と不思議そうな面持ちで呟く。
まあ、忘れてても無理ないか。
「俺とお前が初めて会った日のこと、覚えてるか?」
コミュニティ『オタクっ娘あつまれー』のオフ会で、
黒猫と桐乃は他のメンバー同士の会話から見事にあぶれてしまっていた。
オフ会終了後、コミュニティの管理人である沙織の気配りによって、
俺、桐乃、黒猫、沙織の四人だけでの二次会が開かれ、互いに自己紹介をすることになったのだが、
黒猫の番、黒猫は自分の名前以上に多くを語ろうとしなかった。
そこで俺は「好きな食べ物は?」と尋ねた。
すると黒猫はいやいや義務を果たすように、しかし逡巡なく「魚」と即答してくれたのだった。
「思い出したわ」
瑠璃は頬を赤く染め、目線をあちこちに泳がせて言った。
「あなたはあの問答の内容を、ずっと覚えていてくれたのね」
ああ、と頷く。
「あの日のことは、多分一生忘れないと思うぜ」
オタクへの偏見が変わった日。
妹が自分の趣味を理解してくれる友達を手に入れた日……。
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:58:09.43 IpOUFpn9P
ちょっと一巻見直してくる
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 21:58:23.60 v1oTpzpTO
京介さんマジいけめん。
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 22:26:06.24 N/7hYphP0
「ありがとう……とても嬉しいわ」
真っ直ぐなお礼の言葉が照れ臭い。
「そういうのは料理を腹一杯食った後で聞かせてくれ」
「それもそうね」
瑠璃は緩んだ表情を見られまいとするかのように顔を背けて、
「京介がこのお店に来るのは、これが初めてではないのでしょう?」
と訊いてきた。
「どうしてそう思うんだ?」
「お店に入るときに、ここは海鮮料理の美味しいお店だと、あなたが言ったのよ。
おかしな人ね。昔々のことは覚えているのに、ついさっきのことは忘れてしまうなんて」
俺だってド忘れくらいするさ。
クスクスと喉を鳴らしていた瑠璃は、ふいに思い悩むように視線を下ろし、唇を舌で湿らせると、
「……誰と一緒に来たのか、聞いてもかまわないかしら?」
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 22:58:20.39 mZeRrV2RI
支援
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:01:58.35 DXZ844tS0
平静を装いながらも他の女の影に焦燥を隠せない黒猫萌え
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:04:39.18 N/7hYphP0
女心の機微を"誤解"することにかけては天才的な俺の脳味噌でも分かったよ。
心の隅で縮こまっていた嗜虐欲が、ムクムクと首をもたげてくる。
海ではさんざ水を掛けられたことだし、ちょっとくらい虐め返しても罰は当たらねえよな?
「誰だっていいだろ。いちいち詮索してんじゃねえよ」
わざとぶっきらぼうに言う。
瑠璃はショックを受けたように目を見開いて、
「そ、そんなつもりで訊いたのではないのよ」
「じゃあ何のつもりで訊いたんだよ?」
「ッ、それはっ……あなたが……あなたの交友関係が気になって……」
しどろもどろに言葉を紡ぎ、湿り気を帯びた双眸で俺を見上げ、
「ごめんなさい……気分を害してしまったなら謝るわ」
やべえ。罪悪感が半端ねえ。
後で悔やむと書いて『後悔』だが、まさにそうだ。
彼女にこんな仕打ちをして楽しむつもりでいた30秒前の自分をブチ殺したくなってくるね。あやせじゃねえけど。
俺は慌てて弁明する。
「フェイトさんだよ」
瑠璃は茫然とした様子で言った。
「フェイトとはあの、伊織・フェイト・刹那のことを言っているの?」
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:06:17.13 IpOUFpn9P
ちょっと7巻読み直してくる
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:14:50.82 v1oTpzpTO
おいこら京介てめえ表出ろや。
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:16:21.72 9mtVNfLE0
フェイトきたー!???あれ?
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:24:54.20 YZFDa+Xf0
確かに黒猫はいじめたくなるから仕方ない
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:25:53.41 Cb8/pA7j0
おいてめえ黒猫をいじめんな
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:29:28.19 Ln5E/jIdO
このSSが完結したら京介ブチ殺しな
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:31:45.64 DXZ844tS0
この京介は殺していい京介
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:32:56.84 qVOnB9zkO
主人公がやたらドSになるのは型月でよくあること
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:42:27.97 N/7hYphP0
「ああ、そのフェイトさんで合ってるよ」
ここで彼女のことを忘れた人のために簡単に解説していおくと、
伊織・フェイト・刹那、通称フェイトさんは、
二十代中盤のクォーターにして、スーツ姿がよく似合う理知的な美人―という華々しい外面はさておき、
内面は他人の創作物を剽窃するわ、中学生から借りた金を全額FXで溶かすわ、
収入のない高校生に飯を奢らせるわのダメダメ人間である。
盗作騒ぎで小説家への道を閉ざされた上派遣切りに遭い、
食い扶持を繋ぐことさえ困難な状況に陥っていた彼女だが、
今年の夏コミでは有名絵師の作品を一冊の本に纏めて売り捌くことに成功し、同人ゴロとしての第一歩を踏み出した。
「いったいどんな経緯で、彼女と食事することになったの?」
亜音速で風呂
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/22 23:47:19.90 hxwWGc9S0
つま先まで浸かって2秒数えて出て来い
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 00:01:38.33 sYDrHwZFO
アニメと原作少ししか見てないんだが俺のフェイトさんがこんなだったとはな...
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 00:31:24.83 xgDlEjp7O
ふろ
でろ
保守
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 00:49:11.73 6bruxdXk0
「瑠璃がゲー研の自主制作してた頃に、フェイトさんに呼び出されたことがあってさ。
その時に全然金持ってないって言われて、あんまりにも可哀想だったから、飯を奢ってあげたんだ」
「あなた、自分が相当なお人好しだという自覚はある?」
瑠璃は憐れむように目を細める。
いや、マジで可哀想だったんだって!
定職ナシ貯金ナシ身寄りナシの三重苦に陥ったフェイトさん目の当たりにしてみ?
自然と涙出てくるから。
「苦境はあの女が自分で招いたものよ。同情には値しないわ」
瑠璃、フェイトさんにはホント容赦ねえなあ。
無言で先を促され、俺は話を続けた。
「実は、この前コミケでフェイトさんに会ったときに、
もしも今回の同人誌販売で大もうけできたら、その時はいつかの恩返しをするから、ってこっそり言われててさ」
フェイトさん借金あるし、金遣い荒いし、全然期待はしてなかった、
というか約束自体すっかり忘れていたのだが、
「予想以上に儲かったらしくて、ついこの前呼び出されて、連れてこられたのがここってわけ」
「同人ゴロはあの女にとっての天職だったようね」
そうみたいだな。
「調子に乗って訴えられないといいけど」
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 00:53:17.60 29F4pjhRP
きてたー
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 01:01:29.31 vdVmBjenO
支援
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 01:17:19.30 6bruxdXk0
その心配はない……とも言い切れないのがフェイトさんがフェイトさんたる所以だ。
実際、この前一緒にご飯食べた時も、
『派遣が何よ。中途採用試験が何よ。
同人で一発当てたらそんなのどうでもよくなるわ。
京介くん、今のわたし輝いてる?わたしって勝ち組よね?ねっ?』
とベロベロに酔っ払って絡んできたしな。
同人ゴロの儲けに味を占め、やり口が年々エスカレート、槍玉に挙げられる未来が垣間見えたよ。
「お、来たみたいだぜ」
話が一段落したところを見計らったかのように、注文していた料理が運ばれてきた。
お腹はもうペコペコだ。
俺たちは早口で「いただきます」を唱え、箸を取った。
瑠璃は上品な箸使いで白身魚の焼き漬けを取り分け、小さな口に運ぶ。
もぐもぐ。一心不乱に噛んでいるところが可愛い。
まるで小動物の食事風景を見ているみたいだよ。
答えが分かっていても、尋ねずにはいられない。
「どうだ?美味いか?」
瑠璃は相好を崩して頷いた。
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 01:29:05.96 uDXRpnRe0
瑠璃ちゃんの小さなお口に大きなものを頬張ってほしくなりますな
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 01:39:46.65 zNEkL7vFO
俺は指フェラしてほしい。
で、舌とか口の中をゆったりとめちゃくちゃにして、とろんとさせたい。
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 01:41:49.48 03sre/DB0
桐乃、俺の隣に来い!
俺がお兄ちゃんになってやる!
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:07:55.53 ak7D0wBp0
貧しい黒猫にウマイ物腹いっぱい食べさせたくなる
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:11:10.80 6bruxdXk0
------------
トイレから戻ってくると、瑠璃は食事中の輝く笑顔はどこへやら、虚ろな目で空になった皿を見つめていた。
「何浮かない顔してるんだ」
食べ過ぎて腹痛でも起こしたか?
俺のからかいを綺麗にスルーし、
「とても、言いにくいことがあるのだけれど」
「うん?」
瑠璃はきまり悪げに俯いて告白した。
「わたしが食べた分の代金を、しばらく、立て替えておいてもらえないかしら。
食べるのに夢中になって、今日どれだけお金を持ってきていたのか、忘れてしまっていたの」
はぁ~。俺は大袈裟に溜息をついて見せる。瑠璃はおろおろとした様子で、
「ほ、本当にごめんなさい。月の終わりには、アルバイトの給料が貰えるから、必ず返すと約束するわ」
「落ち着け。あのな、いったいどうしてそういう発想が出てくるんだ?
今日は俺の奢りだよ。つーか、飯代くらい払わせろって」
さすがに交通費まで面倒見る気はないけどさ。
「そういうわけにはいかないわ。とりあえず、今お財布の中にあるお金だけでも……」
「だから、いらないっての」
なおも食い下がる彼女に、俺は止めの一言を刺してやる。
「トイレいくついでに会計済ましてきたから」
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:12:04.56 6bruxdXk0
眠気限界寝る
明日は一日書けると思う
年末までには終わらせなければ
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:18:43.46 03sre/DB0
>>326
乙!
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:18:59.37 PqZtZtBp0
邪気眼界に見えた
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:24:31.11 /yj59s5O0
ああああーーーーー瑠璃が可愛すぎて死ぬ
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:40:40.47 uDXRpnRe0
オタな女の子ってマック程度ですら奢られることにすごく抵抗するよねw
そんな瑠璃瑠璃可愛いなあもう
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:47:26.35 rZlAjqD10
乙ー。
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:51:20.22 VspUmlqaO
俺妹のキャラってお金の事はしっかりしてそうだよね
あ、フェイトそん以外は
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 02:52:34.43 xgDlEjp7O
>>330
ネットで過ごす時間が長いと
ステレオタイプな『厚かましい女』にはなるまいと思うのかね
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 04:41:09.04 C92Mj4PG0
ちょい危ない保守
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 04:44:10.28 HxI3ObK00
保守
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 05:17:11.42 1HmIdwxq0
保守
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 06:27:44.19 pNwcEXlOO
ほし
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 07:41:56.25 KLKv8wuOO
保守だ
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 08:45:12.71 mm5B+jWv0
ほ
340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 09:18:34.37 H5TIsXt/0
ほ
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 09:37:45.75 JQFVQAQc0
妹の雑誌に乗ってたデートコースをそのままトレースしたり
エロゲで出てきたセリフそのまま行っちゃうような京介がここまで成長するとは
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 10:07:23.35 o5WqvU+50
>>326
おい!今日はもう始まっているぞ!
早く書いてくれなきゃ押し寄せるクリスマスにやられてしまう!はやく!
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 10:58:38.70 8hMex/bt0
ほ
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 11:42:15.00 HxI3ObK00
し
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 11:44:22.88 a0u9dHL20
く
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 11:47:56.93 6bruxdXk0
「なっ……卑怯よ」
なんとでも言え。
ちなみにこの方法は親父殿から伝授してもらったもので、
『一緒に誰かと飯食ってて、奢られるのを嫌がられた時はどうすりゃいい?』
『用を足すついでに払っておけばよかろう』
そんな遣り取りが昨日の夜にあったのだ。
割烹店で女に財布を出させることに羞恥心をくすぐられるのも、たぶん親父の影響なんだろうなあと思う。
店を出ると、むわっとした熱気が肌を包み込んだ。
辺りにはすっかり夜の帳が下りていて、八月が終わりに近づくにつれて、日が短くなっていることを実感する。
どちらからともなく手を絡め、歩き出した。
「ごちそうさま。とても、美味しかったわ」
「おう。気に入ってもらえて良かったよ」
「…………」
それきり会話が途絶える。
察しの良いこいつのことだ、俺が無理して見栄を張っていることにはとっくに気づいているんだろうな。
夏コミや二度にわたる偽装デートなどで今月の出費は嵩みに嵩み、
今朝財布に詰めてきた諭吉と樋口さんはさっきの会計で天に召され、今では野口英世が三人残っているのみである。
小遣い日は月初めだし、しゃーねえ、明日にでも年玉貯金崩しに行くか、
高校一年、二年の暇な時期にバイトでもしときゃ良かったな……と過去の怠慢を悔いていると、
「京介」
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 11:49:19.57 zNEkL7vFO
うえるかむ。(ニコッ
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 11:49:53.03 C92Mj4PG0
おはようございます(^ω^)ペロペロ
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 12:26:02.50 6bruxdXk0
瑠璃がにわかに手を強く握りしめる。
俺は何気なく横を向いた。
「……んっ……」
かつ、と前歯が何かにぶつかる音がして、次の瞬間には、
ふっくらと柔らかい、まるで薔薇の花びらのような何かが唇に押し当てられていた。
とっさに身を引かなかったのは、本能がその感触を、その行為を求めていたからだと思う。
緩慢な時の流れ。
目と鼻の先にある瑠璃の顔は息が詰まるほど綺麗で、
俺はしばしその光景に見惚れ、……唐突に、『瑠璃にキスされている』ことを理解した。
どれくらいそうしていただろう。
瑠璃が背伸びをやめるのと同時に、唇を覆っていた心地よい感触も離れていく。
強い口寂しさに襲われた俺は、瑠璃の体を引き寄せようとして、
「ダメ……これ以上はいけないわ」
胸に手をつかれる。
「えっ」
その時の俺は、おあずけを食らった犬みたいな間抜け面をさらしていたに違いなかった。
「だ、誰かに見られたらどうするの。まったく、破廉恥な雄ね」
い、いきなりキスしてきて、その言い草はないだろ。
瑠璃は暗闇の中でも分かるほど、顔を耳まで真っ赤にして、
「……今のは"解呪"よ。
よかったわね。これであなたにかかっていた呪いは、新たな呪いに上書きされたわ」
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 12:28:31.04 6ThmP+GF0
おはよう
俺は今日も学校だよハア
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 12:52:57.51 /yj59s5O0
にゃああああああああああああああああああああ
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 12:53:21.76 zNEkL7vFO
今、京介くんとキスすれば間接だなあ……。
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 12:55:01.37 Uxkn7kdV0
>>352
じゃあひょっとして今、黒猫とキスすれば直接になるんじゃね?
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:01:57.85 ggCadNRy0
>>353
お前天才だな
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:08:47.30 zNEkL7vFO
>>353
俺には刺激が強すぎるんだ。
尊すぎるんだよ……!
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:41:19.09 Y5HJ07730
ところで>>1はどこ行った?
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:46:25.02 uDXRpnRe0
>>356
爆発に巻き込まれたのかもしれん
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:51:08.55 4Y7LiXUz0
めしか?
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:53:41.91 6bruxdXk0
「……っふ」と邪悪な笑みを浮かべる。
校舎裏に呼び出されたとき、俺は"解呪"の方法としてキスを想像し、
心を読まれて叱られたが……やっぱ、それで合ってたんじゃねえか。
「いかに宵闇の加護を受けたわたしとて、
呪いをかけるには、直接相手に触れなければならない。
そして最上級の呪いをかけるときは、経口が一番有効な手段だと古来から言い伝えられているのよ」
早口で捲し立てる瑠璃。
ならその古来からの言い伝えに感謝しなくちゃな。
甘い空気は電波発言で綺麗さっぱり霧散しちまったけれども。
「……帰るか」
「ええ、そうね」
「一回目の呪いが解呪されたからには、もう俺がヘタレても、死ぬことはないんだよな?」
「ふふっ、何を悠長なことを言っているの?
呪いは上書きされたのよ。制約を侵せば、あなたは全身から血を噴き出し、のたうちまわりながら息絶えるわ。
いえ、この呪いはもっと強力だから、想像を絶する苦しみがあなたを襲い、
それが何時間も続いた後でようやく死が訪れるのでしょうね」
怖ええ。
「ええ、本当に恐ろしい呪いよ」
瑠璃は悪戯っぽく笑んで、再び背伸びし、今度は俺の耳許に口を近づけて言った。
「だから精々、わたしを離さないことね」
360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 13:56:52.41 Eo9tPiFa0
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361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:01:11.18 /yj59s5O0
なんでよりによってクリスマス前にこの展開なんだよ殺す気か
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:04:22.54 zNEkL7vFO
噛みしめた奥歯が砕けるのが先か
握りしめた拳が潰れるのが先か
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:07:23.36 Cjj8USSkI
極めて悪い意味で頭がフットーしそうだ
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:14:47.61 6bruxdXk0
家に帰ると、お袋はテーブルの椅子に座ってTVを眺め、
親父は一人掛のソファに座って新聞を読んでいた。
一見それは高坂家九時台の珍しくともなんともない光景のようで、
しかし同じ家に住む俺には、部屋に漂うピリピリとした緊張感が感じ取れた。
「ただいま」
「あら、お帰り、京介」
「………うむ」
挨拶を交わし、冷蔵庫へ。
常時備蓄されているはずの麦茶はどこにも見当たらず、
「麦茶、切れてんの?」
「買ってくるの忘れてたわ。今日は我慢して」
俺は仕方なしにコップに水道水を注いで喉を潤す。
ごく……ごく……。横目で伺った二人の様子は、明らかに普段と違っていた。
お袋はTVを見ているようで、ちらちらと壁時計を見ては溜息をついているし、
親父もさっきからずっと、新聞の同じページを読み続けていて、、
頭の中では全然別のことを考えていることがバレバレだった。
俺は三人掛のソファに腰掛け、あくまで顔はTVの方を向けたまま、
「桐乃は?」
親父の巌のような体が反応する。
「……知らん」
強い酒精の芳香が、つんと鼻の奥を刺した。
こりゃ相当飲んでんな。いや、お袋が飲ませたのか。
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:30:02.73 xgDlEjp7O
老若男女問わず萌キャラだらけの俺妹世界において
高坂母の萌無さは貴重
いつまでもそのままで居て下さい
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:37:14.53 6bruxdXk0
「あの子、今どこにいるか分からないのよ」
その一言に、この部屋に漂う嫌な空気の原因が凝縮されていた。
桐乃は見た目こそ派手だが、基本的に夜遊びはしない。
たまに帰りが遅くなるときは、必ず、今どこにいるのか・いつ帰るのか連絡して、お袋と親父を安心させていた。
「電話には出ないしメールも返さないし……どうしちゃったのかしら。
京介、あんた、桐乃の行き先に心当たりある?」
「いいや」
「そ。あんたたち最近、仲が良いみたいだったから、桐乃に何か聞いてるかと思ったんだけどね」
悄然と息を吐くお袋。なんだか一気に歳を取ったみたいだ。
そんなお袋の姿が見ていられなくて、
「桐乃の友達に電話してみるよ」
俺はリビングを出て、階段に腰掛け、携帯のフラップを開いた。
メモリからあやせを選び、通話ボタンを押す。
着拒されてませんように着拒されてませんように……!
神への祈りは通じたようで、
「……もしもし?」
よかったぁ~。
声色は依然とツンツンしているが、出てくれただけでも重畳だよ。
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:37:26.92 89XBD/HqO
桐乃が男を…
いや何でもない
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 14:48:47.78 HxI3ObK00
マイラブリーエンジェルあやせたんの登場か
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:01:31.91 yYgfwGbCP
やっと桐乃のターンか
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:02:05.26 CmpqM4ez0
悪いな、桐乃なら俺の隣(ry
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:05:12.42 6bruxdXk0
「あやせは今どこにいるんだ?」
「どこって……自分の部屋、ですけど……」
「そっか。じゃあ今あやせの隣に、桐乃いたりしねえかな?」
「いません」
ガクッ。これで望みの半分以上が断たれちまった。
あとは沙織に聞いて、それでダメだったら―。
「でも、少し前までは一緒でした」
「えっ!マジで!?」
「ちょっ……声が大きいです、お兄さん。今何時だと思ってるんですか?」
「す、すまん」
それから、何か言葉を選ぶような、言うのを躊躇うような微妙な間があって、
「……今日はお昼から撮影があって、
帰りに一緒に買い物をして、わたしの家で晩ご飯を食べて、
その後は、ずっとわたしの部屋でお喋りしてたんです」
はあぁぁぁ。なんだよ。フツーに友達と遊んでただけかよ。
あー、心配して損した。早くお袋と親父に話して安心させてやらねえと。
「で、今桐乃はこっちに帰ってきてるのか?」
「はい。夜道は危ないから、お母さんが車を出してくれて……」
タイミング良く、家の前に車が止まる気配がする。
「ちょうど着いたみたいだ」
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:22:55.13 GeI+wmnF0
しえん
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:23:24.99 6bruxdXk0
「そうですか」
「こんな時間に電話して悪かったな」
「いえ……」
「じゃあ、切るぜ」
名残惜しいが、もうあと十秒もしないうちに、桐乃が玄関の扉を開く。
あやせは無言で通話からフェードアウトするかと思いきや、焦燥を滲ませた声で、
「………待って下さい」
「なんだよ。おやすみの挨拶か?」
「ち、違いますっ!変な期待はしないで下さいと前に言ったじゃないですか。
永遠の眠りに就かせますよ?」
ええぇぇ。なんで「おやすみ」を言ってもらえると思ったくらいで永眠させられなくちゃならねえの!?
仲の良い友達同士ならごく当たり前の遣り取りですよね?
「わ、わたしはお兄さんと仲良くなった覚えはありませんから。
あのですね……わたしがお兄さんに言いたかったのは……その……桐乃に……」
「はあ?」
声が小さすぎて聞き取れねえよ。
「もっと……、優しく―」
そのとき玄関の扉が開いて、桐乃が姿を現した。
すまんあやせ、また今度聞くからよ。
心の中で謝り、携帯を折りたたんでポケットに入れる。
俺は階段から腰を上げて、のろのろと靴を脱いでいる桐乃に言ってやった。
「おかえり」
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:47:52.61 6bruxdXk0
桐乃は無言で俺の前にやってくると、光彩の失せた瞳で俺を見つめ、
「"こんなところで何してんの?"」
「何って、お前が帰ってくるのを待ってたんだよ」
「ふぅん、そう。……"待ってたんだ"……」
独り言のように呟き、
「邪魔。どいて」
そのまま隣を通り過ぎようとする。
「おい、待てよ」
手を掴んだら、
「気安く触んないでよ!」
もの凄い剣幕で振り払われた。
でも、退かねえ。掴み直して、振り向かせる。
「お袋や親父に心配かけて、ごめんなさいの一言もねえのかよ」
「………ッ」
桐乃は憎悪を宿した目で俺を睨み付け、
「分かったから、手、離して」
大人しくリビングに向かう。俺は特に深く考えずに、その後に付いていった。
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:48:30.72 29F4pjhRP
…ゴクリ
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:50:46.72 zNEkL7vFO
そこは自分も心配したって言えよ……!
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:56:34.82 6bruxdXk0
今から思えば、俺の第六感は予感していたのかもしれない。
その時の桐乃がお袋や親父に会えばマズイなことになる、と。
事実、俺はリビングに通ずるドアを開けて間もなく、
なぜ階段で桐乃と別れてからすぐに自室に籠もり、
ヘッドホンを装着して大音量の音楽を流さなかったのかと後悔することになった。
所用
一時間以内に戻る
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:58:54.14 CmpqM4ez0
あああああっ
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 15:58:56.34 JQFVQAQc0
俺の息子が勃起を維持している間に早くするんだ
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:00:24.51 iTV5JlQS0
うんこか
381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:14:17.04 /yj59s5O0
おい俺の体内時計で一時間過ぎた
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:16:47.61 zNEkL7vFO
俺の体感時間では既に年が明けた
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:45:51.63 xgDlEjp7O
あれから一年と三カ月が経った
384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:46:32.05 o5WqvU+50
俺たちは精神と時の部屋に閉じ込められたのだった…
385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 16:51:38.35 89XBD/HqO
俺もうんこから帰還したぜ
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:12:15.06 UF/orDhrO
一万年と二千年前から黒猫を愛してる
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:12:24.60 Cjj8USSkI
あのぉ~お時間なんですケドぉ~ちょいいスか?
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:17:16.06 q798NYZ90
もう一つの俺妹スレ落ちてた...よかった。
こっちは全力支援
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:25:49.63 xgDlEjp7O
アニメとこのSSとを埋めるために
今日4~7巻を買ってきて読んじまった
>>1に僅かでもマージンが行けばいいのに
390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:35:07.84 6bruxdXk0
「心配かけて、ごめんなさい」
第一声、桐乃は素直に謝った。
娘の姿を認めるやいなや、お袋は曇らせていた顔をパッと明るくして、
「もう、どこに行ってたのよ?連絡もしないで」
「あやせのところ。連絡しなかったのは……忘れてただけ」
「携帯に電話したのは知ってる?」
「電池切れちゃってて、見てない」
どうして新垣さんのお家の電話を借りなかったのか、とか、
四六時中携帯を弄ってる桐乃が電池切れを放置しておくわけがない、とか、
色々言いたかったことはあるだろうに、お袋はうん、うんと頷いて、
「お腹はどう?空いてる?」
「ううん。晩ご飯食べさせてもらったから」
「そう……」
途切れる会話。俯く桐乃。気まずいってもんじゃねえ。
それまでアクションを起こさなかった親父が、静かに新聞を畳み、ガラステーブルの上に置いた。
お袋は場を和ませようとするかのように、乾いた笑い声を上げて、
「あ、そうそう。桐乃聞いて?
あと一時間経っても帰ってこなかったら、
お父さん、自分の職場に娘の捜索願出すトコだったのよ?」
391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:37:30.62 ImWzz2D40
きたー
392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:37:50.10 oMDXFNZF0
支援
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:38:05.35 +jrWaUNpO
あやせの家庭教師とこのSS読んだ
すごく面白い
1のオリジナルも読んでみたい(^-^)
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:52:08.37 kQ1m+X5X0
援
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 17:59:42.46 6bruxdXk0
「あはっ……おかしいね、それ……」
ぎこちなく応じる桐乃。
「マジかよ、親父……恥ずかしすぎんだろ……」
茶番だと理解しながら、俺もそれに乗っかる。
でも親父の目は、ちっとも笑っちゃいなかった。
自分をネタにされて怒ってるわけじゃない。
ただ、娘の不可解な行動のワケを、うやむやにする気がないだけで。
「桐乃」
地底から響くような声がした。
「な、なに?」
「なぜこんな時間まで、誰にも連絡を入れず遊び回っていた?」
「だ、だから……それは……ただ、忘れててただけで……携帯も電池切れちゃってたし」
とお袋に言った言葉をリピートする桐乃。
「嘘を言うな」
「……ッ、勝手に決めつけないでよ!」
「決めつけているのではない」
親父はよくできた酒豪だ。
自分が酩酊する酒量を知っていて、それ以上は決して呑もうとしないし、
事実、俺はこの人が会話もままならないほど泥酔したところを見たことがない。
つまり何が言いたいかというと、……いくら親父の体にアルコールが回ろうが、
犯罪者相手に培われた洞察眼は健在で、桐乃が真実を吐かされるのは時間の問題だってことだ。
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:16:44.69 xgDlEjp7O
星炎
397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:25:34.63 gTWeWEzzP
ほしゅのあき
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:29:15.05 6bruxdXk0
「さっき、新垣さんの家にいた、と言ったな。ご両親は家にいたのか」
「……いたケド……それが何?」
「お前は晩ご飯をご馳走になる前に、その旨を自宅に連絡するよう言われなかったのか?」
親父の言うことはもっともだ。
桐乃は下唇を噛み、スカートの前で絡めた両手をぎゅっと握りしめて、
「き、聞かれなかった」
「……そうか」
親父は眼鏡のレンズ越しに、鋭い眼光を桐乃に向けて言った。
「ならば新垣さんのご両親に、桐乃がご馳走になったお礼を兼ねて、
今お前が言った言葉が真実かどうか尋ねても問題はないな」
終わった。
桐乃の狼狽ぶりを見れば、桐乃が嘘を吐いていることは明らかだった。
コイツはあやせの両親に「お母さんとお父さんは揃って家を空けているんです」とかなんとか言って、
家に連絡する必要はないと思わせたに違いない。
親父はお袋に、電話の子機を取るように言った。
長年連れ添ったお袋は、こうなった親父がテコでも折れないことを知っている。
でも俺は、コイツが……桐乃が一方的に言い負かされて、言いたくないことを無理矢理吐かされるところなんて見たくなかった。
そりゃ俺だって気になるよ。
『なんで人に心配をかけるようなことをした?』
『こうしてこっぴどく叱られることは、分かってたはずだよな?』
問い詰められるモンなら、問い詰めてやりてえ。
でもさ、こんな顔してる桐乃に……今にも泣きそうになってる可愛い妹に、そんな真似できるワケねえだろうが。
「もういいじゃねえか、親父」
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:33:02.78 zZdhXm+T0
shien
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:33:30.47 zNEkL7vFO
他ならぬ京介がフォロー入れるとか死人に鞭打つも同然だな……。
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:35:07.01 xgDlEjp7O
親父と京介マジコンビプレー
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:35:25.66 kQ1m+X5X0
稲村シェーン→稲村支援→支援
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:48:53.31 gTWeWEzzP
支援がshine しね になりかけたお;;
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:57:45.67 6bruxdXk0
気づけば、お袋の手から子機をもぎとっていたよ。
親父の極道ヅラが俺を見据える。
正直言って、チビりそうになったね。昔の俺、スゲェよ。
こんな化けモン相手に、胸ぐら掴んで説教かまそうって気になれたな。
「京介、これはお前が口を挟むことではない」
「桐乃が無事に帰ってきたんだ。今日のところは、それでいいだろ」
笑いそうになる膝に力を込めて、親父の前に立ちはだかる。
今の俺は知っている。
ありえねえくらい頑固で、ありえねえくらい堅物の親父だけどさ、
必死に訴えかけりゃあ、伝わるモンはあるんだ。
「電話を寄越せ」
「嫌だね」
これがあの日の再現に近いことは、俺もあんたも分かってるはずだよな。
いいか、俺は折れねえぞ―と固く子機を握りしめたのも束の間、
親父は一切無駄のない挙止で俺の服を引き寄せ、ソファの上に引き倒した。
さすが、柔道有段者。勝てねえ。
ガラステーブルや床を避けてくれたのは、親父のささやかな優しさの表れか、と天井を見つめながら思う。
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:58:05.65 IWJPBLPa0
>>403
お前輝いてるよ
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 18:59:36.23 6bruxdXk0
飯
現在7/10
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:04:13.96 q798NYZ90
待~つ~わ
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:06:28.16 JQFVQAQc0
桐乃の舌をペロペロしたい
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:08:16.93 Uxkn7kdV0
桐乃に泣きながらデレられたい
410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:16:41.47 gTWeWEzzP
前半中盤後半の後半に差し掛かってるのか。うひひ
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:16:59.87 6bruxdXk0
>>404 訂正
こんな化けモン相手に、胸ぐら掴んで説教かまそうって気になれたな。 ×
こんな化けモン相手に、よく胸ぐら掴んで説教かまそうなんて気になれたな。 ○
これがあの日の再現に近いことは、俺もあんたも分かってるはずだよな。 ×
これがあの日の再現に近いことは、あんたも分かってるはずだよな。 ○
このミスは酷い
412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:19:44.78 JQFVQAQc0
嗚咽を洩らす桐乃を抱きしめて押し倒したい
413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:28:54.45 ImWzz2D40
もう7/10か…
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:34:34.65 6bruxdXk0
親父の手が、俺の子機を握りしめている方の手に伸びる。
渡してたまるかよ。
指が全部剥がされる前に、俺はもう片方の手で、親父の胸ぐらを引き寄せた。
「何、ムキになってんだよ」
「………なんだと?」
「どうして桐乃のことを信じてやれねえんだよ」
「なっ」
親父の鬼の形相が、ふっと真顔に戻り―。
「もうっ、やめてよっ!」
耳をつんざくような桐乃の絶叫が、部屋に響き渡った。
パサリと垂れた前髪の内から、透明の雫が落ちる。
「なんであたしのことで、兄貴とお父さんが喧嘩してんの……馬鹿じゃん……?
あたし、もう十五だよ……?あたしがどこに出かけようが、いつ家に帰ってこようが、あたしの勝手でしょっ……!」
リビングを飛び出す桐乃。
「待ちなさい!」
慌ててその背中を追うお袋。
「…………」
「…………」
後に残された俺と親父は、至近距離でお互いの顔を見つめ合い、同時に顔を逸らす。
ソファに仰向けになって、眼を瞑った。火照っていた頭が、急速に冷めていくのが分かる。
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:47:24.91 JQFVQAQc0
ぶっちゃけイブでも桐乃の妄想してたら全然寂しくないわ
マジで
いや、マジで
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:47:33.25 xBOoyBcA0
>後に残された俺と親父は、至近距離でお互いの顔を見つめ合い、同時に顔を逸らす。
ちょっと可愛いとか思っちまった俺はもう駄目かもしれん……
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:50:05.84 rZlAjqD10
うん。それはダメだと思うよ。
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:50:13.43 zNEkL7vFO
>>416
瀬名ちゃん可愛いよ、瀬名ちゃんは悪くないよ。
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:54:04.34 GlUWJp43O
投下が妙に遅いのは名瀬
420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:55:20.65 JQFVQAQc0
所で腐女子はレイプされたらどうなんの?
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 19:55:57.91 pO5YqZJgP
>>419
書き溜めてないから
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:02:27.23 6bruxdXk0
どっかと一人掛のソファに座り込んだ親父に、もはやあやせ家に電話する気は残っていないようだった。
静まり返った室内に、壁時計が時を刻む音が、やけに大きく響く。
「…………………………すまなかった」
へ?親父、今なんつった?
あー、分かった。幻聴か。
最近寝不足だったところに、体引っ繰り返されて脳味噌揺らされりゃ、幻聴がしてもおかしくねえわ。
「だから、すまなかったと言っている。
さっきは、桐乃を前後不覚に叱りつけた俺に非があった」
飛び起きたね。え……何……親父、ガチで俺に謝ってんの?
これ、夢じゃねえよな?現実だよな?
何も言わず独酌する親父。
哀愁漂うその姿を見ていると、急激に申し訳なさが募ってきて、
「俺も……さっきは、偉そうな口利いて悪かったよ」
「本当だ、このバカ息子が。
次に楯突いたときは、公妨で鑑別所送りにしてやる」
「それはマジで勘弁してください」
俺は言葉を選んで、親父に語りかけた。
「桐乃のことが心配な親父の気持ちは……よく分かるよ」
あいつが日本に帰ってきて、内心喜んでいた矢先に、
あいつが彼氏を連れてきて……まあ、結局それは無かったことになったんだけど……
親父に娘を失う恐怖を植え付けるには、十分すぎる出来事で。
娘の交友関係に必要以上に敏感になるのも、無理はねえと思う。
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:18:23.97 GeI+wmnF0
しえん
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:24:05.03 tkO9H7Tg0
④
425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:28:59.73 gTWeWEzzP
どっかと? どかっとかな?
ボキャブラリー少ない俺と、書き主さんの豊富な語彙力じゃ俺がおかしいかもしれん
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:29:02.49 /yj59s5O0
親父(´;ω;`)
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:30:41.85 KSXa1hYl0
書き手のこと好きになったかも(恋愛感情的に)
俺、男だけど
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:32:07.93 zNEkL7vFO
>>425
“どっかと座る”てのは別に変じゃないよ。
“すっくと立つ”なんて言い回しもあるし。
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:37:02.84 89XBD/HqO
>>425
おい
それじゃ"ぼっき"は"ぼきっ"じゃないとおかしいだろ
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:37:43.73 6bruxdXk0
でもさ。御鏡が家に来たときの話を蒸し返すつもりはねえけど、
「あいつは俺や親父が思ってるより、ずっと大人なだよ。
あいつが何も言わずにこんな時間まで遊びに出てたことには、
きちんとした理由があって、それを親父に言えなかったのにも、それなりの理由があって……。
その理由をハナからやましいことだと決めつけて、頭ごなしに叱るのはどうかと思うんだよ」
「では、もしも桐乃が嘘をついた理由が、男との逢い引きを隠すためだったとしたら、どうするのだ?
都合よく騙され、手をこまねいて見ていろと言うのか?」
「そうだよ」
「なっ……そんな馬鹿な話があるか!」
カッと両眼を見開き、怒りを露わにする親父。
そんなに怖さを感じなくなったのは、耐性が出来てきたからかもしれねえな。
「もしも桐乃に、マジで好きな男が出来たらさ、ぜってぇ家に連れてくるよ。
この前みてえにさ……。親父もあいつの性格知ってるだろ?
最初は隠せてても、そのうち我慢できなくなるに決まってんだ。
んでもって俺たちの役目は……、その時に桐乃の彼氏がどんな奴か、
桐乃を本当に幸せにできるのか、見極めてやることだと思うんだよ」
親父は水面に顔を出したカバみたいに、むふぅ、と荒い鼻息を吐いて、
「………ふっ」
笑った?親父が?
おいおいおいおい、今日の親父はどうしちまったんだよ。
手近にカメラが無いのが悔やまれるね。
親父の純朴な笑顔なんて、ガキの頃に見た以来だよ。
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:40:50.91 l4/QmymiO
親父「ぬふぅ」
432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:44:05.58 kQ1m+X5X0
(すんま)しぇーん
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:47:33.87 GlUWJp43O
いいおやじ わるいおやじ そんなのひとのかって
やはりおやじは萌えるな
434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 20:55:00.97 6bruxdXk0
「お前はよくできたバカ息子だな」
誉められてるのか貶されてるのか分からねえよ、それじゃ。
逸らしていた視線を戻すと、親父の顔は元の仏頂面に戻っていた。
俺は腰を上げて、部屋に戻ることにする。
「勉強してくる」
リビングのドアに手を掛けたその時、背中に声がかかった。
「待て、京介」
「……?」
「俺には、最近、桐乃の考えていることが分からん」
今までは分かっていたような口ぶりだな、と言えば顔面に鉄拳が飛んでくるのは自明の理、
「へえ」
と無難に相づちを打つ。
「桐乃に歳が近いお前の方が、桐乃の機微を理解してやれることも多いだろう」
「さあ、どうだろうな」
「………任せたぞ」
任されても困るっつうの。
俺は今度こそリビングを出かけて、言い忘れていたことを思い出した。
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:07:05.32 GlUWJp43O
支援
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:08:20.27 JQFVQAQc0
泣いてる桐乃をぎゅっと抱きしめてベロチューしたい
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:09:11.06 FT4r5jZD0
前スレから読んで追い付いた
今まで黒猫大好きだったけどきりの大好きになってしもうた
黒猫ときょうすけの恋愛シーンだとニヤニヤできなくなってしもうたぞ・・・・
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:14:27.67 6bruxdXk0
「親父」
「なんだ?」
「彼女が出来たんだ。また今度紹介する」
親父はぽかんと口を開けていたが、
やがて色んな感情を綯い交ぜにしたような顔になり、くいっと酒を煽ると、
「……そうか」
と呟いた。え、反応それだけ?
「自室で勉強するのだろう?早く行け」
すげない言葉に背中を押され、リビングを出る。
ま、こんなモンだよな。
可愛がってる桐乃と違って、出来の悪い長男に彼女が出来ようが出来まいが、親父の関心事にはなり得ないんだろうよ……。
親父が詮索してこなかった理由は他にあるって?
分かってるさ、それくらい。
風呂
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:16:57.11 tkO9H7Tg0
>>437
一ついい言葉があってだな
「それはそれ、これはこれ」
桐乃も黒猫もどちらもおkってことだな
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:17:57.50 VspUmlqaO
黒猫が男だったら万事解決だったのに
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:19:16.71 GlUWJp43O
なぜなにどうして
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:20:43.89 ImWzz2D40
母親の反応が気になるな
443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:22:48.66 JQFVQAQc0
成長した黒猫に邪気眼の事で延々といじめたい
そして涙目になった黒猫に優しくキスして押し倒したい
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:28:40.86 VspUmlqaO
>>443
お前ペットと何やってんの?
瑠璃ちゃんは俺の隣でベッドに寝転んでデバッグしてるよ
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:29:34.34 iPl3J+xV0
え
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:30:50.07 JQFVQAQc0
>>444
瑠璃 + 邪気眼 = 黒猫
沙織 - めがね = 美人
俺妹の基本公式だ、覚えておけ
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:31:14.67 ImWzz2D40
とりあえず桐乃は頂く
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:33:30.50 kQ1m+X5X0
じゃあ、あやせは俺が…。うわなんだおまえやめくぁwせdrftgyふじこlp
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:43:50.07 zNEkL7vFO
こういう時に麻奈実は競争率が低くていいな。
そんなわけで麻奈実は貰っていきますね。
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:49:05.42 f7AbkLrAO
黒猫ってなんかいじめたくなるよな 逆にあやせはいじめられたくなる
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:50:29.89 ajf/pN/60
黒猫は涙が似合うよね
いや、幸せにはなってほしいんだけどね
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:51:27.77 HxI3ObK00
>>449
真奈美?そんなキャラいたっけ?
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:53:56.59 29F4pjhRP
>>450
あやせみたいのを家畜化していく楽しみもあるじゃないか
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 21:58:54.56 JQFVQAQc0
>>449
お前に地味子は渡さん
俺の方が絶対あいつを大事にする
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:04:13.74 zNEkL7vFO
>>452
麻奈実だヴォケ。屋上。
>>454
いいや、もはや彼女を幸せにできるのは俺だけだね。
456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:05:44.97 PfUmL5DH0
加奈子はいじめたくなるしいじめられたくなるユーティリティキャラ
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:12:40.49 T7PAAwehO
おいついた
クリスマス前に死にたくなった
458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:13:26.51 f7AbkLrAO
>>453
あやせは清楚な女の子だから家畜になんかならないもん!
やっぱいじめるなら黒猫だな。黒猫に首輪つけて飼い馴らしたい。
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:16:28.26 JQFVQAQc0
>>455
地味子が欲しければ俺の屍を越え行け
460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:17:03.26 XmwBRUCzO
あやせに首輪つけられて飼い慣らされたい
461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:23:16.72 6bruxdXk0
色々あって戻ってこれるの12時くらいになりそう
ごめん
462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:23:18.17 ImWzz2D40
桐乃ってなんで地味子嫌ってんの?
単なる嫉妬?
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:24:05.93 pO5YqZJgP
>>462
じゃね
464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:25:44.42 sYDrHwZFO
俺明日誕生日なんだけど今までの人生振り返って本気で泣いた
それでこのSSでまた泣きそう...
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:25:58.33 zNEkL7vFO
>>459
まずは地味子と呼ぶのを止めな。麻奈実と呼べ麻奈実と。
だがお前の愛は確かに伝わった。
ならばこそ俺はお前を倒し愛をつかもう。
466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:27:01.17 JQFVQAQc0
桐乃が泣いてる所を抱きしめてナデナデしたい
黒猫をイジメて泣いちゃった所をナデナデしたい
地味子は特に理由はないけどナデナデしたい
詩織が眼鏡を外して恥ずかしがってる所をナデナデしたい
あやせを性奴隷にしてレイプ目になった所をナデナデしたい
加奈子をしばきまくって天井に吊るしてニヤニヤしたい
467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:28:58.85 ImWzz2D40
>>464
イブが誕生日か…
とりあえずおめでとう
(*・ω・)っc■
コーヒードゾ
468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:30:55.72 JfWwYC0JO
あやせと京介が結婚したSSを書いてくり
娘に嫉妬するあやせみたいな
469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:34:59.10 uDXRpnRe0
桐乃も黒猫もあやせも沙織も加奈子もブリジットちゃんもみんないじめたくなるな
俺妹のキャラはいじめたくなるキャラばかりで困る
470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:37:50.50 sYDrHwZFO
>>467今年一番始めにおめでとう言ってもらった
俺、感無量
471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:38:07.77 VspUmlqaO
黒猫は限界まで追い詰めてぽろぽろ涙を流す姿が一番かわいい
マジな話
472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:38:47.85 f7AbkLrAO
桐乃は嫌がるのを無理矢理押し倒してキスしたい 普段は強がってるけどやっぱり女の子なんだねとか言っていじめたい
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:40:08.08 JQFVQAQc0
これまでにないくらいにお前らに共感できる
474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:40:17.46 f7AbkLrAO
>>471
俺と同じこと考えてんのっているんだな 安心したわ
475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:40:47.20 Uxkn7kdV0
>>470
おめでとう
つい先日誕生日を迎えた俺も一緒に泣いてやるよ
476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:44:06.80 PfUmL5DH0
アニメは黒猫が打ちのめされて泣くとこがなくてちと残念だった
黒猫には泣いてほしくないのに泣いてるの見ると可愛いと思ってしまうジレンマ
477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:51:37.39 hEFitnBl0
>>470
おめでとう。
ちなみに俺は今日誕生日だったんだ・・・
478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:54:10.54 o5WqvU+50
天皇さんちーっすwww
479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:56:03.46 zNEkL7vFO
麻奈実に膝枕してほしい。
お礼に肩を揉んであげたい。
そのまま後ろから抱きしめて、
耳元で「好きだよ」って囁いて、
真っ赤になった顔を振り向かせて優しく唇を重ね、
クリスマス・イヴ・イヴ・ミッドナイトに俺は何を言っているんだろうね。
いいよ、今年も妄想で生きつなぐのさ。
480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 22:59:23.20 ImWzz2D40
>>477
桐乃「お、おめでとう、バカ兄貴…」
黒猫「おめでとう、兄さん」
沙織「おめでとうでござる、お兄様」
麻奈美「おめでとう、お兄ちゃん」
あやせ「おめでとうございます、お兄さん」
481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:00:17.01 sYDrHwZFO
>>477
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:00:29.52 HxI3ObK00
>>470>>477
二人ともおめでとう
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:01:13.46 sYDrHwZFO
>>477
>>480
なんか羨ましいぜ!
みんなありがとう!
484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:01:34.44 VspUmlqaO
急にエヴァスレになったな
485:おめでとう
10/12/23 23:04:27.80 JQFVQAQc0
こんなトコで愚痴ってんじゃねぇよ、キモイな
486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:07:43.78 gIETC0Lz0
そんなことよりレモンガスのCMソングが頭からはなれない
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:09:54.50 lKVX+VafI
そんなことよりスレストされた俺芋SSスレの今後の動向が気になる
488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:10:05.76 xgDlEjp7O
そんな事より瀬菜ちゃんが世界一可愛い
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:10:45.15 uDXRpnRe0
>>487
kwsk
490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:11:34.88 2f3K2rPi0
>>477
京介「おめでとう、お兄ちゃん」
491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:12:37.37 f7AbkLrAO
>>487川崎
492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:18:25.78 lKVX+VafI
>>489
桐乃「あたしのアニキが東方仗助なはずがない!」
493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:26:57.38 kQ1m+X5X0
もう寝ちまったのか?
494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:32:37.09 xgDlEjp7O
>>493
>>461
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:37:11.94 kQ1m+X5X0
あ、外出か…。by493番で書いた人
>>464 俺と誕生日一緒じゃねぇか、偶然だな。とりあえずおめでとう。
カキコみたけど、俺もあやせにいじめられるか…逆にいじめるかすっげぇ悩むな…。
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:38:15.75 ImWzz2D40
最初いじめられて
途中キレていじめる
これ最高
497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:41:20.32 lKVX+VafI
>>491
川崎って何?製作じゃないよね
498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:43:08.05 iVMDPxgn0
あ、ジョジョの落ちてたのか
499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:47:02.41 ImWzz2D40
カワイイ
URLリンク(beebee2see.appspot.com)
500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:48:39.27 JQFVQAQc0
>>499
黒猫には泣きぼくろがあんだよ
501:xcvgfh
10/12/23 23:49:52.16 XfKmq2JO0
sだfvdgbfhj
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:50:43.84 wXNAfxRs0
>>499
70点ぐらいを与える
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:52:37.51 PfUmL5DH0
3次元にしては可愛い…と、言ったところだな
504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:56:37.37 ImWzz2D40
もう一枚うりゃ
URLリンク(beebee2see.appspot.com)
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:57:36.52 wXNAfxRs0
>>504
みれん
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:58:30.09 mDJrDxquO
風呂長くね
507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/23 23:59:29.01 JQFVQAQc0
下手なコスプレとかマジ勘弁
桐乃なんて超絶天使じゃなきゃ三次は単なるビッチにしかみえないだろ
508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:01:54.88 Jm2PegOu0
>>507
桐乃は確かに虹でしか映えない存在。
黒猫は容姿だけならいると思う
509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:07:12.52 YHx7Vk6l0
>>1が来たのかと思ったらどこの誰とも知れんやつにおめでとうとかマジどうでもいい
510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:14:59.28 f4zmL0Oi0
クリスマスはラブホ俺妹オフやんの?
511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:31:00.71 GQjBgs+10
駅から出ると、電車に乗っているときは本降りだった雨が、小止みになっていた。
一応黒の折り畳み傘をショルダーバッグから取りだし、いつでもさせるようにしておく。
もう片方の手で携帯を弄り、BeegleMapという地図検索サイトにアクセス、
住所を入力すると、ものの数秒で駅から目的地までの最短ルートが表示される。
良い時代になったもんだよな。
雨に濡れたアスファルトを歩くこと十分。
俺は古式蒼然とした平屋の前で足を止めた。表札には『五更』の文字。
インターホンを押すと、
「どちら様ですか?」
普段より高いトーンの声で瑠璃が答えた。
「俺だよ」
「………少し待っていて」
512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:32:26.48 59KUeQ0U0
イブからクリスマスにかけて俺妹全話見返そうと思ってるけど
桐乃がかわいすぎて胸とチンコが痛い
513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:33:39.24 zbKi8M+VO
>>512
あんまりだと赤玉出るぜ
514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:39:22.36 vOTam5oB0
>>509
いや、流石に天皇は祝わなきゃだろ
515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:49:40.88 wgx19cGI0
iPhoneアプリ持ってるやつ、起動してみ
516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 00:58:42.60 GQjBgs+10
俺はインターホンから顔を離し、改めて平屋―瑠璃の家―を眺めた。
壁の漆喰はところどころ剥がれ、屋根瓦は褪せて砂色になっていて、
素人目にも、かなり古い建物であることが分かる。
キコキコという甲高い音が聞こえて、視線を下ろすと、瑠璃が小さな鉄門の閂を外しているところだった。
「さ、入って頂戴」
「あ、ああ……でも、その前にひとつ聞いていいか?」
俺は瑠璃が着ている、白のラインが入った臙脂色の服を見つめて、
「なんでジャージ?」
しかもしれ、市販の奴じゃなくて中学校の指定ジャージだよな。
瑠璃はむっと頬を膨らませ、
「こ、これは部屋着よ。
機能性に富み着用者の運動を妨げない、最高の衣類だと思わない?」
まあ、確かにその通りだけどよ……。
「あっ、それ」
俺は瑠璃の胸元で笑う黒猫のワッペンを指さし、
「瑠璃が自分で着けたのか?」
「よく気づいたわね。でも、勘違いしないで頂戴。
これは決して繊維の解れを隠すためのものではなくて、
わたしが闇の眷属であることを証明するのと同時に顕界への影響を抑えるための封印具だから」
ああそう。
517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:01:15.25 59KUeQ0U0
いや、さすがに彼氏が家に来る時くらいおしゃれするだろう
だがこれもいい
518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:01:32.38 zeB+YbNt0
>>470
>>477
2人ともおめでとう!
>>515
選択肢wwww
519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:01:45.21 d0pGGJmj0
キター
520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:04:05.30 oQWRj+ZfO
>>515 みんなに教えてやろうと思ったら既にwwww 俺はデートにしたよ たまに選択肢出るよな
521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:25:59.15 Jm2PegOu0
それにしても俺の初恋の相手が妙に黒猫似なのには驚いた
522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:39:09.23 GQjBgs+10
瑠璃は「分かればいいのよ」と満足げに頷き、俺を家に請じ入れてくれた。
さて、今更ながら、俺が瑠璃の家にやってきた理由を説明しておこう。
初デートから二日が経ち、俺は二回目のデートを提案したのだが、その時に瑠璃が宣った台詞がコレである。
『明日は……家に親がいないの……それで、あなたさえよければ……わたしの家に来てもらえないかしら?』
クラリとしたね。
お前マジで言ってんの?いくらなんでもそれは早すぎじゃね?俺にも心の準備ってモンが……。
『母さんが一日仕事に出ていて、妹の面倒を見なければならないのよ』
脳髄を沸騰させていた自分が恥ずかしくなったよ。
でもさあ、あんな言い方されたらエッチな想像しちゃうよね?
ガラガラと引き戸を閉め、土間で靴を脱ぐ瑠璃。
「お邪魔します」と挨拶して、その後に続く。
俺が歩くと盛大に軋む床板の上を、瑠璃は足音ひとつ立てずに進み、やがて右手の襖を開けた。
するとそこにいたのは、
1 五更家の次女と三女だった
2 五更家の三女だった
>>525
描写配分分岐
黒猫シスターズはアニメ9話準拠です 寝る
523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:39:26.07 LLpEixng0
ktkrkskst
524:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:40:32.93 RrUWiY9X0
寝るのか
安価なら下
525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:40:51.60 Jm2PegOu0
1
526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:43:21.04 LLpEixng0
次女がどう書かれるのか楽しみだぜ。おつー
527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:45:19.73 fuKIcvr+O
乙です
おやすみっした
528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:46:24.74 VIikMdAhP
でーとにしたぞーーー
URLリンク(beebee2see.appspot.com)
脱獄厨すまんな
529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:55:42.50 oQWRj+ZfO
福岡 アニメ開始だぜ
530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 01:59:26.56 wgx19cGI0
>>529
忘れてた
サンキュー
531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 02:25:21.56 ZwEmQgcr0
最終回見終わった@福岡
いや、行けよアメリカ
532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 02:26:47.42 wgx19cGI0
>>531
えっ?
って感じの終わり方だったな
あと黒猫の「もうすぐ変わる」ってセリフが気になった
533:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 02:28:56.72 EJRJYNjX0
アニメのTrueルートでアメリカちゃんと行くから無問題
534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 02:33:22.14 ZwEmQgcr0
>>533
あぁそうなるのか。てっきりテレビ最終回でアメリカ飛んで終わって、ネット配信の分で黒猫の話→桐乃連れ戻してendかと思ってた
>>532
「先輩」に変わるってこったろう
535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 03:00:02.25 vBhpMVDl0
iOSアプリの桐乃が可愛くて思わず撫でてしまった
子供じゃないんだからやめてよだって可愛いなあもう
536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 03:02:09.61 Jm2PegOu0
黒猫こそ至高
桐乃もまあまあいいけどな
沙織はキャラがいい
あやせはヤンデレ要素があるからこそ映える存在
地味子のいい所を誰か上げてくれ・・
537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 03:02:22.30 U581m2n20
>>535
何それ素晴らしいな
iphone欲しくなっちまったじゃねえか
538:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 03:27:06.13 vBhpMVDl0
>>537
さっさとiPadでもiPod touchでもiPhoneでもいいから買ってくるんだ
539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 04:11:20.07 PaQq8Mvk0
ほっしゃん
540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 05:06:34.79 6HB5ZXiAO
メリクリ
541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 05:49:03.44 HjjcmoMbO
ただまあ残念なのはアニメのtrueも桐乃エンドなとこだな
542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 05:54:07.83 NCIhRLvx0
>>541
二期に期待
無いだろうけど
543:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 06:01:37.51 djIS27FvO
最近は人気あったかどうか謎の作品でも二期あったりするからそのうちやる気もする
544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 06:22:22.44 HjjcmoMbO
桐乃も好きなんだけどなぁ・・・ 原作も桐乃エンドっぽいし
545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 08:15:49.76 bTLoqjL70
保守すればクリスマス中止と聞いて
546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 08:39:56.12 VIikMdAhP
TBSでクリスマス中止の速報でた
547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 08:51:36.67 Fd6AcgE2P
NHKも見ろ!
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 09:03:38.74 7yA82HFy0
やったぁ~…クリスマス中止だぁ~…
はぁ…
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 09:58:54.74 GQjBgs+10
クリスマスなんてなかった
550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:05:19.15 vBhpMVDl0
>>543
それ二期じゃなくて分割の二クール目じゃ・・・
551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:32:18.22 i5s71A50O
規制解除きたか?
ってか、ここは俺妹のSSまとめ的なスレでおっけー?
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:35:00.02 aG58HJ9ZP
>>551
?
一人の作者による現在進行形だが
553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:38:48.10 i5s71A50O
>>552
サンクス
じゃあ投下するなら別スレか
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:41:22.71 aG58HJ9ZP
>>553
そうだな
たのしみにしてるわ
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 10:50:03.50 VIikMdAhP
>>553
わかりやすいスレ名にしてくれな!
556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:08:36.43 YHx7Vk6l0
投下するなら製作速報のスレでもいいぞ
VIPに立ちすぎるとまたスレストされかねない
557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:12:09.07 i5s71A50O
>>554>>555
新しいスレを立てるほどの量がなかったりするんだけどな……
リアの他に、もう一つくらい作っておくよ
じゃあ、失礼しました
558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:27:56.79 GQjBgs+10
五更家の次女と三女……でいいんだよな?
身長と顔つきから判断するに、
やや茶色がかったセミロングの髪をツインテールにしてるのが次女で、
真っ黒な髪を肩口で切りそろえ、おかっぱにしているのが三女だろう。
「こ、こんちわ~」
なるたけ愛想の良い笑みを浮かべてみたが、
二人ともぽかーんと口を開けて、突然の闖入者に驚きを隠せない様子だ。
おい瑠璃、俺が来ることは話してなかったのかよ!
「ル、ルリ姉……この人がもしかして……?」
次女が酸欠に陥った金魚みたいに口をパクパクさせて、姉に問いかける。
瑠璃は軽く頬を朱に染めながら、尊大に頷き、
「ええ、そうよ。この人の名前は高坂京介。わたしの、か、彼氏よ」
「ホントにいたんだ!……えーウッソー、すっごぉい。絶対またルリ姉の見栄っ張りだと思ってたのに!」
次女はととと、と俺の近くに寄ってくると、矯めつ眇めつ俺の顔面を眺め、
「へぇ~、これがルリ姉の彼氏かぁ~。
あ……自己紹介遅れてすみません。あたし、ルリ姉の妹の―」
瑠璃、という長女の名前から想像はついていたが、小難しい漢字の名前だな。
559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:30:14.28 fOroy/93O
うえるかむ。
560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:33:31.34 VuJPBXEDO
世の中のカップルを爆散させたく成る程激甘展開希望
561:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:37:03.84 TZZkBXztO
>>560そんなとこしたら桐乃が可哀想じゃねーか馬鹿やろう!
死ね!
その路線でお願いします...
562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:37:28.84 aG58HJ9ZP
この時間から更新だと!?まさか一日中書くつもりか!
イブに残業ケテーイ
563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/12/24 11:44:40.49 UTf6CGiCO
うおお!オラわくわくしてきたぞ!京介と黒猫のイチャイチャライフを桐乃にみせつけてやれ!