【川崎】エレガンス学院 41時限目【堀の内】at SOAP
【川崎】エレガンス学院 41時限目【堀の内】 - 暇つぶし2ch378:名無しさん@入浴中
10/01/30 14:14:30 6XzrD4JD0
社会における歴史と現状 [編集]
日本国外での歴史 [編集]
19世紀までも、重度の知的障害者がいた事は確実である。しかし、軽度の知的障害者の場合は、あまり支障なく社会生活を送れていた
ことが多かった。しかし、近代的な学校制度が普及するにつれて、年齢基準の学年編成では、どうしても付いていけない
児童の存在が明らかになってきた。そしてそういった児童生徒には、単純に怠けていたり、学業への興味がなかったりするために
成績が悪い生徒と、努力しても成績が悪い生徒の二種類があるということも段々気付かれてきた。1905年に、
フランスのアルフレッド・ビネーが世界初の知能検査を公表したが、これ以降、知的障害の児童は、厳密な診断のものさしで区分
されることになった。ビネー死後、知能検査はさまざまな心理学者によって改良され、現在では知能指数を基にして知的障害を
判定するようになった。
ナチスの障害者政策、福祉国家スウェーデンの不妊手術発覚など、諸外国でも知的障害者は社会的に抑圧されていたが、
ピープル・ファースト運動などによって自立の機運が高まっている。



379:名無しさん@入浴中
10/01/30 14:14:51 6XzrD4JD0
日本での歴史 [編集]
知的障害者福祉は民間から始まった。明治20年代に立教女学院教頭の職にあった石井亮一が、孤女学院を開設したことにはじまる。
濃尾大地震の震災孤女を引き取った亮一は、孤女の中に知的障害児がいたことで強い関心を示し、アメリカへの二度にわたる留学を経て、
日本初の知的障害者福祉施設滝乃川学園を開設したのが、日本における知的障害者福祉の先鞭である。亮一は、夫人筆子とともに
知的障害者福祉事業に生涯をささげ、後には日本精神薄弱児愛護協会を設立し、その活動を広く啓蒙しようと尽力した。
戦後、政府による知的障害者福祉への取り組みが実り、現在は国内に3600を数える施設が運営されている。
重度障害児には就学免除などが強制的に適用されていたが、養護学校は1979年に義務教育の学校となり、重度障害児も入学可能となった。
また、近年は統合教育への流れも起きている。21世紀に入り、特別支援教育の制度の改革が始まっている。
知的障害者基礎調査によると、平成17年の時点で日本国内の知的障害者は、推計547,000人。
公的支援 [編集]
知的障害があると認定されると療育手帳が交付され、各種料金の免除などの特典が与えられる。自治体によって、「愛の手帳」や
「緑の手帳」などの名称がある。また、障害年金や特別障害者手当などの制度もある。
知能指数の分布から予測すると、IQ70以下の人は2.27%存在するはずなので、理論的には日本の知的障害者数は284万人になる。
しかし、公的に知的障害者とされている人は推計41万人であり、実際に存在するはずの障害者数と比較すると6分の1ないし
7分の1であり、著しく少ない。また、上記の41万人のうち84%が療育手帳所持者であるが、軽度・中度の手帳の所持者が55%、
重度・最重度の手帳の所持者が45%であり、理論上の出現頻度は障害が軽いほど多いので、それを考慮すると、
軽度・中度の手帳所持者は実際の軽度・中度の人数のうちのごく一部であると考えられる。こういった乖離(かいり)の原因としては、
特に障害が軽い場合、学校や生活での不便は感じていても、障害認定を受けられる可能性に気付かない場合や、
世間体や自尊心を保ったり、いじめを懸念したりするためにあえて申請しない場合などがあるためであろう。
境界例もしくは軽度の場合、思春期~成人になって初めて診断されるケースもある。


380:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:01:41 SzCKos8c0
知的障害者関連の犯罪 [編集]
イギリスでは「適切な大人」という名の知的障害者の裁判支援要員が制度化されている。一方、「問題行動」によって被害が発生する場合
もあり、「地域社会で十分な受け皿が整っていないにもかかわらず、拙速なノーマライゼーションが実践されたため」と見る向きもある。
元衆議院議員の山本譲司は不正受給問題で懲役刑を受けた時の体験から『獄窓記』という書籍を出版し、刑務所内の知的障害者の比率が
一般社会と比べて異常に高いと指摘している。著書『累犯障害者』の中で山本は、実社会では生きるすべを持たない知的障害者たちが、
繰り返し犯罪を犯しては刑務所に戻ってくる様を克明に描いている。服役囚全体の4分の1が知的障害者である現実を伝えている。
実例 [編集]
甲山事件
西宮市の知的障害者施設で園生(当時の呼称)の死亡事故が発生し当初は事故として扱われたが検察審査会の決定により再捜査。
保母(当時の呼称)の女性が「貯水槽に突き落とした」とされ、検察の取り調べ時に園生から有力な証言が得られたとして起訴された事件。
第二次控訴審で無罪が確定。
野田事件
千葉県野田市で起きた幼女殺害事件に際し近くに住む知的障害を持つ青年(当時)が犯人として逮捕された事件。
裁判では無実を主張したが、一・二審共に懲役12年の有罪判決。最高裁に上告をするが棄却され刑が確定し1994年に
刑期満了で出所している。
水戸事件
水戸市の段ボール加工業者が住み込みで働いていた知的障害者を虐待した事件。同社は障害者雇用の優良企業として
評判が高かったが内部では知的障害者に対して激しい虐待を行なっていたため大きな社会問題になった。
東金市女児殺害事件
千葉県東金市で全裸の幼女が倒れているのが発見され、病院で死亡が確認された。現場近くのマンションに住む
知的障害の男が死体遺棄容疑で逮捕された。男は後に殺人容疑で再逮捕された。[2][3][4]


381:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:02:19 SzCKos8c0
脱施設化 [編集]
宮城県などを中心として、障害者コロニーを解体するという脱施設の流れが高まっている
(「解体」は当時の宮城県知事であった浅野史郎の表現)。これには賛否両論があり、「崇高な理念によるものではなく
、財政節約が目的である」との声と、「ノーマライゼーションの実践である」との声がある。

知的障害の分類 [編集]
原因による分類 [編集]
病理的要因
ダウン症候群などの染色体異常・自閉症などの先天性疾患によるものや、出産時の酸素不足・脳の圧迫などの周産期の事故や、
生後の高熱の後遺症などの、疾患・事故などが原因の知的障害。
脳性麻痺やてんかんなどの脳の障害や、心臓病などの内部障害を合併している(重複障害という)場合も多く、
身体的にも健康ではないことも多い。染色体異常が原因の場合は知的障害が中度・重度であることが多く、
外見的には特徴的な容貌であることも多い。
生理的要因
特に知能が低くなる疾患があるわけではないが、たまたま知能指数が低くて障害とみなされる範囲(IQ70または75以下)
に入ったというような場合。生理的要因の知的障害がある親からの遺伝や、知的障害がない親から偶然に知能指数が低くなる
遺伝子の組み合わせで生まれたことなどが原因である。合併症はないことが多く、健康状態は良好であることが多い。
知的障害者の大部分はこのタイプであり、知的障害は軽度・中度であることが多い。「単純性精神遅滞」などともいう。
心理的要因
現代日本ではあまり見られないが、養育者の虐待や会話の不足など、発育環境が原因で発生する知的障害。リハビリによって
知能が回復することが可能。関連用語に「情緒障害」がある[5]。また、離島や山岳地帯や船上などの刺激が少ない環境で成育した児童の場合も、
IQが低い場合が多い(知能指数#生活環境参照)。IQテスト自体○や△など抽象的な図柄を見分けるといった文明社会に馴染んだ者にとって
有利な問題となっている。従って、都会生活を経験したことのない先住民族などには不利な評価が下されることになる。このことは意図的に
アメリカで有色系移民を排除する目的で誤用されたことがある。


382:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:02:50 SzCKos8c0
知能による分類 [編集]
基本的には、知能指数が100に近い人ほど人数が多い。しかし、知能検査の種類によっては最重度まで正確な存在数比率を出せない場合も
あるため、問題となっている。
教育の分野では、軽度の生徒を「教育可能」、中度の生徒を「訓練可能」と分類していた時代もあったが、これは障害が重い人に対して
先入観を与え、可能性を奪うものとして今では全く用いられていない。
ボーダー(境界域)
知能指数は70~85程度。知的障害者とは認定されない場合が多いが、認定されないために支援を受けられずに、かえって厳しい状況に
おかれることもある。
軽度
知能指数は50~70程度。理論上は知的障害者の約8割がこのカテゴリーに分類されるが、本人・周囲とも障害にはっきりと気付かずに
社会生活を営んでいて、障害の自認がない場合も多いため、認定数はこれより少なくなる。生理的要因による障害が多く、
健康状態は良好であることが多い。
中度
知能指数は35~50程度。
重度
知能指数は20~35程度。大部分に合併症が見られる。
最重度
知能指数は20以下。大部分に合併症が見られる。寝たきりの場合も多い。しかし運動機能に問題がない場合もあるため、
多動などの行為が問題になる場合があり、「動く重心児」という呼び方をされ、施設解体の流れでどうなるかや、ケアの仕方が問題となっている。
大島分類表 [編集]
運動能力と知能指数による分類として、大島一良による大島分類が使用されている。下記の表は大島分類の表に障害別の大まかな分
布範囲を表記したものであるが、個人差があることに注意されたい。
知的障害とその他の発達障害の関連 [編集]


383:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:04:47 SzCKos8c0
知的障害とその他の発達障害の関連 [編集]
知的障害と自閉症 [編集]
「自閉症」という障害は、知的障害があるもの(狭義の自閉症)と、知的障害がないもの(高機能自閉症・アスペルガー症候群)
に便宜的に分類されているが、その他の関連した障害を含めて自閉症スペクトラムという連続した障害と捉えることがかつて提案された。
広汎性発達障害という用語がほぼ同義語として機能している。知的障害は、知能面の全体的な障害であり、
自閉症の本質であるコミュニケーション障害は、対人関係面を主とした障害である。昔から知られている種類の自閉症は狭義の
自閉症のことであるが、これはコミュニケーション障害と知的障害が合わさったものである。近年知られてきた種類の自閉症である
高機能自閉症は、コミュニケーション障害のみであり、知能指数の全体平均は知的障害の域に達しない。しかし、知能指数を要素別に
計測すると、各要素間に大きな差が見られる。
知的障害と学習障害 [編集]
学習障害は、読み・書き・計算など学習面の一部、または全部に困難さがあるが、会話能力・判断力などの知能の他の面では障害がない。
知的障害の場合は、学習面も含めて、知能面など全般的に困難さがあり、その点が違っている。ただし両者は相容れないものではなく、
例えば軽度の知的障害者が、学習面で重度の困難があるような場合、知的障害と学習障害を合併しているといえる。

解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい)は解離性障害の一種で、虐待などの強い心的外傷から逃れようとした結果、
解離により一人の人間に二つ以上の同一性または人格状態が入れ替って現われるようになり、自我の同一性が損なわれる疾患。
略称はDID (Dissociative Identity Disorder) である。


384:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:05:40 SzCKos8c0
なお、一般に使われている「多重人格(たじゅうじんかく)」(もしくは「二重人格(にじゅうじんかく)」)という語は必ずしも
この疾患を指しているとは限らない。かつてはこの疾患を多重人格障害(略称MPD, Multiple Personality Disorder)と呼んでいたが、
これはDSM-IIIにおける旧称、または、ICD-10における呼称である。発症原因に不明の部分が多く、現象論ばかり展開される傾向に
あるので予断は禁物である。
この項でこの疾患と書いた場合、便宜的に解離性同一性障害のことを指すこととする。また、斜体の言葉については、
用語の節に説明を付す。
概要 [編集]
多重人格障害の旧称が表す通り、明確に独立した性格、記憶、属性を持つ複数の人格が1人の人間に現れるという症状を持つ。
ほとんどが人格の移り変わりによって高度の記憶喪失を伴うため、診断が遅れたり、誤診されることが非常に多い疾患である。
つまりは精神科医療の分野でも正確な知識を持たない医師、臨床経験が無い医師が多く、精神科で受診しても治療不能となる
場合も多々あるのが現状である。
解離 [編集]
詳細は「解離性障害」を参照
解離とは、記憶や意識、知覚など、本来ならば一人の人間が連続して、かつ、統合して持っているべき精神機能がうまく統一されていない
状態を指す。白昼夢に耽ってふと我を忘れるのは軽い解離の一例である。
一方、人間は想像を絶する苦痛に見舞われた場合に防衛機制として解離を起こすことがある。痛覚などの知覚や、記憶、
意識などを自我から切り離すことによって苦痛から逃れるのである。現実逃避と混同されがちだが、現実逃避が単なる精神的遁走で
あるのに対し、解離は実際に痛みを全く感じなくなったり、苦痛の記憶が丸ごと消失したりする点で大きく異なる。
同一性 [編集]
人間は成長するに従って、その身体に対応した1つの確固とした人格とそれに対応した記憶がそれぞれ形成されてゆき、
時間や場所が変わってもこれらが変化することはない。自分の体は自分だけのものであり、自分の記憶は全て自分だけのものであり、
いつどこにいようともそれが変化することはない。これを自我同一性と呼び、この疾患を持たない者にはごく当然のことである。


385:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:08:48 DFAzVaUu0
解離性同一性障害 [編集]
解離性同一性障害は、この解離が高度に、かつ繰り返し起こることによって自我の同一性が損なわれる
(同一性が複数存在するとも解釈できる)精神疾患である。
人間は(特に幼児期に)、繰り返し強い心的外傷(トラウマ)を受けた場合、自我を守るために、その心的外傷が自分とは違う
「別の誰か」に起こったことだとして記憶や意識、知覚などを高度に解離してしまうことがある。心的外傷を受けるたびに
「別の誰か」になり代わり、それが終わると「元の自分」に戻って日常生活を続けるのである。
解離が進み、「別の誰か」になっている間の記憶や意識の喪失が顕著になり、あたかも「別の誰か」が一つの独立した
人格を持っているかのようになって自己の同一性が高度に損なわれた状態が解離性同一性障害である。事実、解離性同一性障害の患者は
「別の誰か(以降、交代人格と呼ぶ)」になっている間のことを一切覚えていない事が多く、交代人格は交代人格で
「普段の自分(主人格と呼ばれる)」とは独立した記憶を持っている事がほとんどである。
このような理由から、解離性同一性障害の患者のほとんどが幼児期に何らかの虐待、特に児童虐待を受けている。
なお、欧米にはイマジナリーフレンド(imaginary friend=想像上の友人)という概念があるが、これは幼少の子供に普通に見られる
現象で成長するにつれ消失するのが普通である。イマジナリーフレンドが強いストレスにより交代人格化することはあり得るが、
単なるイマジナリーフレンドを持つことでこの疾患と診断することはできない。このことは、DSMの定義にも明記されている。
「普段の自分」と「別の誰か」は基本的には上記のように別の記憶をもっているが、「別の誰か」が「普段の自分」に対し
【記憶を引き継いでもいい】と判断した場合は、「普段の自分」に記憶が引き継がれる。 但し、「記憶の引継ぎ」の
タイミングについては個人差があり、数日後若しくは数週間後に突然記憶が引き継がれるケースもあり「普段の自分」が困惑してしまうケースがある。


386:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:09:32 DFAzVaUu0
診断 [編集]
診断基準にはDSMやICDが使われることが多い。両者に共通するものとして、次のような症状が挙げられる。
2つ以上の複数の明確な人格状態が存在する
その複数の人格状態が患者の肉体を入れ替わり支配している
人格間の記憶は独立しており、これにより、物忘れでは説明できないほどの強い記憶喪失を伴う
薬物のような物質的作用や生理的作用によるものではない
しかし、これらを短時間で確認することは困難である上、人格交代間は記憶喪失を起こしているため、
他人格の存在に患者本人が気付いていない場合が多く、診断には時間がかかるとされる。
事実、この疾患の多くは幼少期に発症するが、10代のうちに診断を受けることはむしろ稀である。
なお、DSMでは子供の空想や薬物の影響によるものはこの疾患に含めない。
この薬物の作用とは、具体的にはアルコール飲料を飲んだ時の一時的な性格の変容や記憶喪失などを言う。
患者の解離の程度を測定するために、DES(Dissociative Experiences Scale)、SDQ-5
またはSDQ-20(5/20-item Somatoform Dissociation Questionnaire)、DDIS(Dissociative Disorders Interview Schedule)、
SCID-DR(Structured Clinical Interview for DSM-IV dissociative disorders, Revised)などの
スケールが補助的に利用されることがある。
性差 [編集]
解離性同一性障害に限らず、解離症状は主に女性の割合の方が男性より高い。成人女性は成人男性に比べておよそ
3 - 9倍の頻度で診断される。また、確認される同一性の数についても女性の方が多いと言う研究結果が出ている。
なお、小児期では診断される割合の男女比はほぼ1:1だが、データが限られている上に、小児期はそもそも解離性同一性障害が
引き起こされる原因の同一性や自我が未発達なために、解離性同一性障害の診断が難しく、正確な研究結果ではない[1]。


387:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:09:59 DFAzVaUu0
治療 [編集]
この疾患においては、本格的な研究が始まったばかりであることから、確立された治療法はまだ存在しない。
完治することがあるのかどうかさえ議論の対象になることがあるが、完治の報告が存在することを踏まえると、
不治の病と断定するのは早計である。
また、この疾患においては、「完治」の定義が曖昧になることがある。大きくわけて、「完治」とされる状態は次の
2つに分けられる。
人格状態が1つになり、記憶がすべて戻った状態
人格状態は複数のままだが、日常生活に支障がない状態
2番目については違和感を覚えるかもしれないが、例えばDSMによれば「日常生活を送るのに支障がない」
限りそれはこの疾患の要件を満たさない。したがって、依然として複数の人格が存在する状態であっても、
問題なく日常生活が送ることができるようになれば、それを「完治」としても差し支えがないと考えるのである。
この疾患では強い不安やうつ状態、不眠などを伴うことが多く、カウンセリングによる治療は必須であると考えられているので、
医師とセラピスト(心理カウンセラー)の両者を適宜利用することが求められる。医師にはカウンセリングを行う余裕がない場合が多く、
セラピストは睡眠導入剤などの必要な投薬をすることができないからである。
以前は、人格統合を行うのが最善の治療であると考えられていた。人格統合とは、人格を1人ずつ消していく
(医師・セラピストの中には人格に自殺をさせたり、悪霊払いのような手法をとるものもある)、
あるいは似通った人格同士をカウンセリングにより統合することで最終的に1人の人格に戻すという治療法である。
しかし、最近ではこの治療法については否定的な意見も多く、複数の人格はその必要があるから存在しているのであって、無理に消去することはかえって患者の状況を悪化させると考えられている。人格統合の手法を取らず、人格同士がお互いに協力し合って生活を送れるようにする
「共存」を目指す治療法も存在する。


388:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:11:00 DFAzVaUu0
現在では、まず患者の状態を正確に把握すること、次に人格同士の誤解や対立をなくすと同時に主人格を含む各人格の精神の安定を
目指すことが第一だとされる。つまり、システムの把握と安定であるが、これには長い年月を要する場合が多い。
ほとんどの場合、主人格の知らない心的外傷(いわゆるトラウマ)体験の記憶を交代人格が別個に持っており、
その場合交代人格に対しても別個に心的外傷の処理が必要とされる。患者の安全を考えた場合、
この作業は人格同士の統合や共存よりも優先されるべきであろう。
喪失した記憶を無理に引き出すことは良くないとされる。交代人格から聞いた心的外傷体験を、
その体験の記憶のない人格に知らせることも同様である。この疾患を持つものは心理的に非常に不安定な状態にあることが多く、
また、抱えている心的外傷も長期にわたる凄まじいものである場合が多いので、いたずらに心的外傷を想起させることは、
パニックや自殺などの大きな危険を伴うからである。
このようなさまざまな理由から、患者とセラピストの信頼関係の確立も重要な要素となる。システムの安定に伴い、
心的外傷体験の想起と再記憶といったPTSDの治療に似たプロセスが慎重に行われる。
投薬は、対症的に抗不安薬や睡眠導入剤などが多く使われる。症状が重い場合は抗精神病薬が用いられる場合もある。
しかし、この疾患の治療には非常に長い時間がかかるため、身体への負担を考慮してなされるべきであろう。
また一般にこの疾患の患者が薬物依存を生じやすい傾向にあるとされる点にも留意する必要がある。
治療には何年も要するのが普通であり、医師やセラピストの適切な指導のもとで根気強い治療が必要である。
それは家族に対しても同様であり、家族内のものがこの疾患についてより学び、本当の意味での苦楽を共有することも必要である。
解離性同一性障害に対する誤解 [編集]


389:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:11:27 DFAzVaUu0
解離性同一性障害は精神医学で認知されてからの歴史が非常に浅く、その特徴的な症状から比較的誤解されやすい疾患であると言える。
架空の病気であるという誤解 [編集]
もっとも大きな誤解が、この疾患は存在しない架空の病気であるという考えである。
その理由の一つとしてよく挙げられるのが、近年における急激な症例の増加である。そもそもこの症例はアメリカで主に報告され、
その他の地域では滅多に見られないとされていた。文化依存症候群とみなす人もいたほどである。
ところがアメリカのDSM-III(関連用語の項参照)で多重人格が取り上げられて以降、世界中で症例の報告が相次ぎ、
12年後にはICD-10(関連用語参照)にも多重人格のカテゴリが作られることになる。この現象の説明として、
この疾患の存在を知った者が相次いでこの症状を詐病したのだという主張である。
しかし、この疾患は、統合失調症の診断基準の一つであるクルト・シュナイダーの一級症状の全て、
あるいはその大半を満たすケースが多く、同時にうつ病や境界性人格障害に似た症状を示す(あるいは併発する)ことが多いため、
DSM-III以前は他の疾患と誤診されてきたのだろうと考える方が妥当である。事実、多くのこの疾患の患者は、
その診断が下される前に何らかの誤診を受けている。
また、この疾患があまりに特徴的であるため今まで憑依現象(例えばキツネ憑き、狸憑き、馬憑き)などの心霊現象として
片付けられていた可能性も高い。広義のシャーマニズムは世界中に存在し、憑依が起こる様子がこの疾患の人格交代時の挙動に
類似しているケースも多い。
さらにその特徴的で他人の興味を引きやすい症状から、虚偽性障害や詐病の対象となることが多い事実も挙げられる。
このことがこの疾患の誤った認識を生み、またこの疾患の診断をより難しいものにしているとも言える。


390:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:15:18 QGhIEB7+0
他の疾患との混同 [編集]
もう一つの誤解が、別の疾患との混同である。専門家の中にさえ、この疾患を統合失調症の症状の一つだと断定しているものもいるが、
統合失調症とこの疾患は、類似する症状が多いものの、全く別の疾患であるというのが現在の考え方である。
また、以前は解離性障害がヒステリー(転換性障害と解離性障害の総称。現在はこの用語は用いられない)の一種として
カテゴライズされていたため現在でもこの疾患が俗語的な意味でのヒステリー(一時的な感情の爆発)の一種と誤解されることがある。
しかし、感情の爆発で人が変わったようになることとこの疾患とは何の関係もない。
さらに、解離性障害と境界性(人格)障害、多重人格障害と人格障害など疾患名の相似からこの疾患と境界性人格障害とを混同している
例も非常に多く見られる。解離性人格障害という両者を完全に混同した病名を目にすることも多い。この疾患が境界性人格障害に
似た症状を示す(または併発する)例が多いこと、逆に境界性人格障害の患者が同一性の障害や解離を示す例が多い事実が、
この混同をより深刻なものにしている。かつて「多重人格障害」という診断名が用いられていたことから誤解が生じる場合があるが、
この時期から現在に至るまで、この疾患は一貫して「解離性障害」の一種とされ人格障害に分類されたことはない。
その他、混同されやすい類似した名称をもつ疾患 [編集]
次の疾患はいずれも解離性障害には含まれず、全く別の疾患である。
回避性人格障害


391:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:16:13 QGhIEB7+0
性同一性障害
性格の多面性との混同 [編集]
この疾患に対し「人間誰しも多重人格的な部分がある」と言うものもあるが、性格の多面性とこの疾患とは根本的な違いがある。
前者が単に口調や応対の変化に留まるのに対し、この疾患の患者は人格ごとに独立した記憶を持っている点である。
これはそれぞれの人格にとって、記憶喪失として現れる。
また、氏名・性別・年齢・食(服)の好み・口調・筆跡などもまったく異なる。
上部の記述にあるが、「普段の自分」と「別の誰か」は基本的には上記のように別の記憶をもっているが、「別の誰か」が
「普段の自分」に対し【記憶を引き継いでもいい】と判断した場合は、「普段の自分」に記憶が引き継がれる。
但し、「記憶の引継ぎ」のタイミングについては個人差があり、数日後若しくは数週間後に突然記憶が引き継がれるケースもあり
「普段の自分」が困惑してしまうケースがある。
用語 [編集]
システム
system。この疾患の患者個人が持つ全ての人格状態とそれらの関連、それらを取り巻く全ての精神的要素などを1つの体系とみなし、
便宜的にこう呼ぶ。人格システムともいう。
人格状態
ego stateの訳語。システムに複数見られる、あたかもそれぞれが一個人かのように独立した自我状態のこと。名前、性別、
年齢などが戸籍上のものと異なる場合もある。単に人格(personality)と呼ぶこともある。同一性(identity)とも。
基本人格
original personalityの訳語。オリジナル人格とも。出生時に持っていた本来の人格。複数の人格状態を持った時点で基本人格は
失われるとする見方もある。
主人格
host personalityの訳語。基本人格と混同されがちだが、こちらは普段外的に活動している時間が長い人格のことを指して呼ぶ。
戸籍上とは異なる名前を持っていたり、ある時期から主人格が別の人格状態に交代するケースも珍しくない。
交代人格
alter personalityの訳語。主人格かつ/または基本人格以外の人格状態を指す場合が多い。
保護人格
保護者人格とも。交代人格のうち、システムやその肉体を守る行動を取る人格。これとは逆に肉体や精神に意図的に
危害を加えようとする人格もまた存在する。


392:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:16:48 QGhIEB7+0
ISH
Inner Self Helperの略。「内的自己救済者」。ラルフ・B・アリソンが1974年に最初に提唱した概念で、アリソンは、
誰もが持つ「超自我」または「理性」が人格システムに見えている状態がISHであるとした。アリソンの考えに従えば、
ISHは統合の対象とはならず、通常システムにつき1人しか存在しないことになる(ただしアリソン自身、複数のISHが「階層的」に
存在するケースを認めている)。ISHの本質については、リチャード・P・クラフトがアリソンのものよりも曖昧な定義を発表するなど、
専門家の間や熟練した治療者の間でも意見の相違がある[2]。
統合
integrationの訳語。人格状態同士を結びつけることでシステム中の人格状態の数を減らすこと。狭義には人格状態を1つにすること。
以前はこの疾患の治療目的と考えられていた。
診断基準によるこの疾患の名称の相違 [編集]
DSM-III(1980) Multiple Personality Disorder(略称MPD), 和名 多重人格障害
親カテゴリ: Dissociative Disorder, 和名 解離性障害
ICD-10(1992) Multiple Personality Disorder(略称MPD), 和名 多重人格障害, ICD10コード F44.81
親カテゴリ: Dissociative [conversion] disorders, 和名 その他の解離性[転換性]障害
DSM-IV(1994) / DSM-IV-TR(2000) Dissociative Identity Disorder(略称DID), 和名 解離性同一性障害
親カテゴリ: Dissociative Disorder, 和名 解離性障害
現在はDSM-IV / DSM-IV-TRに従い解離性同一性障害と呼ぶのが一般的である。


393:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:17:51 QGhIEB7+0
精神病(せいしんびょう)という言葉はさまざまな意味で用いられる。精神症とも用いる。
対応する英語は、シュナイダーの意味(=精神疾患)では「mental disease / mental illness / mental disorder /
mental impairment / psychopathy[1]」、それ以外の意味では「psychosis / psychotic disorder[2]」が用いられる。
定義はさまざま [編集]
エミール・クレペリンは、精神病を、統合失調症・双極性障害・てんかん等の「内因性の精神疾患」と定義しこの3つを三大精神病と呼んだ。カール・ヤスパースもこの3つを「大精神病」と呼び、
「精神障害を伴う既知の身体疾患」「精神病質」とともに精神疾患のカテゴリーとした。
クルト・シュナイダーは、精神疾患一般を精神病と呼んだ。
重篤な精神疾患を精神病と呼ぶこともある(例えば強い心因反応は「反応精神病」「心因精神病」)。
ICD-10や『精神障害の診断と統計の手引き』 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)
(最新の版はDSM-IV-TR)では精神病は「精神病性障害 (psychotic disorder)」と表現され、気分障害
(注:例外もあり)・てんかん・不安障害・身体表現性障害・解離性障害などは精神病に含まれない。
精神病と原因 [編集]
精神病の原因には、内因・外因・心因がある。これらが複数重なって精神病が発症することもある。
この3つに環境因も加えることがある。
心因を主とする精神病 [編集]
心因性精神病は、ストレスなどの心的要因によって起こった、精神の強い反応である。反応精神病では、
人格の解体・現実検討能力の著しい障害が見られる。ICD-10では、症状に応じて急性一過性精神病性障害 (F23) や
感応性妄想性障害 (F24) などに含める。一ヶ月以内に症状が治まる場合、DSM-IV-TRでは短期精神病性障害に含めることになる。


394:名無しさん@入浴中
10/01/30 15:46:07 7T9N5SZ40
狂ったようにコピペしている人って何なんですか?

395:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:03:36 DU/QZWN10
内因を主とする精神病 [編集]
内因性精神病は、原因が脳自体にあると思われるが、いまだに原因が明確には解明されていない精神病である。
たとえば内因性精神病の代表である統合失調症は、先天的な脆弱性のあるところに環境的な要因が加わって発症するとされている。
内因性精神病と心因性精神病は、ICD-10では「統合失調症、統合失調症様障害と妄想性障害 (F20-F29)」に、
DSM-IV-TRでは「統合失調症および他の精神病性障害」にそれぞれ含まれ、症状に応じて細分類がなされる。
症状精神病
感染などの脳以外の身体疾患によって現れる。
てんかん
今日では精神病に含めない。ICD-10・DSM-IV-TRのいずれにも、てんかんは独立した項目として存在しない。
中毒精神病
アルコール・覚せい剤・大麻などの物質に誘発される。
中毒精神病は、ICD-10では「精神作用物質使用による精神及び行動の障害 (F10-F19)・精神病性障害」に、DSM-IV-TRでは
「物質関連障害・物質誘発性精神病性障害」にそれぞれ該当する。
アルコール精神病
アルコールが直接原因ではなく、ニコチン酸・チアミンの不足によって起こる。
覚せい剤精神病
幻覚・妄想を中心症状とした、統合失調症に似た精神病。断薬時に重篤な離脱症状は起こらないが、初回よりもはるかに少量・
短期間の再摂取で、精神病症状が再燃する(逆耐性現象)。
大麻精神病
大麻乱用後に起こることがあるとされている仮説の精神病。大麻との因果関係を示すエビデンスはなく、疾患単位は確立されていない。


396:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:04:31 DU/QZWN10
アルツハイマー型認知症(あるつはいまーがたにんちしょう、Alzheimer's disease; AD)は、認知機能低下、
人格の変化を主な症状とする認知症の一種である。日本では、認知症のうちでも脳血管性認知症、レビー小体病と並んで
最も多いタイプである。
アルツハイマー型認知症には、以下の2つのタイプがある。
家族性アルツハイマー病(Familial AD; FAD)
完全な常染色体優性のメンデル型の遺伝パターンを示すもの。遺伝性アルツハイマー病ともよばれる。
アルツハイマー型老年認知症(Senile dementia with Alzheimer's type; SDAT)
アルツハイマー型認知症の中でほとんどを占める。老年期(60歳以上)に発症するもの。
歴史 [編集]

世界で最初の患者になったアウグステ・D
「アルツハイマー型」の名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマーに由来している。
アルツハイマーはドイツ精神医学の大家、エミール・クレペリンの指導のもと、ルードウィヒ・マキシミリアン大学で
研究活動に従事していた(なお、「レビー小体型認知症」にその名を残すフレデリック・レビーも同じ時期同教室に在籍している)。
アルツハイマーは、1901年に嫉妬妄想などを主訴としてはじめてアルツハイマーの元を訪れた、世界最初の患者アウグステ・
D(Auguste Deter)に関する症例を、1906年にチュービンゲンのドイツ南西医学会で発表した。
また、翌年『精神医学およ法精神医学に関する総合雑誌』に論文を発表した。その後、この症例はクレペリンの著述になる精神医学の
教科書で大きく取り上げられ、「アルツハイマー型痴呆(アルツハイマー病)」として広く知られるようになった。
現在は医学用語としては若年層の発症したものを、狭義の「アルツハイマー病」と呼び、60歳以上の高齢者に発症したものを
「アルツハイマー型老年認知症」と呼んで区別している。これらの分類は、新薬が出てきた現代では重要度がましてくると推測される。


397:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:16:10 DU/QZWN10
疫学 [編集]
年間発症率 [編集]
世界中の23の研究を基にしたメタ分析によると、アルツハイマー型認知症の年間発症率は、90歳まで指数関数的に増加する。
マサチューセッツ州ボストン東部での調査では、年間発症率は、0.6%(65~69歳)、1.0%(70~74歳)、2.0%(75~79歳)、
3.3%(80~84歳)、8.4%(85歳~)となっている。
FADの頻度は全アルツハイマー症候群のうち数%程度である。
家族集積性 [編集]
アルツハイマー病のサブタイプには、常染色体優性の遺伝をする、「家族性アルツハイマー病」(FAD)がある。
原因遺伝子としては4種類が知られており、21番染色体のアミロイド前駆体蛋白遺伝子、14番遺伝子のプレセニリン1遺伝子、
1番遺伝子のプレセニリン2遺伝子、19番遺伝子のアポリポ蛋白E遺伝子のいずれかが変異を起こすとFADが発症する。FADは、
常染色体優性遺伝、つまり片方の親がFADであれば子供は性別に関係なく2分の1の確率でFADに罹患するというものである。
そうでない大部分のアルツハイマー型認知症にも、遺伝的要因は少し影響する。親族にアルツハイマー型認知症の患者がいる場合、
多少罹患のリスクが上昇すると言われている。特に50~54歳に本症を発症した身内がいる場合、本症を早期発症する危険は約20倍に
上るというデータがある。
発症の危険因子 [編集]
年齢・家族歴・ApoEe4などの遺伝子型・高血圧・糖尿病・喫煙・高脂血症・ある種の生活習慣などが本症の危険因子となる。
本症を含む認知症の発症危険因子の詳細は、認知症#危険因子を参照。
たとえば、アルツハイマー病罹患リスクは、糖尿病患者では1.3~1.8倍に、特にApoEe4アリルが伴う糖尿病の場合は、
5.5倍に増加すると報告されている[1]。


398:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:17:23 DU/QZWN10
A.生活習慣上の危険因子 [編集]
(下記の予防の項も参照)
食習慣では、魚(EPA・DHAなどの脂肪酸)の摂取、野菜果物(ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなど)の摂取、
赤ワイン(ポリフェノール)の摂取などが本症の発症を抑えることが分かっている。1日に1回以上魚を食べている人に比べ、
ほとんど魚を食べない人は本症の危険が約5 倍であるというデータがある。
運動習慣(有酸素運動で高血圧やコレステロールのレベルが下がり、脳血流量も増す)も発症の危険を下げる。ある研究では、
普通の歩行速度をこえる運動強度で週3回以上運動している者は、全く運動しない者と比べて、発症の危険が半分になっていた。
知的生活習慣も発症の危険を下げる。テレビ・ラジオの視聴、トランプ・チェスなどのゲームをする、文章を読む、楽器の演奏、
ダンスなどをよく行う人は、本症の発症の危険が減少するという研究がある。
たばこは、発症の危険性を高める。自らタバコを吸う(能動喫煙)だけではなく、非喫煙者であってもタバコから出る
有毒物質(受動喫煙)の影響を受け発症率が高まる。[2]
B.喫煙に関する議論 [編集]
喫煙が本症の危険因子か否かについては、これまで議論があった。喫煙を含むニコチンの摂取がニコチン性アセチルコリン受容体より
ドパミン神経系に作用し、アルツハイマー型認知症の発症を減少させるという説もあった(→[3])が、後に、この説を唱える研究団体が
たばこ産業から資金を受け取っていた事実が暴露された[2]。 この説は、喫煙自体が他の疾病リスクを高める性質があるほか、
複数の大規模なコホート研究・症例対照研究などによって、現在では否定されている[3]。19の疫学研究のメタ分析[4]では、
喫煙により本症の発症のリスクが1.79倍に有意に上昇するという結果が得られている。
また、受動喫煙についても、本症の発症リスクが上昇する旨の調査結果が発表されている。[4]
C.睡眠不足との関連 [編集]
アルツハイマー病の原因として、脳内でのアミロイドベータ(Aβ)の蓄積が考えるれているが、アメリカワシントン大学などの研究チームの、
2009年に行ったマウスを使った実験で、次の結果を明らかにした。
睡眠中Aβが減少し、起床中に蓄積する。
睡眠時間の短いマウスはAβの蓄積が進行し、不眠薬を与えると改善した。


399:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:18:13 DU/QZWN10
症状 [編集]
概略 [編集]
症状は、徐々に進行する認知障害(記憶障害、見当識障害、学習の障害、注意の障害、空間認知機能、問題解決能力の障害など)であり、
生活に支障が出てくる。重症度が増し、高度になると摂食や着替え、意思疎通などもできなくなり最終的には寝たきりになる。
階段状に進行する(すなわち、ある時点を境にはっきりと症状が悪化する)脳血管性認知症と異なり、徐々に進行する点が特徴的。
症状経過の途中で、被害妄想や幻覚(とくに幻視)が出現する場合もある。暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動
(いわゆる周辺症状)が見られることもあり、介護上大きな困難を伴うため、医療機関受診の最大の契機となる。
病期分類 [編集]
アルツハイマー病の病気の進行は大きく3段階に分かれる。根本的治療法のない病気なので下記のように慢性進行性の経過をとる。
第1期
記銘力低下で始まり、学習障害、失見当識、感情の動揺が認められるが、人格は保たれ、ニコニコしており愛想はよい。
第2期
記憶、記銘力のはっきりとした障害に加えて高次機能障害が目立つ時期で、病理学的な異常が前頭葉に顕著なことを反映して
視空間失認や地誌的見当識障害が見られる。この時期には、外出すると家に帰れなくなることが多い。更に周囲に無頓着となったり
徘徊や夜間せん妄もみとめられる。特に初老期発症例では、感覚失語、構成失行、観念失行、観念運動失行、着衣失行などの
高次機能障害も稀ではない。
第3期
前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢などの運動障害もみられ、最終的には失外套症候群に至る。
病理学的所見 [編集]
アルツハイマー病患者(左)と一般人(右)の脳のPiB-PETスキャン画像。アルツハイマー病患者はアミロイドβの沈着量が多い。
狭義のアルツハイマー病では病理学的に脳組織の萎縮、大脳皮質の老人斑の出現がみられる。
老人斑はアミロイドベータ(Aβ)の沈着であることが明らかになっている。死体の髄液から脳内のAβを定量するキットも
実用化されている。


400:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:19:12 DU/QZWN10
アミロイドβ。リボンモデル。
しかし、このAβが本症の直接原因なのか、それとも結果であるのかについて結論は得られていない。
ただ、FADの原因となるアミロイド前駆体蛋白遺伝子変異、プレセニリン遺伝子変異のいずれもAβの産生亢進を誘導することが判明している。
日本のアルツハイマー型老年痴呆は必ずしも、この病理学的条件を満たしていないものが多く、臨床症状だけで診断されたものも多い。
死後の病理解剖で脳動脈硬化病変が主体の認知症も多数含まれている。
日本では家族の、死後の「脳病理解剖」への同意率が極めて低い現状があり、アジア人の認知症の病理研究は、白人に比べ著しく遅れている。
画像からみられる脳の変化 [編集]
CT・MRIによるもの [編集]
CT・MRIでは、進行すると、側脳室の拡大・脳溝の拡大・シルビウス裂の拡大などの大脳の萎縮が見られるようになる。特に海馬は、
他部位と比較して早期から萎縮が目立つ。
SPECTによるもの [編集]
SPECT所見では、脳血流・グルコース消費量・酸素消費量が側頭葉・頭頂葉で比較的強く低下するのが特徴とされる。
鑑別疾患 [編集]
認知症を示す疾患すべて
(脳血管性認知症・ピック病・進行性核上性麻痺・ハンチントン舞踏病など)
うつ病
せん妄
アルミニウム原因説 [編集]
原因説のきっかけ [編集]
アルミニウムイオンの摂取がアルツハイマー型認知症の原因のひとつであるという説がある。 この説は、第二次世界大戦後、
グアム島を統治した米軍が老人の認知症の率が異常に高いことに気がつき、地下水の検査をしたところアルミニウムイオンが非常に
多いことがわかったことによる。雨水と他島からの給水によってその率が激減したこと、また紀伊半島のある地域での
アルツハイマー患者が突出して多かったのが上水道の完備により解決したことがその根拠とされている。後者も地下水中の
アルミニウムイオンが非常に多かったことが示されている(これら調査例は、地域の人口動態などの裏付けがない
(家族の集積性や崩壊過程等を考慮しない)単純比較であり、学会や多くの学識経験者が支持している研究成果ではないことに注意)。


401:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:23:04 DU/QZWN10
日本国内での伝播 [編集]
日本におけるアルミニウム原因説の広がりは、1996年3月15日に毎日新聞朝刊により報道されたことによる。記事では、
1976年にカナダのある病理学者がアルツハイマー患者の脳から健常者の数十倍の濃度のアルミニウムを検出した例や、
脳に達しないという見方が大勢であったアルミニウムイオンが血液脳関門を突破することが明らかになったことなどを紹介している。
この記事は、1面ではなく家庭欄のベタ記事扱いであったが大きな反響を呼び、後に読売新聞、朝日新聞なども同様の記事を掲載した。
これら報道により、既に海外では下火となっていたアルミニウム原因説が、日本では次第に有力視されるようになった。消費者の一部には、
一般的に調理で用いられるアルミ鍋やアルミニウムを含む薬剤でろ過する上水道水に対して拒絶する動きが起こり、
高価な鍋セットや浄水器を販売する悪徳商法も盛んになるなどの余波も生じた。
因果関係について [編集]
アルミニウムとアルツハイマー病発症との因果関係は、完全には否定されていないが、世界的に認められているというわけでもない。
業界団体である日本アルミニウム協会などはもとより、アメリカ食品医薬品局も、アルミニウムとアルツハイマーの関係を否定している。[5]
学会等で発表される事例も、日本人の手によるものの他は僅かである。現在では、アルツハイマーの発症原因のほとんどが、
遺伝子そのものの変異や外的要因(前出の疫学の項を参照)など複数の要素が考えられている。
一方、人工透析器にアルミニウムが使用されていたため患者に痴呆が発生した事件は確認されているが、これは
血液に直接アルミニウムが流れた事例であるので、経口摂取と同列に論じる事ができるかと言う点について確認されていない。
リスク [編集]
日常生活で摂取する量での影響(リスク)について、過度に心配する必要はない。また、欠乏症もないと考えられているため、
敢えて摂取する必要もない。[6]


402:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:27:25 DU/QZWN10
治療 [編集]
薬物療法 [編集]
近年の研究から、漢方方剤である「抑肝散」が、進行したアルツハイマー型認知症で起こる妄想や、徘徊(はいかい)、
暴力などの抑制に効能があることが知られている[5][6]。
日本のエーザイ株式会社により開発された、アセチルコリン分解酵素阻害薬、塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)が
認知改善薬としてアルツハイマー型認知症を中心に使用されている。日本では1999年に薬価基準に収載され保険診療にて使用されている。
記憶や認知機能にアセチルコリン作動性ニューロンが関与しているという説があるが、ドネペジルはアセチルコリン作動性
ニューロンの機能を高めるため記憶機能などが高まるものである。
また、塩酸メマンチンは、中等度・重度アルツハイマー型認知症の改善薬としてEUおよびアメリカで使用されている。
日本では臨床試験中である。
その他、アルツハイマー型認知症に伴い、不眠、易怒性、幻覚、妄想などの「周辺症状」と呼ばれる症状に対して、
適宜対症的な薬剤(睡眠導入剤、抗精神病薬、抗てんかん薬、抗うつ薬など)の投与が有効な場合がある。
また、易怒性・切迫感・焦燥感のあるものには、加味温胆湯が有効であるという臨床結果が報告されているなど、
漢方薬が有効な場合が少なからずある。

その他の治療 [編集]
散歩などによる昼夜リズムの改善、なじみのある写真や記念品をそばに置き安心感を与える回想法や、
昔のテレビ番組を見るテレビ回想法など、薬物以外の介入が不眠や不安などに有効な場合もある。
介護保険やデイケアなど社会資源の利用も有用である。しかしながら、この症状がひどくなると、
デイケアの施設にいる事自体が困難になる為(本人はどうして自分がここにいるのか状況が分からなくなってしまう故に、
施設職員の制止を振り切って、施設から危険な方法で脱走を試みたりする事がある)、難しい問題でもある。
予防 [編集]
逆のデータが存在したり、他の疾患のリスク上昇との兼ね合いもあり、すべての人に推奨するものではないが、
以下の要因が「本症の予防に役立つ」ことを示唆するデータが出されている。
ビタミン類摂取 [編集]
ビタミンE
一方では、ビタミンEは全死亡率を増加させるとのデータもある。
ビタミンB6、ビタミンB12
葉酸


403:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:27:51 DU/QZWN10
食習慣 [編集]
低脂肪食、魚類
十分な果実・野菜類
地中海的食習慣
ライフスタイル・活動度 [編集]
適度な身体的・精神的活動(有酸素運動・会話など)
喫煙をせず受動喫煙も避ける
薬物 [編集]
降圧剤
コリンエステラーゼ阻害剤
NSAID
COX2選択型は心血管イベントの危険性を増す可能性があるため、推奨されない。
スタチン類
抑肝散(漢方薬)


404:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:33:02 DU/QZWN10
荒らし(あらし)とは、物事の順列を無作為に乱し奪うこと、またはそのような行為に及ぶ人のこと。
一般に「荒らし」という単語は車上荒らし、道場荒らしなどのように、荒らされる対象を指す語を前につけて用いられることが多いが、
何もつけず単に「荒らし」と言った場合は特にチャットや電子掲示板、ブログ等の、不特定多数の人間が参加する
形態のコンピュータネットワーク上のリソースに対し、不合理なメッセージの送信や妨害行為を継続的に行っている者を表す。
ゆえに本項目では主にこの意味での荒らしについて述べる。
概要 [編集]
荒らしとは「ネットワークの場にふさわしくない投稿を繰り返し続ける者、事」であり、多くは「非生産的な要因による悪意」によってなされ、場の議論・コミュニティの破壊を試み、機能不全に陥れることを直接の目的としている。
周囲に注意を喚起されても無視をし続け、さらに悪質な荒らし行為に走り出したり、自分は間違っていないと開き直って反論をしたりもする。
参加者の言及を受けて、一旦反省の色を見せても、間を置かずにそのことに対して反発し、再度荒らし行為に及ぶ可能性もある。
掲示板の利用者間のコミュニティの間では荒らし行為による書き込みは「放置」して返信しない手段も推奨されている。
荒らしを発生させやすい土壌を放置しているような掲示板やホームページなどの個人サイトの運営者は、
自ら荒らしを招いているとして批判されることもあるが、荒らしは運営者にも執拗に絡んでいき、運営者は自らが関わっていない
冤罪を被っていることも多い。
なお、荒らしの明確な定義は必ずしも存在しない[1]ため、はじめに書き込みをした本人に荒らしている意図は無くとも、
書き込みの内容[2]によっては周りの人間に荒らしのレッテルを貼られている内に、その内本人が本格的に荒らし行為を開始し、
結果的に荒らしに仕立て上げてしまう事もあり得る。
更に、自分は荒らしではなく不適切な(問題のある内容)
スレッドに鉄槌を下している、とあくまでも善意からやっているという態度に出る者[3]すらいる。




405:名無しさん@入浴中
10/01/30 16:41:58 7T9N5SZ40
大量書き込みで荒らしても専ブラだから一発で全部消去できるのに・・・
なんかご苦労さん。

406:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:02:41 YeZEOhR80
これに関連して当初は、(自分基準で)好ましくないスレッドを潰していたが、潰し切ると今度は関連した
内容の話題の通常スレッドを潰そうと試み、
これも潰し切ると更に今度は有益なスレッドに対してですら牙を剥き、完全な荒らしに豹変するという取り返しのつかない事態へ発展する場合も存在する。書き込んだ際にアドレス表示されるサイトや、管理人がよく巡回しているサイトは荒らしに遭いにくいということもある。
大抵、確立されたルールやそれに基づく徹底した不適切な話題の投稿の削除、管理人が荒らしの詭弁には耳を傾けない方針をとるなど、
その場から荒らしを排除する風潮が成立していれば、居場所のなくなった荒らしは、根負けして自然に出ていくか、
発言を抑えるようになると考えられる。逆に参加者が荒らしの詭弁を見抜けずに耳を傾けてしまうと、管理人の立場の人物が荒らしによって
順当な管理作業を悪化させられ、場の議論が荒らしによって妨害された状態のまま、放置されてしまう場合もある。
英語ではvandal(vandalism)という。他に、釣り用語のトローリングに引っかけて、「煽り」(参加者の感情を逆撫でするような発言)や
「釣り」(参加者の反応を誘うような発言)など暴言や詭弁を吐いて議論を別方向にずらす事をTrollと呼ぶ。
なお、ウィキペディアにおける荒らしは vandalism と言い、多くの言語でこれに準じる語を用いる。

荒らしの犯罪性 [編集]
悪質性が高いものと判断された場合は、犯罪(電子計算機損壊等業務妨害罪・脅迫罪・名誉毀損罪等)として刑事事件に発展する場合もある。
これは荒らし行為がクラッキング等のような、明確な文章で定義出来る行為と成り得る可能性が低く、単なる迷惑な発言で終わってしまう
事が多いためである。かつて掲示板荒らしの権化と呼ばれたアリス・リデルは自著の中で、
「最も迷惑かつ最も犯罪となりにくい行為」と呼んでいる。
荒らしが犯罪となりにくい理由は次の通りである。
判別しにくい表面上荒らしとしか思えない投稿などであっても、そのコミュニティの履歴をよく調べない限り、
第三者には荒らしなのか普通の投稿なのか分かりにくい。


407:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:03:13 YeZEOhR80
該当する刑法がない 荒らしの多くは不正アクセスに関する法律等に該当せず、長期間に渡る明らかな迷惑行為や、
犯罪予告等の脅迫めいた発言、
違法な画像の貼り付け等を除けば、荒らし自体を禁止する法律は存在せず、立法しにくい。
損害が発生していない
荒らしプログラム等を使った荒らしであったとしても、使用者がその事を明かさない限り、判別は不可能である。
また、コミュニティが利用者の投稿を使用法とする以上、単なる投稿でしかない荒らしは何の損害も与えない事になってしまう
(長期間に及ぶ嫌がらせ等を除く)。表面上を考えれば、何らかの法律に触れそうなものであるが、
荒らしそのものに対処出来る法律は今のところ存在せず、荒らし行為に付随した迷惑行為によって裁かれた判例しかない。
また、仮に荒らしを禁止する法律を作ってしまえば、荒らしではない通常の発言等も巻き込んで該当させてしまう可能性を含むので
単純には行かない。また、ネット上には荒らしのターゲットになってしまっている掲示板、もしくはターゲットにすることのできる
掲示板等が多数点在しているため、実際その全てを管理することも難しい。

発祥から今日へ [編集]
荒らし行為はその多くが、荒らし書き込みがしやすい事から、電子掲示板やブログなどに対してのものである。
掲示板"荒らし"やチャット"荒らし"などのように、Web上のコミュニケーションスペースにおいて、
不快な参加者や書き込みに対して最初に"荒らし"と名づけたサイトは1・2チャットというチャット・電子掲示板であり、1998年春頃である。
"荒らし"と名づけたヒントは、たまたま入居していたビル内の「ビル荒らしに注意」と書かれた掲示物が印象に残っていたためである。
荒らしの発祥は、インターネット電子掲示板の登場時期と重なる。パソコン通信の時代にも散見はされたが、
当時は一般的利用者の通信料金が従量制であったがゆえに、参加者自らが多額の費用を支出して荒らし行為を行う事は少ないとも考えられ、
少なかった。


408:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:03:57 YeZEOhR80
近年は通信料の定額制の実現および普及とともに、一般的利用者による荒らし行為の増加を見ている。World Wide Webが普及する以前、
ネットニュースにおいても、一部のニュースグループ(日本語のグループを含む)でコメントスパムが見られる事もあった。
インターネットにおいては、1995年にはすでに掲示板への悪戯で意地悪な書き込みが存在していた。しかしながら当時はまだ個人が
CGI実行の可能なWebスペースを持てる機会が少なく、掲示板は専ら企業ベースでの情報交換や、ISP等がサービスとして
運営するケースがほとんどで、匿名状態で閲覧投稿が出来る形式ではなかったことから、本格的な荒らしの被害は発生していなかった。
匿名での閲覧投稿が可能な、個人ベースもしくは小規模団体の運営する掲示板サービスがメジャー化してきたのは1996年に入ってからの事で、
荒らしによる被害が具現化してきた時期も一致する。当時の荒らしはNetscape Navigatorのhelpファイルをコピーペーストするなど、
巨大な文章を投稿するものが一般的であった。これは当時の通信環境が貧弱なものであり、また閲覧する環境においても、
1MB程度のテキストを読み込んだだけでウェブブラウザがフリーズしてしまう脆弱性を悪用したものと思われる。
本格的に荒らしの被害が叫ばれるようになったのは1997年の初頭、当時のメジャー地下系webサイト、あやしいわーるど掲示板において、
「ゲスッ」と名乗る荒らし集団が発生して以降の事である。彼らは自らを「インターネット愚連隊」と称し、目をつけた掲示板を様々な
手法を用いて荒らし回り、次々と閉鎖に追い込んだ。同年冬頃に内部分裂で解散するまで、千数百の掲示板を破壊したと言われている。
その中には、新聞沙汰にまで発展し国内初のサイバーテロ事件と呼ばれる「農水省オウムソング事件」等も含まれる。
彼らの残した負の遺産は多大であり、「ゲスッ」消滅後も彼らの残した荒らし手法やプログラム等を悪用するスクリプトキディや、
さらに高性能な荒らしプログラムを開発・配布する者の登場などにより、掲示板管理者は対策を立てることになった。


409:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:04:28 YeZEOhR80
しかしながら「ゲスッ」消滅以降、集団で掲示板を攻撃するようなグループは今日に至るまでほとんど発生せず、
また掲示板等のサイト等自体が荒らしに対抗する様々な措置を講じてきたため、
今日において荒らしの被害は深刻な問題ではなくなってきている。しかし、その量は決して減っておらず、
ネットワークの発達とともに逆に増加の一途を辿っている。ネットワークゲームの普及などもこれに拍車をかけている部分もある。
現在の荒らしとは、荒らし行為自体を趣味にしているようなグループによる犯行ではなく、そのネットワークの場の内容・主旨や参加している
人々に反感を持った者が、一時的な感情に流されて行う迷惑行為がほとんどである。ただし、荒らし行為者の性質によっては執拗かつ
大規模な荒らしを行うこともある。
また、組織的な荒らし行為が根絶されたと言う訳でもなく、現在も気に入らないウェブサイトを潰そうとしているネットウォーカーの
集団は依然として活動しており、場合によってはエスカレートして攻撃目標の個人情報を不正に取得・公開する集団まで現れる事も時折ある。


荒らしの種類 [編集]
場の目的にあわないメッセージの送出。例えば
バイナリデータの投稿。しばしば著作権法上違法なデータ (Warez) やコンピュータウイルスであることが多い。
バイナリデータのURLの投稿。
各種ブラウザクラッシャー(精神的ブラクラなども含む)やコンピュータウイルス、スパイウェアの添付・誘導。
個人サイトや、他の電子掲示板のURLを晒し、攻撃や破壊活動をする、晒し。
掲示板スパムを含む、思想・商品等の宣伝文・勧誘文、数年前に出されたと思しき各種声明文の連続投稿。
個人情報漏洩行為 (住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、銀行カードの暗証番号などの投稿)。
ただしこれは荒らしを逸脱した完全な犯罪である。
意味不明な文字列や、意味のない文章の連続投稿。ただし「くぁwせdrftgyふじこlp」はインターネットスラングとして
使われるので、荒らしと見なされることが少ない。


410:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:04:58 YeZEOhR80
(スレッドフロート型掲示板において)意味もなくスレッドを上げ続ける、age(上げ)荒らし。
またはスレッドを人の目に付きにくくしながら、そのまま使用不能に陥れようとする、sage(下げ)荒らし。
新しく立ったスレッドに行われる、一番乗りまたは、特定の番号取得だけを目的とした無意味な投稿。スラッシュドットでは「First post」、
Yahoo!掲示板では「キリ番ゲット」、「2ちゃんねる」等では「2ゲット」と呼ばれる行為。(2ちゃんねるでは、スレッドを立てた利用者の
連続投稿を妨害する場合を除いて、荒らしと見なされないことが多い)
「書けるかな?」、「テスト」など、テスト行為の不適切な書き込み。
無意味、または見た人を不快にさせるアスキーアートやコピー・アンド・ペーストの貼り付け。
これら行為を、レス数やデータ量上限が決められているスレッドで繰り返しスレッドを潰す、埋め荒らし。
荒らし行為を排除するため自主的に活動した際に結果として自分が荒らしになる行為。
活動理念そのものに違法性は無いが、経過によっては管理者よりも発言権が増し、電子自警団的に他のユーザーの書き込みを管理・
削除等をするため、自由な投稿ができず結果として場を荒らしてしまう。
煽りや釣り行為を含む、その場の参加者・運営者への誹謗中傷。
上記の行為に反応して行われる、過剰な叩き(非難・指弾)行為、及びそれに便乗する行為。
自作自演行為。主に第三者のふりをして自分を擁護する発言をし、自らの行為を正当化しようとする場合に行われる。
そのコミュニティの中核を成している人物のハンドルやそのサイトの管理人を騙り、意図的に他の参加者を錯乱させようとする、
成りすまし行為。
意図的に、かつ過度に繰り返されるマルチポスト行為。
ある特定の者や人物に執拗にまとわりつき、嫌がらせなどを繰り返す粘着行為。
荒らしプログラム(PerlDUKE・ドールリカ等)を使用した長時間に及ぶ迷惑投稿、またはDoS攻撃を行い、サーバをダウンさせ、
ネットワークを使用不能に陥れようとする行為。


411:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:08:14 aBxuah0U0
無修正ポルノ画像、児童ポルノ画像等、わいせつな画像を投稿する行為。管理者が掲載を放置しているとスポンサーサイト、
サーバーユーザー側のほうで強制的に閉鎖させられる場合がある。さらに自宅サーバーで運用されている場合は管理者が刑事告発される
可能性もあり得る。ただしこれらは荒らしを逸脱した完全な犯罪である。
管理人自らが掲示板内で参加者に対し、暴言を行うサイトも存在する。
児童ポルノ監視委員会に於ける掲示板(現在は掲示板自体は閉鎖)が、この形態だった。

自作自演 (インターネット)
上でこの行為を指す際は、単に自演と略されることが多い。
匿名掲示板などの匿名コミュニティでは容易に行われる。署名が必要なコミュニティでは、本人確認が無いか甘い場合に限り、
複数のハンドルネームを用いて行われる。
ネチケット違反として批判する意見もある。言葉遣いの癖や主張内容の傾向、細かいミスや、投稿者のIPアドレスやホスト名の一致などから
見破られることも少なくはない。とはいえ、複数回線を用いるなどして巧妙に行われると見破るのが難しい場合もある。
(パソコンと携帯電話を用いる等。)
本来は芝居などで自分が脚本を書いた作品に出演すること。自分で想定した「脚本」どおりに、通常は他人であるべき賛同者などの「役」
を演ずることをそれになぞらえたと思われる。英語では、靴下で作る腕人形になぞらえて、「ソックパペット(sock puppet)」と呼ばれる。
自分と反対の視点でわざと悪意のある発言を繰り返し、敵対する意見を悪く見せるストローマン・ソック・パペットなどの亜種もある。
フランス語では「付け鼻(faux-nez)」と表現される。中国語では、台湾では「分身ID」「免洗ID」、中国では「馬甲」(马甲、ある芸人が
披露した笑い話から[1])、香港では「分身」などと称される。


412:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:08:42 aBxuah0U0
目的 [編集]
自作自演を行う目的の一例として、論戦において、自分を支持する人間を多く見せかけようとしたり、自分を援護する意見を自分で行う
(現実には短時間で擁護派が集まる可能性は低いが、いったん場がかく乱されることから、見破られにくい)、あるいは投稿回数などに
制限のある電子掲示板で少しでも多く投稿することなどが挙げられる。また、初めに本来の意見とは逆のコメントを投稿し、
その後に論破することによって自らの主張の正当性を際立たせるといった手法も見られる。自分と敵対する人間があたかも
孤立しているかのように見せるために使われる場合もある。
そのほか、論戦相手に対する攻撃手段として使われる場合もある。論戦になり複数の相手から攻撃され、自分の立場が弱くなると、
「自作自演だ」と相手を多重アカウントだと決めつけて議論から逃げるのが、その典型であるが、よほどひどいフレームでもない限り、
あまり見られない。
なお、場を盛り上げる目的であれば自作自演は容認されるべきだとする考え方もある(一人芝居のような使われ方をする場合もまれにある)、
しかし、これですらも自作自演の一部であることが多い。


413:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:09:21 aBxuah0U0
鑑定人(かんていにん)とは、訴訟などにおいて一定分野の専門的知見に基づき意見を述べる人をいう。
訴訟法上の鑑定人。以下で記述。
交通事故鑑定人。当該項目を参照。
港湾運送事業法上の鑑定人。以下で記述。
その他、鑑定士を参照。

訴訟法上の鑑定人 [編集]
証人との地位の違いが問題になるが、証人は自己が過去に見聞きした出来事をありのままに語ることが要求されるのに対し
(違反すると偽証罪)、鑑定人は、一定の事実につき自己が過去に得てきた学識経験など専門的知見に照らした
判断を述べることが要求される。つまり鑑定人は裁判官の心証形成作業を一部補完する役割を持っている。
ただし、裁判官の独立の精神や自由心証主義の帰結により、裁判官は、専門家である鑑定人の判断に必ずしも拘束されるわけではない。

港湾運送事業法上の鑑定人 [編集]
鑑定人(かんていにん)とは、船積貨物の積み込みの際に、貨物の状態を確認し、海上輸送に適した梱包、積み方であるかを確認、
また、港湾での運送作業中に貨物に損害が生じた場合に貨物の損害の調査、原因の鑑定をする業務(鑑定)を行う者。
かつては港湾運送事業法に定めがあり、研修を受講し、認定総合テストに合格したうえ、国土交通省の地方運輸局が備える
鑑定人登録簿に登録を受ける必要があったが、日本の港湾・海運業の競争力強化の為の規制緩和の一環として平成17年11月1日に
法改正により登録制度は廃止された。
平成18年5月15日から鑑定事業を行う事業者の事業の許可基準として一定の知識・技能を有する鑑定人を最低限3名保有
(雇用)することとなった。
検数事業等に使用される検数人は次の各号のいずれかに該当する者であること。


414:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:10:03 aBxuah0U0
きちがいとは、本来は発狂した人間、端的に精神状態が著しく常軌を逸した人間、または常軌を逸した犯罪行為などを行う人間を表現するにあたり用いられる俗語。
漢字では気違い、気狂い、瘋とも表記する。気が違う、気が狂う、狂人とも表現する。
動詞にすると、「気違いじみる」(自上一)などと使われる。
転じて統合失調症患者、精神障害者、知的障害者、発達障害者、または常識的な知識や良心などが欠如した者(DQN)に対する、
侮蔑的な意味を持って使われるようになる。
罵り言葉としてもしばしば使われる一方で、「- 愛好家」「- バカ」という意味でも使われている。
特に1970年代ごろまではTVや書籍、漫画などのメディア媒体や一般の会話でも日常的に使われていた。
しかし、1980年代に回復治療期に、テレビ・ラジオでこの語を聞いた精神障害者がショックを受けることにより、
治癒を妨げる恐れが指摘されたことから、指摘を受けた関西の準キー局である毎日放送が使用の自粛を呼びかけた。
このため、現在ではほとんどの放送局で放送禁止用語とされるか、あるいは放送を自粛すべき言葉とされている。
これが転化して放送禁止用語=差別用語とみなされるようになった。
現在ではTVはもちろん、書籍や漫画、一般の会話でも使用されることは減っている。
昔の名作ドラマや、アニメがDVD化などされる際によくこの言葉が入っているので、以前はカットされる動きがあったがボイス部分に
不自然な空白(無音)が生まれるため、最近では「原作を尊重する」意味で手を加えないことも多くなっている
(冒頭に「お断り」のテロップが入る)。昔の漫画や書籍が近年になって復刻される際にも、「きちがい」や「気が狂う」という表記は
「気が変になる」「気がおかしくなる」など、比較的穏当な表現に差し替えられるか、全く別のセリフに置き換えられることが多い。


415:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:11:16 aBxuah0U0
ただし、一部の復刻本では「当時の表現を尊重」し、断り書きを載せた上であえてそのままにしている場合もある。
現代の漫画や書籍においては「きちがい」と堂々と書かれる事はほとんどないものの、「き○がい」など一部を伏字にした上で書かれる例もある。
「気違い」は「気が狂った」と解釈される事が多いが、実際にはもっと深く精神異常や洗脳、
マインドコントロール状態にある人間のことを総称している。
世の中には気違いにすら認定されず、江戸時代のえたや非人など人間扱いされない人々がいるのに比べれば、
気違い認定される人はいくぶんかマシである。薬などを使って意図的になることも可能である(推奨)。その精神異常性は、
この単語を書き表す際に多く現れている。「気が違う」と書くだけであるのに、何を血迷ったか「基地外」とか「キチ害」
とか変な当て字(仮借)をしてしまうし、時には「キチガイ」とカタカナで書き表したり、挙句の果てには字が分からないのか 「キ××イ」と伏字にしてしまうこともある。また、既知の外に属することから「既知外」とも。
ちなみに、「キチ×ガイ」と書いてあるときには 「鬼畜GUY」を意味するので注意が必要である。
また沖縄や横須賀など米軍基地の周辺では、正しい意味での「基地外(気違い)」と間違った意味の「基地外(基地の外側)」が混同されたり、
基地外米兵が耳にすると銃を乱射するおそれがあるため、「台所野郎(Kitchen Guy)」または「調理兵」と言うこともある。これが転じて
厨房という言葉が一般化した。



416:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:12:02 aBxuah0U0
テレビや新聞の担当者に至っては、この単語を知らないのか、それとも様々な表記が混在していてどう書けばいいのか分からないのか、
「精神異常者」などと全く別の単語に置き換えて表記してしまっている。
また、キング・クリムゾンは『二十一世紀の精神異常者』と言う曲で21世紀の気違いを予想したが、僅か12行の歌詞で示される
21世紀の気違いの描写は余りにも手緩かった事を、世界中の人間が21世紀に入るや否や知る事となった。
猫の足に鉄の爪 / 妄想の中、毒薬庫のドアの脇で
神経外科医が「もっと!」と叫ぶ / 21世紀の精神異常者
血清の棚に有刺鉄線 / 政治家を火葬にする薪
ナパームの炎で罪なき人々が犯される / 21世紀の精神異常者
死の種、盲人の貪婪(どんらん) / 詩人は飢え、子ども達は血に染まる
彼の所有する物に、何一つ必要な物などありはしない / 21世紀の精神異常者
日本語入力システムによっては「気違い」と変換されないよう、初期設定では単語登録されていないことがある。
そのため「基地外」と誤変換され、これがインターネット掲示板の「2ちゃんねる」などで使用されている。
他に、「キティ・ガイ(略してキティ)」などの片仮名を用いた表現も用いられている。詳しくは2ちゃんねる用語参照。
逆に、米軍基地や施設の敷地外を指す場合に、「気違い」を連想させないよう「基地外」ではなく
「基地の外」(きちのそと)と言い換えられることもある。


417:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:15:23 6vgYTqEQ0
知的障害(ちてきしょうがい)または知能障害(ちのうしょうがい)とは、一般的には金銭管理・読み書き・計算など、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的行動に支障があることを指す。
精神遅滞(せいしんちたい、英:mental retardation)とほぼ同義語である。日本では1950年代から学校教育法では、精神薄弱という表現が
50年近くそのままに放置されていたため、1994年頃から数年間メディア一般では、精神薄弱を「精神遅滞」という表現に一斉に変更して
使用していた時期がある。1998年に法改正があり、「知的障害」に変わったため、精神遅滞は一般には使われなくなった。「精神」の所在が
明示できないため、「精神遅滞」ではすべての資質、能力が遅れているのか、という印象を与えるためである。
ただし、アメリカ合衆国などでは、こうした障害は「精神遅滞」と呼ばれているのが常で、この分野の国際学会も、
「mental retardation」という表現を用いている。この場合の「mental」は、かならずしも「精神」という意味ではない。
法律上の定義
法令上、一般的な知的障害の定義は存在しない。福祉施策の対象者としての知的障害者について定義する法令は存在するが、
個々の法令において、その目的に応じた定義がなされている。客観的な基準を示さず、支援の必要性の有無・程度をもって知的障害者が定義されることもある。客観的基準を示す法令にあっては、発達期(おおむね18歳未満)において遅滞が生じること、遅滞が明らかであること、
遅滞により適応行動が困難であることの3つを要件とするものが多い。遅滞が明らかか否かの判断に際して
「標準化された知能検査(田中ビネーやWISCやK-ABCなど)で知能指数が70ないし75未満(以下)のもの」
といった定義がなされることある。通常、事故の後遺症や痴呆といった発達期以後の知能の低下は知的障害としては扱われない。
事故の後遺症については通常の医療給付の問題であり、痴呆については老人福祉の問題と考えられるためである。
したがって、法令上の用語としての知的障害は、精神医学の領域における知的発達障害に照応することが多い。


418:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:15:50 6vgYTqEQ0
知的障害者関連の犯罪
一部では、知的障害者が加害者や被害者などになる事件がある。また、加害者ではないのに加害者だとみなされたり、被害者・証人であっても
証言に信頼性がないとされたりする場合もある。また行動の犯罪性自体を理解できず教唆されて犯罪に巻き込まれる場合もある。
知的障害者にとって、被害者となった場合、告発などの手続は分かりにくく、必要な支援も得難いため実際の被害はかなり多いと思われる。
加害者となったり冤罪被害者になった場合も裁判手続が難解で充分な主張がなされない場合が多い。
イギリスでは「適切な大人」という名の知的障害者の裁判支援要員が制度化されている。
一方、「問題行動」によって被害が発生する場合もあり、「地域社会で十分な受け皿が整っていないにもかかわらず、
拙速なノーマライゼーションが実践されたため」と見る向きもある。元衆議院議員の山本譲司は不正受給問題で懲役刑を受けた時の体験から
『獄窓記』という書籍を出版し、刑務所内の知的障害者の比率が一般社会と比べて異常に高いと指摘している。
著書『累犯障害者』の中で山本は、実社会では生きるすべを持たない知的障害者たちが、繰り返し犯罪を犯しては
刑務所に戻ってくる様を克明に描いている。服役囚全体の4分の1が知的障害者である現実を伝えている。
知的障害の分類 原因による分類 病理的要因
ダウン症候群などの染色体異常・自閉症などの先天性疾患によるものや、出産時の酸素不足・脳の圧迫などの周産期の事故や、
生後の高熱の後遺症などの、疾患・事故などが原因の知的障害。脳性麻痺やてんかんなどの脳の障害や、心臓病などの内部障害を合併している
(重複障害という)場合も多く,身体的にも健康ではないことも多い。
染色体異常が原因の場合は知的障害が中度・重度であることが多く、外見的には特徴的な容貌であることも多い。



419:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:16:21 6vgYTqEQ0
生理的要因 特に知能が低くなる疾患があるわけではないが、たまたま知能指数が低くて障害とみなされる範囲(IQ70または75以下)に
入ったというような場合。生理的要因の知的障害がある親からの遺伝や、知的障害がない親から偶然に知能指数が低くなる
遺伝子の組み合わせで生まれたことなどが原因である。合併症はないことが多く、健康状態は良好であることが多い。
知的障害者の大部分はこのタイプであり、知的障害は軽度・中度であることが多い。「単純性精神遅滞」などともいう。
心理的要因 現代日本ではあまり見られないが、養育者の虐待や会話の不足など、発育環境が原因で発生する知的障害。
リハビリによって知能が回復することが可能。関連用語に「情緒障害」がある[2]。また、離島や山岳地帯や船上などの刺激が
少ない環境で成育した児童の場合も、IQが低い場合が多い(知能指数#生活環境参照)。
IQテスト自体○や△など抽象的な図柄を見分けるといった文明社会に馴染んだ者にとって有利な問題となっている。
従って、都会生活を経験したことのない先住民族などには不利な評価が下されることになる。
このことは意図的にアメリカで有色系移民を排除する目的で誤用されたことがある。
知的障害とその他の発達障害の関連 知的障害と自閉症
「自閉症」という障害は、知的障害があるもの(狭義の自閉症)と、知的障害がないもの(高機能自閉症・アスペルガー症候群)に
便宜的に分類されているが、その他の関連した障害を含めて自閉症スペクトラムという連続した障害と捉えることがかつて提案された。
広汎性発達障害という用語がほぼ同義語として機能している。知的障害は、知能面の全体的な障害であり、自閉症の本質である
コミュニケーション障害は、対人関係面を主とした障害である。昔から知られている種類の自閉症は狭義の自閉症のことであるが、
これはコミュニケーション障害と知的障害が合わさったものである。近年知られてきた種類の自閉症である高機能自閉症は、
コミュニケーション障害のみであり、知能指数の全体平均は知的障害の域に達しない。
しかし、知能指数を要素別に計測すると、各要素間に大きな差が見られる。


420:名無しさん@入浴中
10/01/30 17:16:50 6vgYTqEQ0
知的障害と学習障害
学習障害は、読み・書き・計算など学習面の一部、または全部に困難さがあるが、会話能力・判断力などの知能の他の面では障害がない。
知的障害の場合は、学習面も含めて、知能面など全般的に困難さがあり、その点が違っている。
ただし両者は相容れないものではなく、例えば軽度の知的障害者が、学習面で重度の困難があるような場合、
知的障害と学習障害を合併しているといえる。
脚注 ^ ダウン症の青年(女性)が大学(国文学科)に進学し、卒業した事例もあるので、一概に高等教育に不向きであるとは言えない。
^ 自閉症が情緒障害に分類される場合もあるが、自閉症は先天性の脳機能障害である。

サヴァン症候群( - しょうこうぐん、savant syndrome)とは、知的障害や自閉性障害のある者のうち、ごく特定の分野に限って、
常人には及びもつかない能力を発揮する者の症状を指す。「savant」は、フランス語で「賢人」の意味である。
現在では脳の器質因にその原因を求める論が有力だが、自閉性障害のある者が持つ特異な認知をその原因に求める説もまた有力である。
自閉性障害のある者の全てがこのような能力を持っているわけではない。自閉症と同様、男女比は男性が女性の数倍である。
広義には、障害にもかかわらずある分野で他の分野より優れた(健常者と比較して並外れているわけではない)
能力を持つ人も含めることもある。狭義のサヴァン症候群は極めて少なく、全世界で数十名程度しかいないと思われる。



421:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:34:31 h820FapV0
能力の例
特定の日の曜日を言える(カレンダー計算)。ただし通常の計算は、1桁の足し算でも出来ない場合がある。
航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起すことができる。映像記憶。
楽譜は全く読めないが、1度聞いただけの曲を、最後まで間違えずにピアノで弾くことができる。
書籍や電話帳、円周率などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
芸術性の非常に高い作品(絵画、彫刻など)を作ることができる[1]。
並外れた暗算をすることができる。
この他にも様々な能力(特に記憶に関するもの)がみられるが、対象物が変わると全く出来なくなってしまうケースがある
(航空写真なら描き起こすことができるが、風景だとできない、など)。
サヴァン症候群に関する報告で、一部に信憑性への疑問が出てきた。100個以上の物の数を瞬間的把握する能力
(以下で述べる映画『レインマン』でも取り上げられた)、および10桁もの巨大な素数を言う能力についてである。
文献ではESPなど挙がっていることもあるが、言うまでもなく不適当である。レインマンは、全体としては専門家の監修のもと
サヴァン症候群の様子が比較的忠実に描写されている。
1988年に映画『レインマン』がヒットして、サヴァン症候群への関心が高まることとなった。原作を書いた作家バリー・モローは、
最初にテキサスのARC打ち合わせでサヴァン症患者キム・ピークと会ってインスピレーションを受けた。
また、キム・ピークのもの以外のサヴァン症候群もレイモンドのキャラクターに盛り込まれた。
サヴァンであるレイモンド役を演じたダスティン・ホフマンは、役作りの上でサヴァン症候群の患者何人かに会っている。
ホフマンが会ったサヴァンの中でもレイモンドの能力や行動に最も近いのは、驚異的な速算力で有名だったジョゼフ・サリヴァンである。
ドナルド・トレファート博士は、映画『レインマン』は自分のお気に入り映画の1つであり、サヴァンを演じたホフマンの演技に
非常に感銘を受けたと語っている。


422:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:35:40 h820FapV0
自閉症(じへいしょう、Autism)は、社会性や他者とのコミュニケーション能力の発達が遅滞する発達障害の一種、
先天性の脳機能障害、認知障害である。時に、早期幼児自閉症、小児自閉症、あるいはカナー自閉症と呼ばれる。
うつ病や、御前等みたいなひきこもり、内気な性格を指して自閉症と呼ぶこともあるが、これは誤った認識である。
詳しくは#病気概念を参照のこと。
定義 アメリカ精神医学によるDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental disorders)によると 第一軸の
「通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害」における広汎性発達障害(pervasive developmental disoders)
に位置づけられている。自閉性障害の基本的特徴は3歳位までに症状があらわれ、以下の3つを主な特徴とする行動的症候群である。
対人相互反応の質的な障害 意思伝達の著しい異常またはその発達の障害  活動と興味の範囲の著しい限局性。
原因
現在では先天性の脳機能障害によるとされており、多くの遺伝的因子が関与すると考えられている。
保護者の教育や生まれ育った環境が原因で自閉症になるということはあり得ない。
(別の案内者による別の見解だが、1973年にノーベル生理医学賞を受賞したニコラス=ティンバーゲンはノーベル賞授賞式の記念講演で
Autism「自閉症」について持論を展開している。 URLリンク(nobelprize.org)
このリンクに動物行動学を応用するティンバーゲン氏の研究があり、それによると、人間が幼い頃の環境要因に適応できずに、
ストレス過多で生体が反応する一例として、自閉症が取り上げられている。自閉症は第一子に多いことや、
親に真面目過ぎる人が多いことなど、環境要因が大きいとしているが、親を責めているのではなく、
「親も子も環境のストレスに対応しきれないでいる「被害者」だということを覚えていて欲しい」としている。
そして実践的に、彼ら自閉症と呼ばれる人々が、ある手法によって、感情的にも安全で人間的に素直に人と関われる環境作りがなされ、
そこで全人教育的に経験豊かな教師と接していくうちに症状が消滅していった事例が報告されており、
アレクサンダーテクニークもそのうちの一つの手法として紹介されている。)


423:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:36:34 h820FapV0
フランス・パスツール研究所の研究チームが、フランス国立医学研究機構およびスウェーデン・イエーテボリ大学と行った共同研究では、
自閉症者の脳内で遺伝子「シャンク3(SHANK3)」に異常があることが指摘されている。ただし、研究チームからはシャンク3で
自閉症の全ての症状を説明できるわけではないと警告が発せられており、主要な社会的障害についてある程度説明ができるかもしれないと
述べるにとどまっている。父親が中高年のときに授かった子供である場合、新生児が自閉症になりやすいとする近年の米国の研究がある。
同研究によると、父親が40歳以上の新生児は、自閉症や関連の症例が30歳未満の父親の場合の約6倍で、30~39歳の父親と比較すると
1.5倍以上であったとされている。一方、母親については、高齢者で多少の影響を及ぼす可能性は排除できないものの、
子供の自閉症に与える影響はほとんど認められなかったとされている[1]。
日本の独立行政法人理化学研究所は、神経細胞の生存や分化に重要な神経栄養因子の分泌を調節する遺伝子
(CADPS2遺伝子)の異常が、自閉症の発症メカニズムに関係しているとの研究成果を発表している[2]。
サルや頭のお前らみたいな知能の低いチンパンジーなどの動物の大脳皮質の前頭葉に運動前野と呼ばれる領域があり、
この領域にあるニューロンは、お前たちみたいな知能の低いチンパンジーやサルが自分で動いている時に反応するだけでなく、
ヒトが自分と同じ動きをしているのを見ている時にも反応した。このように他者の動作に対しても、
まるで鏡を見ている様に反応することから、ミラーニューロンと名づけられ、
その後、fMRIによってヒトでも同様のミラーニューロンの存在が示唆された。
ヒトのミラーニューロンは大脳のいくつかの部位に存在していると見られており、例えば、前帯状皮質の一部の領域は、
自分の痛みだけでなく、他人が痛がっている場面を見た場合も同じように反応することが確認されている。


424:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:37:03 h820FapV0
カリフォルニア大学のV.S.ラマチャンドランとL.M.オバーマン(Lindsay M.Oberman)らのグループ、
スコットランドのセントアンドリューズ大学のホイッテン(Andrew Whitten)らのグループは、ほぼ同じ時期に、対人スキルや共感の欠如、
言語障害、模倣が上手く出来ない等の自閉症の特徴は、すべてミラーニューロンの機能不全と同じ特徴を持つとの説を発表した。
この仮説に基づき、カリフォルニア大学のアルトシュラーが、知的障害が少なく低年齢でもない自閉症児達の脳波を調べた結果、
手を握ったり開いたりするなど、意識的に体を動かす「随意運動」を行なう際に抑制される「ミュー波」が、正常なヒトでは他者の
随意運動を見ている時も抑制されるのに対し、自閉症児の場合、自分で動く時には抑制されるものの、
他者の動作を見ている時に抑制されることはなかった。
ヘルシンキ工科大学のハリ(Rittea Hari)のグループは、脳磁図を使って、自閉症児の子供ではミラー・ニューロンが存在すると見られる
領域に活動の異常があることを見出した。ハリと同様のことは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のダプレット
(Mirella Dapretto)らによっても、fMRIを使って観察された。以上のようにミラーニューロンと自閉症との関係が示唆されている。しかし、ミラーニューロンがヒトに存在すること自体がまだ完全に
証明された訳ではなく、このニューロンと自閉症との関係もいまだ不透明である。また、異常があると自閉症になるという可能性はあるが、
体を揺らす、アイコンタクトの回避、知覚過敏、特定の音に対する嫌悪などの自閉症特有の症状は、
ミラーニューロンの異常だけでは説明できない。
これらの症状の原因については、ラマチャンドランらのグループから出された「突出風景理論」(salience landscape theory)
と呼ばれる仮説で、大脳の感覚野と扁桃体のあいだの連絡が正しく行なわれない為に、外部刺激に対する反応が正常に行なわれず、
極端な感情反応を示すことになると説明されている。
しかし、ミラーニューロン仮説も、突出風景理論も、自閉症の原因の全てを解明するものではない[3]。


425:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:37:32 h820FapV0
高機能自閉症
自閉症スペクトラムのうち、知的障害がないもの(一般的にはIQ70以上)を高機能自閉症(知的遅れのないカナータイプ)や
アスペルガー症候群(言語障害は無いが、視覚認知・空間認知力に、問題を生じる)と呼ぶことがある。「高機能」というのは
知能指数が高いという意味であるが、平均的な健常者より高いとは限らず、知的障害との境界域の場合もあれば、
一部平均的な健常者をはるかに上回る場合もある。1980年代以降、急速に認知されてきた。
症状
言語の発達の遅れ、対人面での感情的な交流の困難さ、反復的な行動を繰り返す、行動様式や興味の対象が極端に狭いなどの様々な特徴がある。
喋らなすぎるにせよ、喋りすぎるにせよ、プロトコルの互換性が低いがために対他的コミュニケーションポートが相対的に
“閉じ”気味の存在であることは、あらゆる自閉症児に共通する。
「自閉」という言葉から、他者とのかかわりを一切持たない、寡黙というイメージを連想することもあるが、実際の自閉症の場合は、
一般的に恥ずかしいと思って秘密にするような事でも正直に話してしまうなど、
むしろイメージ的には自閉とは逆の「自開」である[要出典]という人もいる。
なお、自閉症の症状は人によってかなり異なり、以下の特徴が当てはまらない場合もある。


妄想性人格障害(もうそうせいじんかくしょうがい; 英:Paranoid personality disorder)とは、精神科医において、
偏執病(パラノイア; 英:Paranoia)的特徴を伴う人格障害と診断されるものである。
この症状は、拒絶・憤慨・不信に対して過剰な感受性を示すとともに、経験した物事を歪曲して受け止める傾向に特徴がある。
普通で友好的な他人の行動であっても、しばしば敵対的や軽蔑的なものと誤って解釈されてしまう。
本人の権利が理解されていないという信念に加えて、パートナーの貞操や貞節に関する根拠の無い疑いであっても、
頑固に理屈っぽく執着する。そのような人物は、過剰な自信や自己指示を誇大にする傾向がある。
なお、この文脈で『偏執病』(パラノイア)という用語が意味するのは単なる妄想や精神病の存在ではなく、人々に対する猜疑心や不信が理由もなく進行中であることを意味している。


426:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:41:23 HcsvIrIq0
ICD-9分類 301.00 妄想性人格障害
ICD-10分類 F60.0
他人の目的が悪意に満ちているという不信や猜疑心は、後述のような4つ以上の兆候として成人直後に
始まり現在まで引き続いて現れてくる:
猜疑心:十分な根拠も無く、他人が自分を不当に扱っている・傷つけている・だましていると疑う
友人や仲間の貞節や信頼性に対し、不当な疑いを持ち続ける
情報が自分に不利なように用いられる、という根拠の無い恐怖のために、他人を信頼するのに躊躇する
執拗に恨みを持つ:自分が受けた無礼、負傷、侮辱などを許さない
自分の性格や世間体が他人に伝わっていないことに攻撃性を察知して、すぐに怒って反応したり反撃する
配偶者や異性のパートナーの貞操に対し、正当な理由もなく、繰り返し疑いを持つ除外される状況としては、
精神病的な特徴を伴う気分障害や統合失調症、およびその他の精神病的障害との間に、排他的に生じないこと
一般的な医療環境に伴う心理学的効果で生じていないこと がある。

独裁者の病
この障害は強大な権力を持つ者、特に一代で成り上がった絶対権力者に非常に多く、独裁者の病であることが知られている。
独裁者は常に他人に蹴落とされる可能性(それも命を失う可能性)を秘めており、部下を常時監視する必要がある。
成り上がりの独裁者は自分が独裁者になる過程で、前独裁者を謀略で失脚させるようなことをしていたり、
自身の暗殺計画が発覚したり、実行されたりすれば、より部下を全く信用することができなくなり、
さらに命を狙われる可能性が常にある為、元々の性格はそんな兆候のない者でも、成り上がった独裁者は必然的に妄想性人格障害になり、
ならない独裁者の方が少ない。なお普通の巨大な会社の社長や、巨大の宗教団体(特に新興宗教)の教祖にも見受けられる。
(参考文献:パーソナリティ障害 岡田尊司著 PHP新書)
治療
一般的な人格障害全般にいえることであるが、人格障害は病というより性格が偏っている。要は性格が異常なだけであり、
精神疾患ではない為、治療はかなりの困難が伴う。匙を投げている医者も多く、
人格障害は受けない病院もある為、生半可な覚悟では治せない。そして治すことができるのは本人だけである。


427:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:42:19 HcsvIrIq0
妄想(もうそう)とは、非合理的かつ訂正不能な思いこみのこと。妄想を持った本人にはその考えが妄想であるとは認識しない
(病識がない)場合が多い。精神医学用語であり、根拠が薄弱であるにもかかわらず、確信が異常に強固であるということや、
経験、検証、説得によって訂正不能であるということ、内容が非現実的であるということが特徴とされている。
日常的な会話でも用いられることもあるがそのときはいかがわしい考えや空想を表し、必ずしも病的な意味合いを含むわけではなく
軽い意味で使われている。妄想と一言にくくっても、その内容や程度は個人差が大きい。
軽度で生活に支障をほとんど来さないものから重大な支障を来すようなものまで様々である。
本人が妄想であるとは自覚していない(「病識」がない)ことが多いが、漠然と非合理性に気づいている場合
(いわゆる「病感」がある状態)、あるいは他者の前では隠すことができ生活に適応している場合(いわゆる「二重見当識」)など様々である。
妄想の分類
原因による分類 様々な精神疾患(統合失調症、躁うつ病、うつ病、痴呆、せん妄、あるタイプのてんかん、急性薬物中毒、覚醒剤乱用など)
に伴って生じることがある。しかし、健常者においても断眠や感覚遮断など特殊な状況に置かれると一時的に妄想が生じることもある。
また、原因となる基礎疾患によっても生じる妄想の種類が異なる傾向があり、統合失調症に多いのは被害妄想、関係妄想、
誇大妄想などで、うつ病に典型的なのは罪業妄想、心気妄想、貧困妄想であるとされているが、必ずしも全例に当てはまる訳ではない。
「一次妄想」と「二次妄想」
古典的には、まったく根拠を持たない妄想を一次妄想(「あの人はまだ自分がxxであることに気づいてない。」
「おれはナポレオンの生まれ変わりだ」「近所の人たちが私を電波で攻撃している」など)、何かしらの経験と関わりがある妄想を
二次妄想(「私の病気は不治の病なのだ」「皆の不幸は私のせいなのだ」など)と区別している。


428:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:43:33 HcsvIrIq0
しかし、一次妄想と考えられる妄想にも本人なりの理由が存在している場合も多く、真の無意味で根拠のない妄想はまれである。
了解可能か否かで一次妄想と二次妄想を区別するという定義もあるが、「私の病気は不治の病なのだ」という妄想も抑うつ気分か
悲観的妄想が出現していれば理解可能であるが健康なひとがそのような妄想をもっていれば了解不能であるため、
これらの区別は難しい。偏見との区別も難しく、考えの根拠を聴取し、ひとつひとつ反証していくことで妄想と明らかになるが、
文化が異なる反証であるとその方法は有効ではなくなる。
さらに一次妄想は以下の5つに細分化されている。
妄想気分:周囲がなんとなく意味ありげで不気味と感じる。形容ができないがそこから具体的な判断がおこり妄想となる。
妄想知覚:正常な知覚に特別な意味づけがなされる。それが強固な確信となり訂正が不可能である。
妄想表像:とんでもないイメージを抱く。
妄想覚性:途方もないことを察知するが実体には何も理解できていない。
妄想着想:ある考えや古い記憶が突然思いがけない意味をもって思い出され、強固な確信に至ること。
妄想知覚などは統合失調症でよくみられる現象である。具体例は漫画ブラックジャックによろしくなどで詳しく描かれている。
二次妄想はうつ病でよく見られる現象である。心気妄想、微小妄想などが有名である。「なんとなく胃が痛い、
病院にいって検査しても異常がない、心療内科の受診を勧められ、それでうつ病と診断される」こういったエピソードが心気妄想には多い。
内容による分類
誇大妄想は、現実的な状況から逸脱し、自己を過剰評価したり、実際には存在しない地位・財産・能力があるように
思い込んでいる状態である。躁病によく見られる。
被害妄想 他人から悪意をもって害されていると信じる妄想。何らかの犯罪的な干渉を受けていると信じこみ、事業や就職などにおいて
失敗しても、他者からの攻撃で失敗したと考えたり、「脳内に何らかの機器を埋め込まれ、意識や行動を操作されている」と考えたりする。
被害妄想も参照のこと。


429:名無しさん@入浴中
10/01/30 18:44:22 HcsvIrIq0
注察妄想 「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想。
関係妄想 周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想。
盗害妄想 自分の物を盗まれたと思い込む。痴呆によく見られる。
罪業妄想 自分は非常に悪い存在だ、罰せられるべきだ、皆に迷惑をかけているなどと思いこむ妄想。うつ病によく見る。
心気妄想 自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想。実際に病気に罹っていても、その症状が自分の思っているより
非常に軽い場合もこの種類に分類される。うつ病によく見られる。
貧困妄想 現実にはそうでないにも関わらず、自分は非常に貧しい、借金を抱えてしまったなどと信じる妄想。うつ病によく見られる。
その他 不死妄想、Capgras妄想、被毒妄想、恋愛妄想、血統妄想など(詳しくは統合失調症参照)。嫉妬妄想は隠される場合が多い。
妄想の原因
生物学的に
統合失調症では中脳辺縁系のドパミン神経の過活動が妄想、幻覚の発生に関与していることが示唆されている。
うつ病やせん妄に伴って生じる妄想に対してもドパミン遮断薬である抗精神病薬が有効であることなどから、
それらの疾患でもドパミン神経系の過活動が関与していることが推測される。
精神力動学的に戦争や災害の被災者や凶悪事件等の被害者が、一時的に妄想状態に陥ることがある。
これは、現実から遊離する事によって精神的なダメージを回避しているとみなすこともできる。
統合失調症などの疾患においての妄想ですら、過剰なストレスが精神を破壊しないようにするため逃げ場であるという見方すらできる(
ジョン・シュタイナー「こころの退避」参照)。但し安全装置という観点では妄想の代わりに衝動性が生じることもある
(いわゆる、キレる状態)。しかし安全装置であるとはいえ病的な方法であることには間違いなく、治療が必要である。
そして、本人にとっては安全装置であったがゆえに、治療の途中で激しい抵抗に遭うことは珍しくない。
それなりに安住の地であった妄想の世界から現実の世界を直視することは苦しみを伴うのである。
ここでいかに本人のペースを尊重しつつ、希望や安心感を与えつつ現実と折り合いをつけてもらうかが、
精神科医や援助者の力量が問われるところである。


430:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:06:32 tPuEWnyd0
妄想の弊
その妄想に対して否定的な現実を敵視したり、妄想を認めない他人に攻撃的になることがある。ときには暴力に結びつくこともある。
周囲からみれば異常な行動をとり、周囲に疎まれ孤立したり攻撃されたりする危険がある(例としては「警察に電波で盗聴されている」と
思い込み、警察に「そのような捜査が許されるのか」と乗り込んだり、それで相手にされなかったり警察が否定すると
警視庁のトップや大臣、果ては総理大臣に記録が残るかたちで質問状を送る、当然相手にされるはずがないが、
それで満足な回答が得られないと「答えられないのには理由があるはずだ」などと極めて強引かつ自分にいいように
解釈するというものがある。インターネットのウェブサイトやブログ上でその主張を公開する者も多い)。
本来、社会的動物である所の人間が社会から逸脱する事は、当人にとっても周囲にとっても非常にダメージが大きい。
妄想が回復した後の社会復帰にも支障が残ることもある。ただし、だからといって疑うことをやめてしまうと、
実際に他者にいいように利用される可能性もあるため、妄想とそうでない場合との線引きは事実上難しいといえよう。
「自分は空を飛べる」などの妄想に支配され転落したり、「頭の中に埋め込まれた装置を取り出す」ために頭部を自傷するなど
自らを傷つける危険性もある。
関連語句健常者の(しばしばくだらない、あるいは淫らな)空想のこと。妄想癖(もうそうへき)とも言う(例:性的妄想)。
想像の域を出ない主観的な決め付けのこと。しばしばインターネット上で多用される。


431:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:07:25 tPuEWnyd0
インターネット依存症(インターネットいそんしょう、インターネットいぞんしょう)、インターネット中毒(インターネットちゅうどく)は、
1997年にイヴァン・ゴールドバーグによって理論づけられた障害である。賭博依存症と比較することで、DSM-IVで診断される。
ゴールドバーグとキンバリー・ヤングは、インターネット依存症をDSMの次の版であるDSM-Vに含めるように請願活動を行っている。
そうすることで、保険会社がインターネット依存症のカウンセリングのための支払いを行うようになるとされている。
しかし、インターネット依存症は実際の障害ではなく、これをDSM-Vの精神障害として分類するべきではないとする主張も強い。
診断基準の案
12か月のうちに、以下の3つないしそれ以上の臨床的に重篤な障害や苦痛に至る、
インターネットの利用における不適応のパターンが見られること。
以下のいずれかで定義される耐性。
満足感を得るために、インターネットに非常に長い時間ふれている必要がある。
インターネットにふれる時間が同じである状況が続けば、影響が極端に減少する。
以下のAまたはBによって明らかになる禁断症状。
(A)以下の1~3のような特徴的な禁断症状。
大きく長期間にわたるインターネットの使用の中止または縮小。
以下のうち2つまたはそれ以上の現象が、インターネットの中止から数日~1か月後以内に発生する。
(a)精神運動性の動揺。
(b)不安。
(c)インターネット上で起こっていることについての強迫観念的な考え。
(d)インターネットについての空想または夢。
(e)自発的または無意識に起こる、指のタイピングの動き。


432:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:09:21 tPuEWnyd0
(B)インターネットまたは類似したオンラインサービスを利用することで、禁断症状が軽減するかなくなる。
意図したより長い時間、インターネットにアクセスしている。
インターネットの使用を減らすか制限しようとする欲求や努力はするが、うまくいかない。
非常に多くの時間をインターネットに関連した活動(たとえば、インターネット関連の書籍を購入したり、新しいWebブラウザを試してみたり、ベンダーの調査を行ったり、ダウンロードしたファイルを分析したりする)に費やす。
インターネットの使用のために、家族、社会、職業、あるいはレクリエーションの重要な活動の期間や頻度が減少する。
持続的、あるいは再発する、身体、家族、職業、精神の問題が引き起こされる(たとえば、睡眠不足、結婚が困難になること、
早朝の約束への遅刻、職業上の任務の放棄、あるいは重要な他者を放棄する感情)のを知っているにもかかわらず、
インターネットの使用を継続している。
批判
キャロル・ポテラとジョナサン・ビショップをはじめとするインターネット研究者によって、インターネット依存症などというものは
存在しないと主張されている。インターネットは社会的媒体であり、人はインターネットという媒体に没頭することはできないと考えられている。
インターネットは環境であると見なされているが、オークションサイトで値をつけるような媒体の面も持っている。
また、インターネット依存症理論が強く比較している、インターネットの使用とギャンブルの依存との間には有意な差が存在する。
インターネットが大きな部分で向社会的で、双方向的で、情報主導の媒体であるのに対し、ギャンブルは個人的で、反社会的で、
社会的な埋め合わせになる価値をほとんど持っていない。
また、上記のテストなどもごく普通の人間であっても依存症とされるなどの曖昧な点を含んでいる。
実際のところ治療を必要とするまでの深刻な例は0.5%以下であると言われている事に加え、具体的な診断基準についても研究家によって
まちまちであり統一した基準は存在しない。



433:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:10:09 tPuEWnyd0
ネット中毒(ネットちゅうどく)とは、インターネット(古くはパソコン通信)に接続し、チャットやBBSへの書き込み、
オンラインゲーム等を長時間にわたってやり続けるなど、現実世界の生活に支障をきたすまでになってきている嗜癖状態を指す、主に俗語として使われる表現である。
1990年代終わり頃までは、一種の自嘲ないし揶揄を含む表現であったが、近年ではインターネット上のサービス利用者が精神的に
不安定な兆候を示す例も報告されており、社会問題として提起されている。
通常の生活がネット利用によって、好ましからざる影響を受け、以下のような状況に陥っている状態をいうことが多い。
睡眠不足や昼夜逆転生活
ドライアイ・眼精疲労や腰痛、キーボード腱鞘炎といった長時間端末を操作する事による健康的異常
ネットゲームや会員制有料チャット等のサービス利用料金から来る、経済的圧迫(実際は家族が払っていることも多い)
特殊なコミュニティにばかり関係し、世間一般の常識が欠落する、更には自分で気付かずに非常識な言動をしている
ネット上で解放されたと思っており、現実の状況は「本当の自分の姿」では無いという認識を抱く
ネットコミュニティ上で賞賛されている状態を長引かせたいがために、犯罪的行為や実際の犯罪行為すら辞さなくなる、法的逸脱状態 。


434:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:10:32 tPuEWnyd0
社会現象
日本でも、欧米でも、ネットに没頭する余り、実生活を省みないと目される人は多く、特に日本では、引きこもりと呼ばれる
対人恐怖症や広場恐怖症・パニック障害等の複合的症状を示す人が、ネットに依存した生活をおくっていると見なす識者は多い。
例えば成城墨岡クリニックの院長である墨岡孝は、1997年ごろからじわじわとであるが増大傾向にあり、当人が自覚しておらず
周囲が問題とみなして病院に連れてきて、初めて発覚することも多いとしている[1]。
ネット上の各種サービス利用料金も、大きな問題を生む事があり、韓国ではネットゲーム上の商品である
(アバターに着せる事の出来る服の)データを、電話料金上乗せで課金される環境で、親に内緒で安易に買い過ぎた11歳の女児が、
母親に叱られたショックで自殺するという事件もおきており、利用者の年齢で利用額に上限を設けようという業界方針以前に、
児童向けサービスに課金する企業の姿勢を問題視する市民の声も挙がって、商業サービスの収益と依存性という現象に、
倫理的な問題が提起されている。


435:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:10:59 tPuEWnyd0
オンラインゲーム『エバークエスト』において、仕事をやめて1週間通してプレイし続け、ついには自殺した例や、
やはり他のオンラインゲームでも「ゲームをプレイし過ぎて過労死」という事例もアジア方面で社会問題化している。
詳しくはゲーム依存症を参照されたい。他方、掲示板で騒がれたくて動物虐待事件を起こした例(→福岡猫虐待事件)や、
ネットアイドルを標榜していた者が、2006年に自分のブログに注目を集めたいがためだけに連続放火を行った事件も報じられており、
インターネット上での注目を集めたいという動機による犯罪行為も、従来は考えられなかった動向だとして、
しばしば報道にも大きく取り上げられている。
心理面から見たネット中毒
この分野は、ネットというメディアが誕生した事と、心理学面の因果関係立証には多大な時間が掛かる事もあって、
研究はまだ始まったばかりという段階である。それだけに、安易に「ネットに依存する病気である」と述べるのは非常に危険である。
ただその一方で、インターネット依存症という論理も存在しており、インターネットの提供しているサービスの依存症状態に陥っていると
見なす向きも存在する。
その一方、カナダ・アルバータ大学大学院のMary Modayilらによる2004年のレポートでは、何らかの精神疾患を抱えネットの利用に
長時間没頭しがちとなる傾向があることは認めながらも、インターネット利用以前から長期の精神疾患の傾向にある者にとっては、
それらサービスの利用が何らかの癒しとして、うつ病など気分障害の治療に役立つ可能性も示されている


436:名無しさん@入浴中
10/01/30 19:11:31 tPuEWnyd0
自己愛性人格障害(じこあいせいじんかくしょうがい、Narcissistic Personality Disorder)とは、ありのままの自分を愛せず、
自分は優越的で素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込む人格障害であるとされるが、過度に歪んだルールである
内的規範が弱いケースであるため、精神病的に扱われる事もある。
概要
境界性人格障害とセットにして扱われる事もあるが、自己愛性人格障害の方が内的規範は比較的高いとされる。
また、境界性人格障害の回復期には、一過性の自己愛性人格障害を経るケースが多いという報告もあり、より安定した状態であるとも考えられる。これとは逆に、自己愛型防衛に失敗した自己愛性人格障害の患者が、境界性人格障害同様の状態を呈した例も報告されている。
自己愛性人格障害はどちらかと言うと男性に多いとされる。WHOのICD-10では正式な精神障害としては採用されていない。
境界性人格障害でも原因として日本では過保護、アメリカでは虐待が多いという指摘があるが、
自己愛性人格障害に関しても似たような言説がある。
しかし、果たして本当にそうなのかは専門家の間ではコンセンサスが取れていない。
過保護が虐待の可能性もあるという指摘もある上、境界性人格障害でも脳の脆弱性が問題となっているようにそうした
生理学的要因も考えられる。主に虐待としては暴力ではなく、多忙な親に放置される、無視される等の不満が原因である場合が多い。
実際に社会的に評価されたり、ルックスや家柄が良い、IQが高い等、常に多大な賞賛を浴びる状態が幼少期から続く、
など本人の素質よりも周囲の行動によって自己愛性人格障害になる場合が多い。
自己愛性人格障害の万能感は母子関係によってさらに強化されることがある。
境界例的な親自身や周りの家族や友人が見捨てられる不安から、子どもを甘やかす等である。


437:名無しさん@入浴中
10/01/30 21:17:08 tPuEWnyd0
名誉毀損罪(めいよきそんざい)は、刑法230条に規定される罪。親告罪。民事事件における名誉毀損については「名誉毀損」を参照。
概要
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した場合に成立する(刑法230条)。法定刑は3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金である。
この場合の人とは、「自然人」「法人」「法人格の無い団体」などが含まれる。 ただし、「アメリカ人」や「東京人」などといった、
特定しきれない漠然とした集団については含まれない。通説では、本罪は抽象的危険犯とされる。
つまり、外部的名誉が現実に侵害されるまでは必要とされず、その危険が生じるだけで成立する。
事実の有無、真偽を問わない。ただし、公共の利害に関する事実に関係することを、専ら公益目的で摘示した結果、
名誉を毀損するに至った場合には、その事実が真実であると証明できた場合は処罰されない(230条の2第1項、
下記の「真実性の証明による免責」参照)。
毀損された名誉が死者のものである場合には、その事実が客観的に虚偽のものでなければ処罰されない(230条2項)。
ただし、名誉毀損をした後、名誉を毀損された者が死亡した場合には、通常の名誉毀損罪として扱われ、
当該事実が虚偽でなかったということのみでは免責されない(230条の2の適用が問題となる)。
「公然」とは、多数または不特定のものが認識し得る状態をいう。たとえその当時見聞者が皆無であったとしても、
公然事実を摘示したものということを妨げることはできない。 会議室やトイレでの会話など、
少数であってもそれらの者がしゃべって伝播していく可能性があれば、名誉毀損罪は成立する。
いわゆる「公然」とは秘密でない行為を指称し、多数人の面前において人の名誉を毀損すべき事実を摘示した場合には、
その多数人が特定しているときであっても、その行為を秘密ということができない場合は公然ということを妨げることはできない。
道路通行人にも容易に聴取れる状況の下で怒鳴った場合には、公然でないとはいえない。


438:名無しさん@入浴中
10/01/30 21:17:42 tPuEWnyd0
「名誉」とは、通説はこれを外部的名誉、すなわち社会に存在するその人の評価としての名誉(人が他人間において不利益な批判を
受けない事実で人の社会上の地位または価値)であるとする。これに対して、同罪の名誉とは、名誉感情(自尊感情)であるとする説がある。
この説によれば、法人、あるいは法人でない社団もしくは財団に対する名誉毀損罪は、論理的には成立し難いこととなる。
「毀損」とは、事実を摘示して人の社会的評価が害される危険を生じさせることである。大審院によれば、
現実に人の社会的評価が害されたことを要しない(大判昭和13年2月28日刑集17巻141頁)とされる(抽象的危険犯)。
名誉毀損罪は、人の名誉を毀損すべきことを認識しながら、公然事実を摘示することによって成立し、名誉を毀損しようという
目的意思に出る必要はない(大判大正6年7月3日刑録23輯782頁)。
事実の摘示
摘示される事実は、人の社会的評価を害するに足りる事実であることが要求されており、事実を摘示するための手段には特に制限がなく、
『インターネットの掲示板で書き込む』『張り紙で噂を広める』『街宣車を動かして噂を宣伝する』などの場合であっても成立する。
その事実の内容の真偽を問わない(信用毀損罪の場合は虚偽の事実でなければならない)。また、公知の事実であるか非公知の事実であるかを
問わない(大判大正5年12月13日刑録22輯1822頁)。事実を摘示せずに、人に対する侮辱的価値判断を表示した場合は、
侮辱罪の問題となる。被害者の人物の批評のようなものであっても、刑法230条にいう事実の摘示であることを妨げない。
また、うわさであっても、人の名誉を害すべき事実である以上、公然とこれを摘示した場合には名誉毀損罪が成立する
(最決昭和43年1月18日刑集22巻1号7頁)。被害者の氏名を明確に挙示しなかったとしても、その他の事情を総合して何人であるかを
察知しうるものである限り、名誉毀損罪として処断するのを妨げない(最判昭和28年12月15日刑集7巻12号2436頁)。




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