09/03/14 15:41:21 MONJV/ebO
>>69
司法書士の場合、土地家屋調査士との兼業者が多いですね。
不動産登記には2種類あり、土地家屋調査士はそのうち表示に関する登記を扱い司法書士は権利に関する登記を担当します。
前者は建物ならば種類・構造・床面積といった物件の物理的な状況を登記します。
対して司法書士は物件所有者の所有権や銀行からローンを借りていれば抵当権の登記などをします。
一戸建てやマンションが完成しますと、まず表示登記を行う。次に権利登記。必ずこの順番です。
兼業でなくても司法書士のほとんどは協力関係にある土地家屋調査士が必ずいます。
ただ同じ登記の専門家といえど土地家屋調査士は測量技術者という側面が強いので司法書士とはかなり仕事の中身は違います。
さて、資格は複数もっていて無駄にはなりませんが、そのうちの一つをメインにする
しかないのが現実だと思います。つまりどれもこれも扱う事は出来ないのですね。
司法書士も大規模マンションの登記が得意な人、企業の合併や再編の登記が得意な人いろいろです。
最近は一つの資格でさえ細分化・高度化が著しく進んでおり、必然的にある領域に専門特化する先生が増えております。
以上から言えるのは、複数の資格を取るのは構わないが、複数資格を取らなければ仕事がうまくいかないということでは
まったく無いということです。