09/03/27 00:33:51 HEjvw74wO
>>466
資格予備校業界は近年寡占化が進み、法律系ですと早稲田セミナー、LEC、
辰巳、伊藤塾の4大大手がほぼ独占している状況であります。
そしてロースクール志願者数の大幅減少により司法試験講座の売上が不調のなか
司法書士試験講座は最近ドル箱のようでして売上は好調ですね。
書店に行きますと司法書士試験関連の受験参考書が沢山陳列されていますしね。
ただ果たして利益がどれくらい出るかは分かりません。司法書士試験は実務色が極めて濃い
試験ですから、実務経験のある本職の講師でないと実はまともな講義など出来ないのです。
法律教養試験の傾向が強い司法試験ですと、実務を知らない合格者であっても優れた講師はいます。
が、司法書士試験はそういうわけにはいかないのです。それに現場の実務の動向を絶えず
研究し答案練習会や模擬試験のネタを仕込みアレンジする専門スタッフの存在も不可欠です。
ですから非常に手間がかかり経費もかさむのは確かだと思います。このノウハウが難しいからこそ
資金力ある大手の一人勝ちなのだと私は思います。司法書士試験の場合、
最難関科目は不動産登記法と会社法・商業登記法なのですが、
これらの科目を如何に分かりやすく受講生に教え如何に優れたテキストを編集していくか。
これがノウハウです。私も不動産登記法がはじめはサッパリ理解出来ず苦労した経験があります。
ですから不動産登記法で大変な思いをし、その難しさを身に染みて分かっている本職
や合格者であるならば、近い将来において弁護士が登記業務に参入してくるなんて事はあり得ない
ということが容易に分かるはずです。