09/02/20 21:18:18 J0EDjYGmO
>>661>>662
ただ試験問題、特に論文のレベルは旧試験よりも新試験のほうがはるかに高いのです。
科目数も旧は6ですが、新はなんと8です。ですから受験生に課される負担は新の方がずっと重く大変です。
これは当たり前の話です。なぜなら旧は大学の教養課程の単位を取れば3年から受験可能ですが、
新はロースクールという大学院卒が受験資格です。なので旧より問題のレベルを上げないとおかしな話になってしまいます。
では、なぜ新試験出身の弁護士にお粗末なのが多いかというとズバリ合格率が高いからです。
いくら試験内容が高度でも、3割4割も受かるとなると試験の出来が悪くても合格する可能性が高まります。
実際、新の論文で途中で時間切れになり最後まで書けなかった受験生でも合格するのがいる。
こんなのは旧試験では起こり得ない現象です。従って、新の合格率を仮に10%位に下げ
合格人数をしぼれば今より状況は好転するでしょうし近い将来はそうなると思いますよ。
新人弁護士達の質の劣化は弁護士業界ではいま大問題になりつつありますからね。
ちなみに新試験の制度や内容そのものは法曹界では非常に評価が高いようです。なので、
試験の中身はそのままで合格率を下げていけば優秀な人材が選ばれ今のような批判はおさまると思います。