09/02/15 13:41:27 i9yEJcs8O
>>587>>588
日本の高齢者の場合、タンス預金を数千万円も残してなくなるケースが多いと聞きます。
また団塊世代が有する資産はなんと800兆円もある。60代を迎えた彼らに少しでも消費してもらい良きお客様になってもらおう
と各企業は知恵をしぼっている。対して若い世代はお金がなくその上、非正規社員が増え続け雇用は不安定のまま。
要するに今の日本は富の偏在が著しい。前記の高齢者や団塊世代の消費が景気回復のキーなのは私もそう思いますが、
それを阻害している要因は何でしょうか?単なる消費マインドの冷え込みとか悲観ではなく、
富の流動化を阻む根本原因が私にはあるように思えてなりません。たとえば日本には
消費者や個人投資家の側に立って資産運用や不動産購入などをアドバイスする専門家はごく少ない。
投資アドバイザーを称する人間のほとんどは金融業界の側にたち業界の利益代弁者にしか過ぎない。
従って仮に消費者のプラスにはならない危険な金融商品であっても、業界が売り捌きたいものであれば、
彼らは経済誌等でその金融商品を平然と推奨することになる。ババをつかみ大損し泣きをみるのは
無知な高齢者本人となる。また老人ホームや介護施設も暴利を貪る悪徳福祉施設は数多い。
高齢者を狙う詐欺師も世の中にはうじゃうじゃいる。以上はあくまで一例にしか過ぎないが、高齢者達
が置かれている状況もそう甘いものではないのは確かでしょう。だからお金を使わないのです。
彼らが安心して消費し投資に熱心になれるような政策を立案実行し、環境を整備するのは政治家の仕事ですが、
議員連中はまったくヤル気がありません。票やお金に結び付かないからです。また、
繰り返しになるが今回の不況はまだまだ序の口です。これからが大変です。明るい気持ちで
積極的に消費しようよ!と呼び掛けるのは別にかまいませんが、後でスッテンテンになったら
誰か責任をとってくれるのでしょうか?という話になります。財布の紐が固くなるのは当たり前でしょう。
単なる精神論は社会・経済環境の激動、激変の前では無力なのです。