08/12/23 23:09:55 moFxfx6xO
>>848
まず弁護士についてですが2011年からは大昔から続いてきた旧司法試験に代わり
予備試験がスタートします。これはロースクールに行かなくても受験できます。学歴は一切関係ありません。
この予備試験に合格すれば今の新司法試験を受験できます。
なのでロースクールに行かなくても弁護士になる方法は残されます。
ただ予備試験は大変な難関になることは現段階で既に予想されており、生半可な勉強では
合格出来ないものと思われます。先日記しましたが、訴訟をやりたいのであれば司法書士ではなく弁護士をめざすべきです。
理由は先日書いた通り上限140万までの簡易裁判所における民事訴訟しか扱えない
という法的な限界があることで、私はいくら件数が膨大にあろうとも簡裁訴訟だけで経営を安定させる
のは困難だと思うからです。考えてみて下さい。昔から簡裁での紛争は本人訴訟、つまり
代理人の弁護士がつかない訴訟が大半だったのですよ。これは何故でしょうか?仮に
弁護士にとって簡裁訴訟が経営上プラスなのであればとっくの昔に彼らは簡裁訴訟に進出していたはずでしょう。
実際には経営上うまみが無いからやらなかったのです。大昔からですよ。依頼者の市民にとってみれば
人生の一大事であることは簡裁訴訟も同じなのですが、これまで大多数の弁護士達は
一般市民の期待にまったくこたえて来ませんでした。この事実を貴殿はどう評価しますか?
あと簡裁のみの訴訟しか受任出来ないとの法的規制ですが、これは非常に重大なネックです。
もし興味があれば民事訴訟法274条を一読下さい。これは簡裁事件の地方裁判所への移送に関する
規定です。上級の地裁に移送されてしまったら、もはや司法書士の出番はありませんよ。