08/04/17 19:22:23 jGzRgURgO
>>917
その給料が高いか低いかは個々人の金銭感覚や生活状況等により異なるでしょうから何ともいえないでしょう。
私個人の考えを記しますと、内閣総理大臣(以下、単に首相という)がその職務をきちんと果たしているのであれば
私は決して高い給料とは思いません。そこで首相の職務とは何か?が問題となりますが、
私は大きく分けて2つあると思います。一つは国益や国民の生命財産を守り、その時々に的確な政策判断を行い実行すること。
二つ目は、各官庁の官僚がその強大な権力を濫用して国民の人権を侵害したり国民の利益に反する行政を行わないように適切に監督すること。
私はとりわけ二つ目が非常に重要だと考えます。わが憲法は首相は主権者たる国民の代表である国会議員から選び、
内閣の各大臣の過半数は国会議員から任命しなければならない旨定めています。
なぜ憲法はこのような規定をもうけたのか?その理由は一体なんでしょうか?
憲法のどの教科書にも必ず書いてありますが、それは行政に対する『民主的コントロール』を及ぼし
もって国民の人権保障をはかるためです。そのために憲法は先にあげたような規定をおいた。
つまり、首相や各大臣を国民の代表者たる国会議員から選び官僚らを指揮監督させれば国民は守られると憲法は考えたのです。
戦前から太平洋戦争の時代に帝国陸海軍が膨張し大暴走した結果として数多くの国民が甚大な被害を被った。
政治は強大な軍部の前ではまったく無力でした。その反省をも踏まえて現行憲法がつくられ、
上記の規定がもうけられたのです。さて、このような趣旨を考慮にいれた上で福田首相や歴代の自民党出身の首相をみますと、
私には彼らが行政への監督という使命をまっとうしているとはとても思えません。