08/02/01 20:38:11 xLN5mFHGO
本店スレで質問された方へ>>678の続きです。本日電話で先生に聞いてみました。
まずは先生の簡単なプロフィールを記しその後アドバイスとなりますので参考にして下さい。
プロフィール→60代前半男性。四国出身。中央大学法学部卒。1973年司法試験合格。
1976年検事。東京地検、浦和地検など各地の検察庁に勤務。1986年退官。
弁護士登録。現在は主に企業法務を扱う法律事務所に在籍。パートナー(経営陣)を務める。
金融保険法務や企業買収、倒産処理が専門。
アドバイス→検事になるには司法試験に合格しなければならない。
いまは2種類の試験が並列して実施されている。昔からの旧司法試験と一昨年から始まった新司法試験である。
後者の新司法試験は法科大学院(ロースクール)を卒業した者に受験資格がある。
3年後、旧司法試験は終焉しかわりに予備試験が翌年から実施される予定。
予備試験に受かると新司法試験の受験資格を獲得する。
つまり今の旧司法試験ルートと同じく将来もロースクールに行かなくても法律家になる道は残される。
いま中学3年の娘さんの場合は、従って1)大学→ロースクール→新司法試験、
2)予備試験→新司法試験と2つの方法のどちらかを選ぶことになる。
ちなみに予備試験の受験は学歴による制限はなし。誰でも受けられる。
但し法律家の大多数は大卒なので、この予備試験受験を選択する場合でも
大学には進学したほうがよかろう。そして、今は検事になるのは非常に狭き門で、
これからも弁護士数が増え新人弁護士の深刻な就職難がずっと続くと予測される状況下では、
今後も裁判官、検事人気が落ちることは考えられない。
なので少しでも社会的評価の高いルートを選択し、各試験を上位で合格していく必要がある。
検事への確実な道は次のルートでありお勧めする。