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紳士服大手、青山商事 減収減益
2010.5.7 16:50
紳士服大手の青山商事が７日発表した２０１０年３月期連結決算は、主力のスーツ販売の不振に加え、デリバティブ（金融派生商品）評価損など約３０億円の特別損失を計上したことなどが響き、減収減益となった。
売上高は前期比５・８％減の１９４６億円と２期連続の減収。本業のもうけを示す営業利益は１７・３％減の１４７億円と３期連続の減益となった。最終利益は２０・８％減の５５億円で、４期連続の減益。
所得や雇用の先行き不安を背景にした節約志向の高まりで、売り上げの大半を占める紳士服事業のスーツ販売着数は４・３％減と落ち込んだ。販売管理費などコスト削減に努めたが、カバーしきれなかった。
１１年３月期は売上高が０・１％減の１９４４億円、営業利益が０・１％増の１４８億円、最終利益が３０・４％増の７３億円を見込んでいる