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光顔巍々として、威神極まりなし。かくのごときの焔明、ともに等しきものなし。
日月・摩尼珠光の焔耀も、みなことごとく隠蔽せられて、なほ聚墨のごとし。
如来の容顔は、世に超えて倫なし。正覚の大音、響き十方に流る。
戒と聞と精進と三昧と智慧との威徳は、侶なくして、殊勝にして希有なり。
深くあきらかに、よく諸仏の法海を念じて、深きを窮め奥を尽して、その涯底を究む。
無明と欲と怒りとは、世尊に永くましまさず。人雄獅子にして神徳無量なり。
功勲広大にして、智慧深妙なり。光明の威相は、大千を震動す。
願はくは、われ仏とならんに、聖法王に斉しく、生死を過度して、解脱せざることなからしめん。
布施・調意・戒・忍・精進、かくのごときの三昧、智慧上れたりとせん。
われ誓ふ、仏を得たらんに、あまねくこの願を行じて、一切の恐懼〔の衆生〕に、ために大安をなさん。
たとひ仏ましまして、百千億万の無量の大聖、数恒沙のごとくならんに、一切のこれらの諸仏を供養せんよりは、道を求めて、堅正にして却かざらんにはしかじ。
たとへば恒沙のごときの諸仏の世界、また計ふべからざる無数の刹土あらんに、光明ことごとく照らして、このもろもろの国に遍じ、かくのごとく精進にして、威神量りがたからん。
われ仏とならんに、国土をして第一ならしめん。その衆、奇妙にして道場超絶ならん。
国泥?のごとくして、しかも等しく双ぶものなからしめん。われまさに哀愍して、一切を度脱すべし。
十方より来生せんもの、心悦清浄にして、すでにわが国に到らば快楽安穏ならん。
幸はくは仏(世自在王仏)、信明したまへ、これわが真証なり。願を発して、かしこにして所欲を力精せん。
十方の世尊、智慧無碍にまします。つねにこの尊をして、わが心行を知らしめん。
たとひ身をもろもろの苦毒のうちに止くとも、わが行、精進にして、忍びてつひに悔いじ