10/06/27 17:05:40 JvyX4qbIO
>>299
好きな気持ちが全てのことより優先していたから、どんなに不自然なことや見え透いたことも信じざる得なかった。
思えば異常な心理状態、異常な生活だった。
彼女が全ての基準‥全ての中心だった。
全てのことにおいて真っ先に頭に浮かぶのは彼女の事だった。
悪意のある嘘、方便の嘘、体裁を取り繕うための嘘、相手を思いやっての嘘、
嘘にも色々あるけど、基本的に嘘をつく人って駄目だよね。
まして初めから騙すつもりだったとしか思えないし。
付き合っていても実態が無く蜃気楼を見ていると言うか雲を掴むと言うか、兎に角不透明感を常に感じてた。
にしても、どうしてそこまで嘘をつく必要が有ったんだろ?
嘘をつくことが出来たんだろ?
麻痺しちゃってて自分がしている事が分かってなかったのかな?