08/11/27 02:22:24 BbUDvl/l0
「幸子ちゃんがお風呂に入ってくれないんです！」
今日もひじきが訴えます。いい加減うっとおしくなったけいじは、キツネに相談しました。キツネは橋姫と協力し、近県の厄病神を集めました。
近県の厄病神が終結し、幸子を・・もとい、「厄病神も風呂に入るべきか否か」を議題に話し合いの場が設けられました。
話し合いは白熱し、「入浴賛成」「入浴反対」の派閥ができあがりました。しかしそのまま平行線をたどり、一向に結果は見えません。
またまた困ったけいじは牛に相談に行きました。牛は言いました。
「多数決なんてどうでしょう？」
さっそくけいじは多数決をとりました。保留や棄権は認めないこととして、起立採決を行うと、
議長(キツネ)は「賛成者多数！厄病神は入浴決定！」を宣言しました。
この時、賛成者は反対者よりも賛成者の四分の一だけ多かったようです。
すると、後方に立っていた幸子から異議が出ました。
「ちょっと待つさ！私達は座るところがないから立っているだけさ！賛成したわけじゃないさ！」とほざき始めます。
そこで議長は裁決をやり直しました。すると、前に賛成者とみなしていた者のうち、１２人が反対に加わりました。その結果、一票差で
議題は否決されてしまいました。幸子狂喜乱舞。
後日、幸子は言います。
「来てくれた厄病神に粗品を送りたいさ。あそこには何人の厄病神がいたっけさ？」
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