07/09/29 03:47:09 K96HzVqq0
「やっぱり洋人じゃない!ねねこちゃんが見えてるわね!」
「うわぅ!瑚乃葉!って、しまった!いや、どなたです?」
「坂上くん、人間にも変身できたのに秘密にしてたんですね」
前門の虎、校門の狼というべきか。いつの間にか瑚乃葉と柊那ちゃんに前後に挟まれてしまう。
「みゅん。瑚乃葉さんたちを悲しませたら、一週間公衆便器になってもらう約束でしたねご主人さま☆」
ねねこも嬉々としてにじり寄る。3日じゃないのか?期限を延ばすな。
が、そう易々とお縄を頂戴する洋人様じゃない。仮の身体に注目が集まってる隙に憑依を解くとねずみに化け、路肩から逃走した。
さっきなら用心されたが、坂上洋人が‘このひと‘だと思われてるうちはまさか気付かれない。心理の隙を突いたわけだ!
「・・・あ、あの人は後で変身を解除させないとな。うぅっ、マジでごめんなさい(汗」
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「あぅおぅう・・・。あ、あれ?ここは?」
俺はさっき通りの角でぶつかって・・・。なんか身体を乗っ取られたような変な夢を見ていたなぁ、って・・・
「えええええええええええええ!?」
俺は素っ裸になってるじゃないか!しかもここはラブホテルか!?そのベッドに四肢を縛り付けられてるんだけど!!
事故で記憶喪失に遭うと、知らぬ間に移動してるなんて聞くが、こ、これはまるで経緯が分からない。
ザァァアアアアアアア・・・、キュッ。
気付けば先ほどから響いていたシャワーの音が止んでた。そしてそこから、
「あ、洋人ー。やっと目が覚めたのね。何も気絶することないじゃない」
「まあ、反省したみたいですし、お仕置きは保留です」
俺は頭が吹っ飛びそうな衝撃を受けた。というか、今日何度目だ?
湯気の中からは飛びっきりの美少女2人(柊那ちゃんと瑚乃葉ちゃんというらしい)が、裸体にバスタオルだけをまとい、
ほんのりと赤い肌を水で濡らしながら現れたのだ。
一体、この後どうなってしまうのか!?