10/05/11 12:49:58 FDSsimJiO
漫画家むらかわみちおさんのブログの
物語の外へ 吉田康一議員への訪問より
ってのを見てるけど。
結構良く纏められてるし黒幕は組織であり更にはみんなの心が産み出した問題と言う指摘は当たっている。
修正案が現実的と言う意見も良く分かる。
しかし、なんと言うか甘いなあとも思う。
既に状況は創作物うんぬんと言う状況ではなく、
データとしての流通形態をどうするか
どういう価値観を採択するかといった地点にある。
監視社会と言ったら漠然としているが
情報技術の進歩によって情報の自由な流通が出来るようになりつつある反面、
それを技術的にコントロール出来るようになりつつもある。
技術面でニュースを追いかけて行くと良く分かるが、
精度を考えなければ実に技術的に一律した規則で大量のデータを処理してコントロールする事ができる。
単純に消したり付け足したりするだけでなく
中国の検閲機能見たいに一部だけ弄ったり並び順を弄ったり出来るしテキストだって画像だってお構い無し。
今正に、その゙世間゙やリヴイアサンとか言うものが目に見えない背後で実体化しつつある。
条例は目に見えるが其が産み出す社会的秩序や醸成された機運が
それに裏付けと力を与える恐れがある。
危険なのは条例そのものではなく其が醸成する機運と言ゔみんなの思い゙が
実行力を持つ条例や情報技術を媒介として力を振るうと言う回りくどさ。
つまり条例が実体の無い空気の形成や概念、価値観を醸成し
更には自らが造り出した源泉との媒介や他の動きに働きかけたり活性化させたりして
その理念の根本にあるような空想的な社会を実現させようと独り歩きする恐れが一段と高まっている。