08/12/10 22:02:56 BIFOEbVW0
>>703-
「努力しても評価されない」
そりゃそうだ、だって「努力」だもん。ある人にとっては血を吐くほどの壮絶な努力でも、
別なある人にはなんでもない平凡な行いかもしれん。逆に、超手抜きで余裕こいてても、別な人には
すげえ・・・こいつなんて努力家なんだ二宮金次郎の生まれ変わりか？とか見えるかもしれない。
また、努力によって得られる成果にも期待度が違う。「こんだけの努力だからこんだけ得られるだろう」
の水準がまた違うのだ。世の人々はこれをなんとか客観化しようとするが、全て徒労である。
内面を外面には変換できないのだ。
古き良き時代には生産活動イコール肉体労働だったから、こういう主観に基づく「努力」など
誰も問題にはしなかった。現代ではこの問題が集団的かつ大規模になり、課題の中心である。
これは凄いことだ、歴史上初めて個人の内面が充足しているかどうかが社会の課題になったのだから。
これをある種の哲学では
「生物圏を差異化した心理圏が包摂されないでいる」と表現するのだった。終わり。