09/04/15 13:23:15 gpnbcovt0
以下、自分語りをします。
村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチを思い出しています。
頑強な壁と、そこに打ちあたって割れ続ける卵があれば、
自分は迷わず卵の側につくと言った、あのスピーチ。
俺は感銘を受けました。
村上春樹は、壁(権力、システム)が悪であり、
卵(弱い者、小さな者、マイノリティ)が正しいから
そちら側につくと言ったのではありません。
無条件に卵に味方すると言ったのです。そしてこう続けました。
自分の仕事は、ひとつの小さな命を拾い上げることだ、と。
俺には、「常識」や「空気」は「壁」に思えます。
「職業には貴賤がある」という考えもそう感じます。
大きさや数の多さを正義とする社会のなかで、
いきいきと生きられない小さな命があるならば、
俺は迷わずそちら側に立って、ささやかな職能を供したい、
俺は、巨大企業を脱サラ後、そのスタンスを変えていません。(オ)