09/04/24 14:25:58 7pH6WC9n0
高天原に 神留り坐す 皇が睦 神漏岐神漏美の 命以ちて
八百万の神等を 神集へに集へ給ひ 神議りに議り給ひて 我が
皇御孫の命は 豊葦原の瑞穂の国を 安国と 平けく領ろし召せ
と 事依さし奉りき。
斯く依さし奉りし国中に 荒ぶる神たちをば 神問はしに問はし
給い 神掃ひに掃ひ給ひて 言問ひし磐根樹根立ち 草の片葉をも
言止めて 天の磐座放ち 天の八重雲を 厳の道分きに道分きて
天降し依さし奉りき。
斯く依さし奉りし四方の国中と 大倭日高見の国を 安国と定め
奉りて 下津磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高構りて
皇御孫の命の 瑞の御殿仕へ奉りて 天の御蔭日之御蔭と隠り坐して
安国と 平らけく領ろし召さむ国中に 成り出でむ天の益人等が
過ち犯しけむ種々の罪事は
天津罪
国津罪
幾許だくの罪出でむ。
斯く出でば 天つ宮事以ちて
天つ金木を本打ち切り 末打ち断ちて 千坐の置坐に置き足らはして
天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて 八針に取裂きて
天つ祝詞の太祝詞事を宣れ。