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第2次石破内閣(上)と第1次石破内閣(下)
石破茂首相が11日夜、官邸で第2次石破内閣の閣僚とともに写真撮影に臨んだ。10月の第1次内閣発足時の写真撮影では石破首相のズボンの裾がだぶついた着こなしだったことに批判が集まったが、今回は、首相官邸の公式X(旧ツイッター)上でも「写真が良くなりましたね」と投稿されるなど、好意的な反応がみられた。ただ、石破首相に対しては、衆院本会議での「居眠り」疑惑も浮上し、X上での批判的な投稿が止んでおらず、着こなしに対する反応のように、支持の回復とまではいかなかったようだ。
石破首相は11日、宮中で行われた認証式にモーニング姿で臨み、10月の第1次内閣発足時と同様に官邸に戻った後、全閣僚をそろえた恒例の写真撮影を行った。
今回の撮影では、前列の5人中、左端の中野洋昌国交相(前回は斉藤鉄夫前国交相)以外は同じ顔触れ。中央の石破首相はズボンにしわもなく、シャツのお腹部分も見えていなかった。Xでは「おっ反省したな、今度はちゃんと撮れてる!」といった投稿がみられた。
モーニングでは、サスペンダーでズボンを吊るすことが通例とされているが、前回の写真撮影では、石破首相と、その左隣に位置した中谷元防衛相がベルトでズボンを止めており、だぶついた裾に「だらしがない」として、「だらし内閣」などと揶揄する声もあがった。その際、首相官邸の公式写真で、お腹部分のベルトが見えないように加工されたこともあり、批判に拍車をかけた経緯があった。
着こなしはきっちりとしてみせた石破首相だが、11日の衆院本会議での首相指名選挙中、しばらくうつむき、目をつぶる一幕があったことに対し、Xでは、居眠りをしていたとの非難の方が目立つ。石破内閣への逆風はまだまだ続きそうだ。(高木克聡)
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