22/07/26 17:31:29.56 CAP_USER.net
「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」が世界自然遺産に登録されてから26日で1年を迎えた。沖縄県の西表島では、家畜のヤギが野生化した「ノヤギ」が生息数を増やし、固有植物の減少や生態系の崩れが危惧されている。環境省の調査によると、島に定着したノヤギは推定100匹以上。県は今後、防除の優先度が高い「重点対策種」に指定し、駆除に取り組む見通しだ。早ければ9月に試験的な捕獲を実施する。(社会部・東江郁香)
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群れで行動するノヤギ=2020年、竹富町の西表島(環境省提供)
ヤギは1年に2回出産するなど繁殖力が高く、国際自然保護連合(IUCN)は「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定している。西表島では、家畜として持ち込まれた個体が脱走し、野生化した可能性が高い。
環境省はイリオモテヤマネコのモニタリング調査のため、島内全域の約30カ所にセンサーカメラを設置している。ノヤギの出没が確認され始めたのは2017年ごろから。特に島の東側で多く、群れも見られる。
ノヤギの分布調査を経て、20年度からは竹富町の猟友会と協力して緊急的な捕獲に乗り出した。同年度は3匹、21年度は61匹を駆除した。
沖縄と同時に世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島でもノヤギの定着は問題になり、食害によって崖崩れが発生した事例も報告されている。土壌が海へ流出すると、サンゴなどの海洋生物にも影響が及ぶ。
西表島には貴重な動植物が多く、食害や踏みつけで被害を受けかねない。環境省西表自然保護官事務所は「生態系が崩れれば、食物連鎖の頂点にいるイリオモテヤマネコにも影響が及ぶ可能性がある」と危機感を示した。
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