22/04/15 06:12:01 CAP_USER.net
 テレビ番組「仮面ライダー」シリーズの制作現場で働いていた東映の正社員の20代女性が14日、加入する労働組合・総合サポートユニオンとともに東京都内で記者会見し、月100時間を超える時間外労働を強いられ、セクハラ被害にも遭っていたと訴えた。女性は現在休職している。
◆1日13時間以上勤務が常態化
過重労働については中央労働基準監督署は東映に対して是正勧告した。
女性は2019年に東映に入社。新シリーズ「仮面ライダーリバイス」のプロデューサー補佐として配属された。制作が本格化した21年4月からオーディション準備やロケ場所手配などで多忙になり、1日13時間以上働くことが常態化。時間外労働は6月、7月と連続で法定上限を上回る100時間を超えた。
この間、フリーランスの助監督の男性から「指導」を名目に2人きりの場に呼び出されたほか、別のフリーの男性スタッフから手を握られLINEで繰り返し誘われるなどした。上司にも相談したが、取り合ってもらえなかったという。
◆東映「セクハラ日時明確でない」
女性は「正義のヒーロー仮面ライダーをつくる現場で、違反が横行しているのは正義ではない。映像制作の業界で長時間労働やセクハラがあたりまえと思われてまん延しているのはおかしい」と訴えた。
東映広報室は過重労働について「労基署の判断にもとづいて対応している」と回答。セクハラの訴えには「具体的な日時などが明確でない」とコメントした。(池尾伸一)
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