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毎日新聞 2021/12/18 10:53(最終更新 12/18 10:54) 436文字
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博物館を模した建造物を揺らした実験=兵庫県三木市のE-ディフェンスで2021年12月17日、大川泰弘撮影
発生が予想される首都直下型地震に備え、兵庫県三木市の防災科学技術研究所は17日、振動台「Eディフェンス」を使って実験し、揺れが博物館などに与える影響を調べた。室内での安全確保や文化財の損傷防止対策の確立を目指す狙い。
実験には国立博物館も参加。縦8メートル、横5メートル、高さ3・85メートルで重さ57トンの実験ユニットを三つつなぎ、実物に近いL字型の展示室を使った。内部にはびょうぶや甲冑(かっちゅう)、ガラスの展示ケースを配置した。
博物館や美術館が多い東京都台東区でマグニチュード7級の地震発生を想定。揺れ始めから10秒ほどで、200キロの展示ケースが大きく揺れた。仏像が台座から、日本刀は展示台から転落。プロジェクターをつるすワイヤが外れた。
地震による人的被害の原因は間仕切り壁や天井などの非構造部材、家具などが半数を占めることが分かっている。2022年1月には住宅や事務所を揺らす実験を行い、データを集める。実証実験はコロナ禍で2年ぶりとなった。【大川泰弘】