24/11/30 03:04:13.72 gswRIxp20.net
この最初期当時、なろうのWebリトライには「キャライメージ」として「原作者の友人」の描いたイラストが何枚か載っていました
とてもうまいイラストで、最初期からのファンからすれば、以後描かれた絵はこのイラストを超える事ができていません
とても原作のイメージに沿ったイラストであり、作品の文章説明に忠実なデザインでもありました
この「原作者の友人の描いた仮イラスト」をオリジナルデザインとして❶とします
その後このリトライはなろうのランキングにも載るようになり、ついに書籍化することになります
きちんとした書籍になるという事で正式な絵師が決定しました。
絵師は昔ブギーポップで絵師を担当したベテランの緒方剛志。 この絵を❷とします。 これが最初に出た「モンスター文庫版」です
この絵がとにかく評判が悪かった。 第一に小説を全く読んでないと思える程、小説に書いてあるイメージと全く違うキャラを描き主人公としたのです。
主人公九内の容姿は「マフィアのボスのような容貌」です。作品を読めば分かるのですが、ファンタジーというよりもマフィアとか科学研究所とか銃弾飛び交う戦場とか、そういうイメージなんです。
所がこの人はこの設定を全く無視してファンタジー的魔王の容貌・・・黒マントを羽織って襟元にファー。小説イメージではあのオールバックの印象ですけど髪型も奇抜な形でとてもじゃないけど主人公九内のイメージとかけ離れたものでした。
この絵が公式絵として決定してしまい、 Web上で公開されていたキャライメージとして載っていた 美麗な❶の絵をすべて公開停止にして、 全然イメージの違う❷の緒方絵ですべて貼りなおされました
これまで応援してきたファンに事前告知も無しにです。 当時は裏切られた気がしてましたが、そのうち再公開してくれるという事だったので私はまだ応援していました
ベテランが絵師を担当した事で作者は浮かれていたようでしたが、その後発売した所Amazonレビューは低評価の嵐。どれもこれも絵が気に入らないという評価でした。
しかしこの作品、どうやら出版社がイチオシしたい作品のようで、何事も無かったかのように漫画化することになります