16/06/27 18:01:58.13 CAP_USER.net
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〜薬用植物の進化の謎をひもとく〜
植物アルカロイドの生産性はアミノ酸代謝酵素の収斂分子進化に起因することを明らかに
千葉大学大学院薬学研究院 山崎真巳准教授、ソムヌク・ブンスパ研究員、斉藤和季教授らは、九州工業大学 花田耕介准教授、理化学研究所環境資源科学研究センターとの共同研究により、多様な薬理活性を有するヒカゲノカズラ科植物のリコポディウムアルカロイド生産の鍵となるリシン・オルニチン脱炭酸酵素の遺伝子構造と酵素機能を明らかにしました。
さらに本酵素が、遠縁のアルカロイド生産植物の進化過程で、祖先型の酵素からオルニチンとリシンを脱炭酸する二機能性の酵素へと収斂的に分子進化したことを明らかにしました。
このようにアミノ酸代謝からアルカロイド生産へのスイッチとなる酵素の収斂的進化が分子レベルで解明されたのは初めての例です。
本成果は、米国植物生物学会のPlant Physiology 誌*1 に2016 年6 月14 日付でオンライン速報版が掲載されました。
(以下略)