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火星に巨大砂嵐シーズンが存在すると判明、人は本当に火星に行ける? (ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
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火星の気温の分布をカーテン状に示した画像。気温のカーテンは地表から上空約80kmまで達し、気温は-153℃(紫)から-9℃(赤)におよぶ。
このときの火星の写真と気温のデータは、NASAの火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」によって得られたものだ。画像の上中央のアキダリア平原で砂嵐が発生中で、このエリアで発生した嵐は、春を迎えた南半球へ移動し、巨大な砂嵐になることが多いという。
こうした火星の砂嵐の規則性を発見したのは、NASAジェット推進研究所のデビッド・カス氏らの研究チームだ。
火星の砂嵐の研究は何十年にもわたり続けられてきた。主に写真の解析にたよってきたが、氏らは火星を周回する衛星を使い、火星の6年間にわたり気温を計測。その結果、南半球で春から夏にかけて大きな砂嵐が例年3つ続けて発生することが明らかになり、科学誌「Geophysical Research Letters」に発表した。
「見た目ではなく、気温に注目してみたところ、大型の砂嵐についていくつかの明確な規則性をついに発見できました」とカス氏。
火星の砂嵐はほとんどが2000kmの範囲に収まる小さなもので、数日間で消えてしまう。だが、そのうちのいくつかは、火星全体の3分の1規模にまで影響するような大きなものになり、長くて3週間ほど続く。さらに数個が南半球全体の規模になり、もっと巨大な火星全体を覆う砂嵐は1997年以来2回発生した。
火星の砂嵐の研究は、今後の火星探査の安全対策に貢献し、さらには火星の気候の解明につながると期待されている。