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長野産矢尻、北海道で出土 620キロ離れた縄文遺跡で - サッと見ニュース - 産経フォト
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北海道福島町の館崎遺跡で、縄文前期-中期(5千~4500年前)の地層から出土した矢尻が、長野県・霧ケ峰周辺の黒曜石で作られたものであることが、北海道埋蔵文化財センター(江別市)の調査で30日までに分かった。道内で本州産の黒曜石の矢尻が見つかったのは初めてという。.
同センターの長沼孝常務理事は「縄文人が海を越えて交流していたことが改めて確認された。霧ケ峰周辺から福島町まで直線距離でおよそ620キロあり、縄文人のダイナミックな動きを物語っている」と話している。.
同センターによると、北海道新幹線建設に伴う発掘調査で2009年、出土した。これまで、ひし形をした北海道産の黒曜石の矢尻は見つかったことがあるが、この矢尻は石に透明感があり、逆V字形だったため成分を分析、霧ケ峰産と判明した。矢尻は長さ2.2センチ、幅1.8センチ、厚さ0.4センチ、重さは0.9グラムだった。.
これまでに、東北や関東では霧ケ峰産黒曜石の矢尻が見つかっているが、霧ケ峰から最も遠い出土地は青森市の三内丸山遺跡だった。