【生態学】定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態 回遊することもなく暖海に留まり、餌も不明。「異例ずくめ」のヒゲクジラat SCIENCEPLUS
【生態学】定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態 回遊することもなく暖海に留まり、餌も不明。「異例ずくめ」のヒゲクジラ - 暇つぶし2ch1:もろ禿HINE! ★@\(^o^)/
16/02/16 07:33:12.01 CAP_USER.net
定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)

 流線型のすらりとした体を持ち、日本のクジラ学の第一人者であった大村秀雄氏の名にちなんで「オオムラクジラ」とも呼ばれるツノシマクジラ。
新種のクジラと判明して10年が経っても、その全貌は謎に包まれたままだった。
というのも、これまで生きた個体の目撃報告があっても不確かで、習性はおろか体の模様すらわかっていなかったからだ。
 研究者たちは断片的な手掛かりをつなぎ合わせ、観察が困難なツノシマクジラの生態を解き明かそうとしている。
マダガスカル島沖で最近行われた調査では、ツノシマクジラはエビに似た小さな生物を大量に食べ、
同様に「濁った海水」を口いっぱいに飲み込んでいることも確認されたが、この行動もまだ解明しきれていない。
 米国ボストンにあるニューイングランド水族館の生物学者で、海洋哺乳類が専門のサルバトール・セルシオ氏は、今回、海中を泳ぐツノシマクジラの撮影に初めて成功した。
撮影チームのリーダーを務めた同士は「撮影した映像や写真を見た人々には、『餌は何もいないようですが、このクジラは何を食べているのですか?』と訊かれました。
実は、私にもまだわからないのです」と話す。(参考記事:「ミンククジラの不思議な捕食行動」)
 確かに、映像では餌になりそうな物は確認できない。しかし、ツノシマクジラの謎はこれだけではない。生息域、生態、社会生活のいずれも、クジラとしては特異とみらている。

生きた個体をようやく目撃
 ツノシマクジラがこれまで脚光を浴びてこなかったことには理由がある。このクジラはかつて、見た目がよく似たニタリクジラの小さな個体ではないかと考えられていた。
それが、2003年になって日本人研究者たちが独立した種であることを突き止め、2006年には遺伝子のデータでも裏付けられた。
(参考記事:「【フォトギャラリー】伊豆諸島で見つかった希少なコククジラ」)
「体長約10メートルもある動物がこれまでの調査で発見されていなかったことは、科学者にとっては意外ではありません」。
こう話すのは、米国の天然資源保護協議会(NRDC)の海洋哺乳類科学フェロー、フランシーン・カーショー氏だ。同氏は今回の調査には加わっていない。
 海洋調査には多額の費用がかかる。しかもツノシマクジラには、人目に付くような行動があまり見られない。海面から派手に跳び上がるザトウクジラとは対照的だ。
その存在が科学論文で発表されてからも、ツノシマクジラの標本として得られたのは、捕鯨船に引き上げられたり、海岸に打ち上げられたりした死骸のみだった。
 ツノシマクジラの調査が大きく前進するきかっけとなったのは、数年前の出来事だった。マダガスカル島付近でイルカを探していたセルシオ氏は、中型のクジラを何頭か目撃した。
組織のDNAを分析した結果から、彼が出合ったクジラがツノシマクジラだったと判明したのは2014年12月24日のこと。
ナショナル ジオグラフィックの助成を受けているセルシオ氏は、「素晴らしいクリスマスプレゼントでしたよ」と振り返る。
 濃いグレーの体に鮮やかな白い模様を浮かべ、鋭い流線型をしたツノシマクジラをセルシオ氏は「優雅で美しい」と評する。
同氏の活動は米国海洋哺乳類委員会からも助成を受けている。セルシオ氏らのチームは、2013年から2014年にかけてマダガスカル島沖でツノシマクジラを44回目撃。
2015年には、その数は80回にも上った。


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