16/02/27 19:45:52.50 CAP_USER.net
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海外では「ボリショイサーカス」の名で知られるロシア連邦サーカス公団。国内41ヵ所の常設劇場を含む約70の団体からなる国立の組織だが、このところ深刻な財政難に陥っている。
サーカス団の動物の飼育員は、もう2ヵ月もエサ代が支給されていないと訴える。自分の給与も支払いが滞っているが、
ライオン7頭を飢えさせるわけにはいかず、100万ルーブル(約150万円)を借金したという。
国民の娯楽として人気を誇ったサーカスも、近年は観客数が激減。国からの補助金は年間10億ルーブルだが、
これでは最低限必要な運営費にも満たない。新作発表もままならず、海外公演どころではないのが実状だ。
なかには海外に出るサーカス団もあるが、公演先はアジアに限られるという。ヨーロッパでは動物が出演するショーは受けないのだ。モスクワの「ニクーリンサーカス」の団長は語る。
「最近の海外公演は日本くらいですね。ヨーロッパではもはや知名度もなく、ロシアサーカスのブランドは通用しない」
世界的成功を収めたカナダの「シルク・ドゥ・ソレイユ」ですら業績が低迷し、創設者は昨年、株式の大半を売却した。サーカスそのものが、時代に飽きられてしまったのだろうか。
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