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ロンドンでバス爆破シーン撮影、テロ想起で住民動揺
【2月8日 AFP】英ロンドン（London）中心部で7日、香港（Hong Kong）の人気俳優ジャッキー・チェン（Jackie Chan）が出演するアクション映画の撮影の一環として赤い2階建てのバスが爆破され、撮影だと知らなかった人々を驚かせる出来事があった。
バスは、国会議事堂からそう遠くないランベス（Lambeth）橋を渡っている途中で、2階部分が大きな爆発音や炎を上げて爆発した。
爆発を目撃した英小説家ソフィー・キンセラ（Sophie Kinsella）さんは、ツイッター（Twitter）への投稿で、近くの公園にいた子供たちがその光景に「びっくり」していたと述べ、「私もびっくりした。すごく本物っぽくみえた」と付け加えた。
だがこの爆発は、ジャッキー・チェンやピアース・ブロスナン（Pierce Brosnan）が出演する今年公開予定のアクション映画『The Foreigner』のためのものだった。
だが、中にはロンドンで2005年7月7日に発生し数十人が死亡した襲撃事件を思い出し気分を害した人もいた。事件では、赤色の2階建てバスに乗る旅行者も標的にされた。
同事件で24歳の娘を亡くしたジョン・テイラー（John Taylor）さんは、英大衆紙デーリー・ミラー（Daily Mirror）電子版に対し、爆発がきちんと「考え抜かれた」ものなのかどうか疑問があると疑問を呈し、「無神経な行為だと思える」と語った。
撮影に当たってランベス橋は閉鎖され、映画の制作側は地元住民や企業などに対し事前通達を行っていた。(c)AFP
AFP
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