15/12/08 20:39:15.49 CAP_USER.net
亡命を希望してイギリスに到着した子どもたち数百人が、この1年で行方不明になっている─英オブザーバー紙が先週末に報じた。
同紙がイングランドとウェールズの132の自治体に情報公開請求を行って得た回答によると、今年1~9月にかけて、少なくとも340人の子供たちが姿を消し、過去5年間では、900人以上の亡命希望の子供たちが行方不明になっているという。
英国赤十字社によると、推定12万6000人の難民が現在、イギリスで生活している。2014年には3万1400人の亡命申請を受け付けたが、そのうち1945人はイギリスに到着する前に親からはぐれた子供たち。最も多かったのは、アルバニア、エリトリア、アフガニスタン、シリア、ベトナム、そしてイランから到着した子供たちだ。
自治体は、亡命を希望の子供たちが、人身売買業者によって里親の家や一時保護施設から連れ去られ、売春や強制労働のために売買されているのではないか、あるいはホームレス生活や貧困に苦しんでいるのではないかと懸念している。
同じくオブザーバー紙によれば、行方不明になっている子供たちにはベトナム人が多く、人身売買されているリスクも最も高い。過去9カ月間で少なくとも48人のベトナムの子供たちが、イングランドとウェールズから姿を消している。行方不明になった子供たちの情報提供サイト「Missing Kids UK」のデータベースも同様の数字を示している。ウェブサイトで紹介されている171人の子供・若者のうち、48人がベトナム人の名前を持っており、その割合はウェブサイト全体の4分の1以上を占める。
なぜベトナム人の子供は行方不明になりやすいのか。BBCは2013年放送の番組でその原因を追った。それによれば、ベトナムの子供たちは多額の借金を背負っており、それを返済するためにあえて里親の元や養護施設を脱け出して「捕獲者」を見つけているケースが多いのだという。
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