16/12/27 00:06:46.21 CAP_USER.net
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李
この一年、日本ではいい面、悪い面含めて豊かな経験をさせていただきました。海外の会社がいきなり日本市場に飛び込んで右も左も分からないままやっていたわけですから。
アニメーション制作の運用を中国と同じ感覚でやろうとしましたがなかなかうまくいきませんでした。
それでも私たちのオリジナル作品やテンセント(中国の大手インターネット企業)を代表する作品もある程度のクオリティを保ちつつ放送できました。利益だけではなく損失もありました。
ここには私たちだけの問題ではなく、日本のアニメ業界にもいくつかの問題点があるように思えます。
新しく市場に入る人間が避けて通ることはできないものでした。今後はこれらの経験を活かして成長していきたいと思います
―問題点とはどういったものでしょうか。
李
コミュニケーションはまず大きな問題です。それから習慣・文化の壁を感じました。
そして、法律です。日本に来て驚いたのですが、請け負いの契約をする際、契約書を交わさないんですよね。
私たちにとっては紙が一枚あるかないかだけで身を守る手段の有無に関わると考えています。
日本は口約束だったり、契約書があっても内容がアバウトだったりして、後々問題に発展しかねないなと思いました。
もうひとつ大きかったのは投資です。中国では会社で仕事をしてくれる人には十分な福利厚生と十分な給料を用意するんです。
日本で会社を運営するノウハウがほとんどありませんでしたから、いい環境で働いてもらおうとかなり人件費に投資をしました。
後から日本のアニメーターさんは一つの会社に正社員として働くことがほとんどないと知りまして、そうだったのかと。
この一年はいろんな問題にぶつかりました。