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【小説】「国土の大半が横浜駅に飲み込まれる」というあらすじのカクヨム投稿小説「横浜駅SF」が面白いと話題に - 暇つぶし2ch1:オムコシ ★
16/03/10 09:15:42.05 CAP_USER.net
自己増殖する横浜駅が日本列島を制圧…… カクヨム小説「横浜駅SF」があらすじだけで読者の腹筋を粉砕
 2月29日にオープンした小説投稿サイト「カクヨム」。二次創作作品も受け付ける許容性が話題になるなか、イスカリオテの湯葉さん(@yubais)のオリジナル小説「横浜駅SF」が、あらすじだけで面白いと注目を集めています。
 小説の舞台は、横浜駅が幾度もの増改築を繰り返すうちに自己増殖能力を獲得し、膨張し続けて本州の99%を覆った、数百年後の日本。社会は駅の中と外とで分断された二重構造に……と、突飛な発想がこれでもかと詰め込まれたあらすじは、一読で「なんじゃこりゃあ!」となること必至。これだけ読むと出オチで終わりそうな予感がしかねないところですが、中身もしっかりと練られたSFに仕上がっています。
 物語は、古代地層から発掘された「18きっぷ」を足がかりにエキナカへ侵入した主人公の冒険と、横浜駅による侵食を防ぐJR北海道やJR九州の戦いを軸に展開。SUICAをベースにしたネットワークや、喫煙所に集落を構える棄民の存在など、「自己増殖する横浜駅」という着想から出発した世界観が、活き活きと描かれています。作品ページのレビューも、「これこそがSF」「このタイトルで途中息切れしないのがすげえ」「ディストピアものの傑作」と、絶賛の嵐。
イスカリオテの湯葉
@yubais
横浜駅は「完成しない」のではなく「絶え間ない生成と分解を続ける定常状態こそが横浜駅の完成形であり、つまり横浜駅はひとつの生命体である」と何度言ったら
2015年1月04日 - 1:05pm
URLリンク(twitter.com)
すべてはこのツイートから始まった
 「横浜駅SF」は2015年に、「横浜駅は『完成しない』のではなく『絶え間ない生成と分解を続ける定常状態こそが横浜駅の完成形であり、つまり横浜駅はひとつの生命体である』」という作者のネタツイートから始まったもの。その後作者はこれを基にTwitter上で小説を執筆し、短編として完結。Togetter(URLリンク(togetter.com))でまとめられ、好評を博しています。さらに作者はTogetter版を大幅に肉付けした完全版を執筆し、tumblrで発表。今回カクヨムにも投稿されたことで、ふたたび話題となっているようです。外伝的なエピソードも「増発」として、カクヨム版に随時追加されるもよう。

 横浜駅に限らず、新宿駅に改札口が新設されるなど(関連記事)、大都市の駅が増改築で複雑化する昨今。「横浜駅SF」が描く世界は、決して絵空事ではないのかもしれません。
(沓澤真二)
イスカリオテの湯葉
2021年福島県生まれ。18歳のとき論文「Y2038 problem による時刻オーバーフローを利用した逆遅延通信」により博士号(衒学)を取得。2042年、革命政権により構築された内閣統合知性体より「我が国の政治・経済・精神等あらゆる退廃の主因となった Excel 方眼紙を過去改変により撲滅せよ」という特命を受け、2010年頃のネットワークへ介入を開始。Twitter で Excel 方眼紙のネガキャンを行うが現時点であまり成果はあがっていない。好きなものは納豆。
・キャッチコピー
横浜駅が自己増殖して日本列島を覆い尽くす未来小説。
・あらすじ
絶え間ない改築の続く横浜駅がついに自己増殖の能力を獲得し、膨張を開始して数百年後の日本。本州の99%は横浜駅で覆われ、SUICA を所有する人間が住み自動改札による徹底した監視下にあるエキナカの社会と、それ以外の僅かな土地に追いやられた人間の社会に分けられていた。青函トンネルでは、増殖を続ける横浜駅とJR北海道との終わりの見えない防衛戦が続いていた。非 SUICA 住民達の住む岬で暮らしていた三島ヒロトは、古代地層から発掘された「18きっぷ」を手に、五日間限定での横浜駅への侵入を果たすが…
URLリンク(kakuyomu.jp)
◆ソース
URLリンク(nlab.itmedia.co.jp)


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