16/01/02 16:09:12.05 CAP_USER.net
7日からフジテレビ“ノイタミナ”(深夜アニメ)枠でスタートする「僕だけがいない街」の伊藤智彦監督(37)が東スポWebのインタビューに応じた。
原作は「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に2014年から2年連続ランクインした人気作で、主人公が“リバイバル”と呼ばれるタイムスリップにより現在と過去を行き来しながら、連続誘拐殺人事件の犠牲となった同級生を救おうと奔走するミステリー。アニメ「銀の匙 Silver Spoon」の監督をやっている時に、スタッフに勧められた伊藤監督は同作のファンになり、自ら企画を持ち込みアニメ化することになった。
「自分でやりたいといった作品なので無責任にはできないですね。あまりこういうサスペンス系で、なおかつ懐かしい感じのする作品をやる機会がない。絵的に地味になりがちな作品なので、そこをいかに防ぐか苦心しています」
アニメ版では主人公・藤沼悟の小学生時代の声を女優・土屋太凰(20)、29歳時の声を俳優・満島真之介(26)を演じることでも話題だ。
テレビアニメではこれまで「魔法遣いに大切なこと」の宮崎あおい、「UN―GO」勝地涼などが主役の声を務めたケースは何度かあるが、土屋は昨年放送のNHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務めた最も旬な女優。満島も飛躍が確実視される俳優。つい、マーケティングなど制作サイド以外からの配役かとうがって見がちだが、伊藤監督からの発案だった。
「オーディションで声優さんたちの声をテープで聴いたけれどイマイチぴんとこなかった。少年ジャンプっぽいというか、みんなかっこよすぎた。そこで今回は実写系の役者さんからも探しますかとプロデューサーたちと話をしたところ、関係者から土屋さん側が声優に興味を持っているという話が出てきて、実際に声を聞かせてもらうとこれが良かった。そもそも太凰ちゃんは雰囲気が昭和っぽくていい意味で今っぽくない。声を聞くとあまり高くなくて、朴訥としている。あと、こいついい子だなと思わせる声ですけど、それが押しつけとして、攻めてこないところが良かった」
土屋の起用が決まったことで、29歳時の声の担当も声優ではなく役者という流れになった。
「キャスティングが難航する中、音響制作・今西さんの粘り強いリサーチで満島真之介という人はどうでしょうか、という提案がありました。彼はユニクロ『エアリズム』などCMナレーションの仕事を何度もやっているので、声だけの仕事に偏見もない。声も朴訥としていながらも意外と耳に残る。埋もれない声なんです。キラキラした出自でない雑草感も良かった」
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