16/04/27 09:49:17.36 CAP_USER.net
長野市は２６日、市内の山中で、何者かが遺棄したとみられる猫２１匹を同市保健所が保護したと明らかにした。
市保健所は長野中央署に通報し、同署が動物愛護法違反（遺棄）の疑いで捜査している。ここ数年の「猫ブーム」で全国的に猫の飼育数が増加する中、長野県内でも飼い猫が増えすぎたことによるトラブルが頻発している。関係者は「責任をもって猫たちと接してほしい」と呼びかけている。
長野市保健所によると、２１日に同市信州新町越道の山中にある中尾浄水場近くで子猫が多数捨てられていると、住民から連絡があった。２６日までに、生後４か月から３歳とみられる猫２１匹を保護した。猫は１か所に集まっており、保健所職員が近づくと甘えるような声で鳴き、餌をあげると喜んで食べたという。市は、一般家庭で飼えなくなって山中に放置されたか、ペット店やブリーダーから不要になった猫を引き取る「引き取り業者」により遺棄されたとみている。
◆殺処分件数 大幅減
県食品・生活衛生課によると、猫や犬の遺棄についての連絡は２０１４年度には計１０１件あった。また、長野市保健所によると、猫が増えすぎて世話の出来なくなった飼い主や近隣住民からの相談も１４年度に２０件、１５年度には１８件あった。
捨てられる猫を減らすため、長野市では不妊・去勢手術の費用を一部補助しており、年間に１０００匹分以上の申請があるという。
一方、保健所による犬や猫の殺処分の件数は大幅に減っている。県内で０９年度に猫２７９５匹、犬３７８匹が殺処分されたが、１４年度は猫８７３匹、犬２５匹まで減った。県食品・生活衛生課では「保健所がボランティア団体と協力し、引き取り手を探してきたことが大きな要因」と説明する。
ただ、「猫ブーム」とはいえ、譲渡先を見つけるのは難しい。上田市を中心に捨て猫の飼い主を探しているボランティア団体「一匹でも犬・ねこを救う会」の横山由佳里さん（３４）は「捨て猫は増え続けている。かわいいからというだけでなく、よく勉強してから飼ってほしい」と話している。
2016年04月27日 09時06分
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
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