16/08/01 01:12:24.27 9.net
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都知事選で敗れた、野党統一候補の鳥越俊太郎氏の敗因を語る宇都宮健児氏
元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)が31日、日刊スポーツなどの取材に応じ、
自身が出馬を取り下げた、東京都知事選について総括した。
野党共闘について、そして統一候補になった鳥越俊太郎氏(76)の敗因を分析した。
中略
-野党共闘になっていたと言えるか
今回の結果は、野党共闘とか、それを支持した市民連合が、
なぜ、これだけ大差がついたか、真剣な総括が必要ではないかと思います。
参院選では安保法制の廃止、立憲主義の回復、憲法改悪阻止という政策協定があって戦った。
与党の方から「民共の野合ではないか」と言われた時に「大義がある」と跳ね返せた。
今回は政策もなければ何もない。まさに野合と言われてもしょうがない態勢で戦ったということ。
-野党統一候補・鳥越氏の具体的な敗因は
まず鳥越さんと会った時に「どういう思いで出馬されたんですか?」と言ったら
「参院選の結果を見て、改憲勢力が3分の2を取って、大変な危機感を抱いて、矢も盾もたまらず出馬を決意した」
とおっしゃった。
「確かに、そういう気持ちは大切だと思うんですけど、都政についてはどうなんですか?」
と言うと「これから考える」と。
国政選挙と都政は違いますからね。
2度目に会った時は、鳥越さんの方から会いたいと言って、民進党の元国会議員も連れてきていたので
「野党共闘の政策協定はできているんですか?」と聞いたら
「できていない」と言うんですね。
鳥越さんの政策もこれからだし、政策協定もなくて、ただ鳥越さんの知名度で、勝てそうだからと。
そういう著名人頼みの、人気投票の選挙をやってはいけない。
政策中心じゃなきゃダメだと言って我々は戦ってきたのに、全くできていない。
中略
-民進党主導で候補者を決めた動きにも批判がある
候補者を事実上、民進党の中で決め、それに他の野党も賛同し、
それを市民連合が賛同するというやり方なんですね。
私からすれば、民進党の独裁ですよ。
本当なら、候補者を決める場合は、それなりに名前が出てきた人を公開の場で討論をやりながら、
本当に誰がふさわしいか民主的に開かれた場で議論して決めるべきだった。
そういうことが、まだ訓練されてない。
今の日本は政党が偉くて、決めたことを市民連合が従う。
市民連合は、よく国会前の安保法制反対の抗議活動で
(学生団体)『SEALDs(シールズ)』なんか『民主主義って何だ? これだ!!』って言ってるんですよ。
ところが都知事選での候補者選びは、民主主義もへったくれもないわけですよ。
政党が密室の中で決めたことを支持してるだけで、まさに独裁的なやり方。
市民運動と政党は本来、対等であるべきだと思っているんですけど、
市民連合が候補者選びに参加したと思えない。
日本の運動の未熟さが露呈した問題。
リベラル運動をどうするか、深刻な総括が絶対に必要だと思います。
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