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AV出演、モデル契約が… 相次ぐ強要被害、自殺女性も
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)は3日、タレントやモデルとしてスカウトされた若い女性が、アダルトビデオ(AV)への出演を強要されている被害が
国内で相次いでいるとする調査報告書を公表した。AV出演をめぐる相談が約3年で72件寄せられ、相談後に自殺した女性もいたという。
調査では、支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会」に寄せられた相談内容を分析した。その結果、「モデルなどに勧誘されたのにAVに出演させられた」が21件、
「過去の出演AVの流通を止めたい」20件、「出演を強要された」13件などの内容だった。
ある女性は20歳の時、「グラビアモデル」の事務所と契約したつもりが、撮影直前にAVだったことが発覚。断ったが、「高額の違約金が発生する」などと脅されて出演を余儀なくされた。
その後も違約金で脅されて出演を続けることを強要され、避妊具なしで複数の人との性行為や、12リットル以上の水を飲まされたこともあった。
暴力的な撮影で性感染症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したという。
別の女性はスカウトマンに説得されて出演したが、直後に悔やんだ。やめたかったが、半年にわたって複数のAVに出演させられた。販売が続いて耐えられず、首をつって自殺した。
佐藤恵子 2016年3月3日20時59分
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