16/12/29 16:18:05.03 CAP_USER.net
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私は陸上自衛隊の予備自衛官に登録しています。民間人が年に5日ほどの訓練を受けて、有事の際の支援要員になる制度です。
先週、訓練で陸自の朝霞駐屯地で5日間を過ごしました。駐屯地には福利厚生棟があり、
コンビニや図書室、喫茶店や床屋が入っており、職員の憩いの場となっています。
そこの掲示板を見ていて驚きました。「定期貯金の利率2.46%」とあります。
自衛隊員のいわば社内預金にあたる共済組合貯金の利率は、普通貯金で0.99%、
1年以上の預け入れが条件の定期貯金は2.46%です。来年4月から下げるそうですが、
それでも普通貯金で0.49%、定期貯金で1.23%と、銀行預金や民間企業の財形貯蓄と比べて破格の高利です。私はため息をつきました。
この冬のボーナスの使途についていろいろな機関が調査をしていますが、いずれもトップは預貯金とい
う結果です。高齢化と財政・年金への不安から消費より貯蓄に向かうようです。
けれども、日銀のマイナス金利政策のおかげで利息はほとんどつきません。
日銀統計で、今月20日にタンス預金が100兆円を突破したというニュースもありました。
今、銀行の定期預金の利率は100万円以下なら0.01%です。
財形貯蓄なら少し高くて0.015%です(財形貯蓄の運用委託先大手の中央労働金庫の利率)。
例えば、50万円を10年預けた場合を比べてみましょう。自衛隊なら税引き後で60万9605円、
利子分は10万円を超えます。民間の財形では50万597円、利子は1コイン程度にしかなりません。
なぜこんなに違うのでしょうか?
防衛省共済組合本部預金係に27日、電話で尋ねてみました。すると、
「本部の業務は26日で終了したので、担当者が休みに入ってしまいわかりません」とお気楽な答えが返ってきました。
調べてみると、自衛隊だけではなく、国や自治体でも職員貯金の利率は超高利でした。許せない官民格差です。