【年金】ついに“悪魔の仕組み”発動 「70歳支給開始」を覚悟せよat BIZPLUS
【年金】ついに“悪魔の仕組み”発動 「70歳支給開始」を覚悟せよ - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★
16/12/15 19:50:24.38 CAP_USER.net
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これまで政府は、受給開始年齢の引き上げなど「今後もらう世代」の受給額を減らしてきた。
だが、ついに「すでにもらっている世代」の年金減額にも踏み切った。これが2015年にはじめて
適用された「マクロ経済スライド」という仕組みの意味だ。
 社会保険労務士で「年金博士」とも呼ばれある北村庄吾氏は「これは悪魔の仕組みです」と話す。
 「年金の支給額は、物価や賃金の上下の動きと連動する『物価スライド』によって改定されてきました。
物価が2.0%上昇すれば、年金額も2.0%伸びる。しかし2015年から年金を受け取るすべての人を対象に
、『マクロ経済スライド』が発動されました。平均寿命の延びや現役世代の減少に合わせて、
一定の調整率を自動的に差し引き、物価や賃金の上昇率に対して年金額の伸びは抑えられます」
 「マクロ経済スライド」の仕組みをおさえながら、2015年4月の年金額を計算してみよう。
 まず賃金上昇率に合わせて2.3%のプラスがある。これまでは年金額もそのまま増えたが、2015年はマイナス要素が2つあった。
 1つは「特例水準の解消」だ。2000年度から02年度にかけて物価が下落したにもかかわらず、
特例法で年金額を据え置いたため、いまの年金支給額は本来より2.5%高い「特例水準」だとされる。
13年度から15年度までの3年間で段階的に特例水準の解消が実施されており、2015年は最後の年で0.5%のマイナスだ。

 もう1つが、「マクロ経済スライド」。スライド調整率はマイナス0.9%である。数値の根拠について、
政府は「社会情勢に合わせて自動的に調整する」としているが、「複雑すぎて誰にもわからない」(北村氏)。
 とにかく2.3%から1.4%が減らされ、年金額の上昇率は「プラス0.9%」となる。
このため2015年4月分の国民年金支給額(満額、1人分)は、前年よりも月額608円増えた。
 注意すべき点は、年金の名目額は増えているが、実質的な価値は下がっていることだ。
 「賃金の上昇率が2.3%なのに対して、年金の伸び率はわずか0.9%。名目額は上がっても、
実質価値は1.4%下がっていることになります。アベノミクスは物価上昇率2.0%が目標です。
それが毎年続けば、10年後に物価は20%以上も上がる。しかしマクロ経済スライドによって、
年金額が毎年1.1%しか上がらなければ、10年後には年金の実質価値が1割以上も目減りすることになる。
いまの年金額を前提にすると、間違いなく老後破綻します」
 みずほ総合研究所の試算によると、40年間働く会社員の夫と専業主婦の妻のケースで、
現在50歳で年収500万円の世帯では、65歳時点の年金月額は政府の「標準シナリオ」で22.7万円、「低成長シナリオ」では20.9万円だ。年齢を重ねるごとに年金額が引き下げられると試算されている。
(以下略)


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