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[東京 5日 ロイター] - 日本とロシアの経済連携強化の流れを受けて、メガバンクや政府系金融機関が
ロシア向け融資に乗り出した。三井住友銀行とみずほ銀行は、ロシアの国営エネルギー資源会社、ガスプロムに
8億ユーロ(約950億円)を協調融資する最終調整に入った。関係筋が明らかにした。
また、ロシアの民間銀行に対する資金支援や液化天然ガス(LNG)プロジェクトに対するプロジェクトファイナンスなども計画に上っている。
ガスプロムに対する協調融資は、ロシアのプーチン大統領が来日するタイミングで契約調印する方向で調整を進めている。
三井住友とみずほのほか、米銀大手、JPモルガン・チェース(JPM.N)も参加する見通しだ。
日本はロシアとの経済関係強化を目指し、8項目の協力プランを提示している。邦銀は、こうした政府の対応を受け
て融資や資金協力の可能性を探っているが、ロシアは米英などG7(主要7カ国)の経済制裁対象となっているため、
大手を振って実行できない環境だ。このため、制裁対象となっていない先や、手法を検討している状況だ。
ガスプロムのほかに、案件として上っているのは、ロシア商業銀行、アルファバンクに対する
資金支援。国際協力銀行と日本貿易保険、三井住友銀が協調融資を実行し、アルファ銀の貸出余力を強化する。
これによりアルファ銀は、現地に進出する日本企業のサプライヤー企業に対して融資できる環境を整える。
また、北極圏のヤマル液化天然ガスプロジェクトに対するプロジェクトファイナンスも、国際協力銀行と三井住友銀が中心となるかたちで進んでいる。