16/11/16 12:33:23.92 CAP_USER.net
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オフィスワークが多い人は、どうしても「座りっぱなし」になりがちだ。ところが、近年は「座る時間が長い人ほど死亡リスクが高まる」
という説が定着しつつあり、アメリカやヨーロッパの大学では、それを裏付けるような研究結果が報告されている。
そうした中で、米グーグルやフェイスブックをはじめ、IT関連の大手企業の間で流行しているのが
スタンディングデスク(上下昇降デスク)だ。日本企業でも、楽天グループが昨年の本社移転の際に全面導入して話題になった。
利用者からは「作業効率が上がる」「腰痛がなくなる」など、取り入れて良かったとの声が多く聞かれる。
その一方、スタンディングデスクは「かえって腰痛を引き起こしやすい」「頸椎椎間板ヘルニアを発症しかねない」
と警鐘を鳴らす専門家もいる。利用者からは好評なスタンディングデスクだが、実は健康リスクを指摘する声が少なくないのだ。
背骨が歪み、腰痛を発症する恐れも
スタンディングデスクは、高さを自由に調整できるオフィス用の机で、利用者は天板にパソコンを置き、
文字通り「立ったままの姿」で作業することが多い。
しかし、「ただ立って仕事をすれば、体にいいというわけではありません」と指摘するのは、都内の整形外科医・A氏だ。
A氏によると、「スタンディングデスクのリスクは、大きく分けて2つある」という。
「ひとつ目のリスクは『背骨の歪み』や『腰痛の発症』です。人は立っているときに体重が左右どちらかに偏りがちです。
特に、スタンディングデスクで立って作業をする場合、多くの人は右か左のどちらかにより体重をかけてしまうことが多い。
このように、無意識に自分が楽な側ばかりに体重を乗せて作業を続けていると、骨盤が片側に寄って背骨が歪み、
かえって腰痛を引き起こしかねません」(A氏)
重心を左右交互にかけられればまだいいが、大半の人は自分が楽な側に偏りがちだ。そして、そうした立ち姿勢を続けると
体の左右バランスが崩れ、肩の高さが違ってくるなど、姿勢も悪くなる危険性があるという。
「もうひとつは、机の高さとパソコンの位置のズレによる『首の痛みや肩こり』の発症です。いくら立って仕事するのが健康にいいといっても、
スタンディングデスクの高さが中途半端だとパソコンを見下ろすかたちになり、首に相当の負担がかかります。
座っているときよりモニターやキーボードの位置が低いようなら、かなり危険です。首の痛みや肩こりだけではなく、
ストレートネック、さらには椎間板ヘルニアなどを引き起こしかねません。腕の神経が圧迫され、
しびれや痛みを発症するケースもあり得ます」(同)
立ったままPCの姿勢は完全にアウト?
スタンディングデスクに疑問を感じているのは「姿勢の専門家」も同じだ。
「姿勢の観点からいえば、パソコンの高さは『背筋を伸ばした状態』で『
モニターの上辺と目の位置が水平』になるのが理想的。肘の角度は机に対して90度です。
とはいえ、普段、座って仕事をされている方の大半は、目線より下にモニターが来ている。
スタンディングデスクで正しい位置でパソコンを使うには、かなり机を上げつつ、モニターの位置も上げないと意味がないのです」
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