16/10/04 20:47:10.88 CAP_USER.net
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
近年、「貧困」という言葉をやけに目にする。結婚は経済的に無理だと話す若者や、6人に1人の子供が貧困であるというデータ。
不満や不安はあろうとも、働けば何とかなるだろうと思えるこの日本で、確実に何らかのひずみが生じている。
本書『THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本』(ブレイディみかこ/太田出版)は、英国在住の著者が、
貧困者支援や非正規労働者支援の現場をていねいに取材してまわった記録であり、
自身のイギリス労働者としての視点を交えながら、その現状をわかりやすく伝えている。
エキタスという貧困や格差の問題に特化した運動団体のメンバーで、23歳女性の藤川さんはこんなことを言っている。
「考えたら、先を考えたらもう終わってしまうんです。本当は中流じゃなくて貧困なんですけど、貧困っていう現実に向きあうと終わっちゃうから」
長年、貧困支援に携わってきた藤田さんは、貧困当事者が自分を貧困だと認識しておらず中流意識を持っている、と指摘する。
「だからみんな保守的になるんですよね、このままでいいと思っているから。貧困と隣り合わせで生きているのに、
中ぐらいだと思っている」「非正規でも仕事はあるよと。いや仕事があるだけましか、とか。レベルがそうとう低いんですよね。
月収10万円あって良かったとか。けれども、月10万円で健康で文化的�