16/09/25 20:43:18.87 CAP_USER.net
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北海道新幹線が開業してから26日で半年。乗客数は当初の想定を上回り、
沿線の観光地はにぎわいを見せる。政府の経済対策で新幹線の建設加速が打ち出され、「新幹線熱」は全国に広がる。
ただ、少子高齢化で人口が減るなか、巨額の投資に見合う経済効果を得るのは簡単ではない。
(中略)
東京―新函館北斗間は最短4時間2分で、鉄道が飛行機より優位とされる「4時間の壁」を破れていない。
だが、平均乗車率は8月まで毎月、年間の平均乗車率の見込みの26%を上回っている。
北陸新幹線には利用客を奪われ減便した全日本空輸は、羽田―函館便では現状の便数のままにした。
行きは新幹線、帰りは空路という観光客も多く、「相乗効果が出た」(全日空)。
一方、恩恵は函館にとどまる。函館大学の大橋美幸・准教授(社会学)が5~7月、新幹線などで
函館市を訪れた道外からの客に行き先を尋ねると、約7割が「函館だけ」と答えた。
これまでに新幹線が開業した他の地域では、開業年の地元の観光客数は跳ね上がるが、
2年目以降は鈍る傾向がある。2011年に九州新幹線が全線開通した鹿児島県では、
開業翌年は延べ宿泊者数の伸びが鈍り、北陸新幹線が開業した石川県も今年1~6月は昨年ほどの勢いはない。