16/09/23 13:49:46.89 CAP_USER.net
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台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入ったシャープが新体制を始動させてから約1カ月が経った。
戴正呉(たいせいご)社長は21日、明言していた欧州でのテレビ販売への再参画を発表。失った信頼を取り戻すには
約束を確実に実行する「有言実行」が必要とみており、社内にも計画の達成を強く求めている。
「ここ数年のシャープは、計画や施策を立案するものの、実行が伴わないケースがほとんどだった。
この流れに何としても歯止めをかけたい」。就任1カ月の節目として21日に社員に配った文書には、戴氏の考えが強く反映された。
「下期の結果が、シャープ再生の行方を左右する」とし、10月からの下期で黒字転換を目指すことも明言した。
戴氏の有言実行を重視する姿勢が結実したのが、この日発表した欧州でのテレビ販売への再参画だ。
前経営陣が構造改革の一環として進めたスロバキアのテレビメーカー「UMC」へのブランド使用権の譲渡を「あるべき姿ではない」と判断。
シャープからUMCへの出資を視野に入れ、共同で事業拡大を目指すことで基本合意した。
ブランドは「信頼の証し」としてシャープ自らの手で磨くことを掲げ、中国の家電大手ハイセンスに譲った
米州のブランド使用権の再取得の交渉も進める見通しだ。