16/09/21 17:15:47.95 CAP_USER.net
東京・上野のデパートで、まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」の削減をうたって、賞味期限が迫った加工食品などを値引きして販売するセールが始まりました。
このセールでは、賞味期限が迫った缶詰や容器が変形した調味料、それに売れ残ったお中元用の商品などが店内の特設会場に並べられました。いずれも品質や味に問題はなく、希望小売価格の3割引きから半額で多くの商品を販売しているということです。
国の最新の推計では、国内で売れ残ったり賞味期限が迫ったりするなどして捨てられる「食品ロス」は、家庭で廃棄される食品を含めて年間632万トンに上るということです。
訪れた都内に住む70代の女性は、「賞味期限が近いことは気になりません。安く買うことができたので、おすそ分けしようと思います」と話していました。この店の担当者は、「セールで消費者に喜んでもらうだけでなく、多くの客に来てもらうことでほかの商品も買ってもらうことを期待しています」と話していました。
背景に「3分の1ルール」
セールを開いている松坂屋上野店によりますと、「食品ロス」の背景の1つに、主に加工食品に適用されている「3分の1ルール」と呼ばれる商慣行があるということです。このルールでは、例えば賞味期限が6か月の食品の場合では、最初の3分の1の期間である製造から2か月までに小売店に納品すること、さらに次の3分の1である製造から4か月までに小売店で売れなかったものは店頭に並べないことになっています。こうした過程の中で、消費されなかった食品は廃棄されるということです。一方で、食品メーカーなどで作る業界団体では、ことしまとめた指針の中で「3分の1ルール」を見直すことを盛り込んでいます。
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