16/09/16 09:12:31.35 CAP_USER.net
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Brown UniversityのDr. Neta Crawfordが行った試算結果により、
米国政府がアフガン・イラクの両戦争で使用した予算総額は4.79兆ドル（約500兆円）となることが判った。
Dr. Neta Crawfordは、国防総省による予算に加えて、国土安全保障省と退役軍人省経由で
支出された関連予算を、更に2017年度の予算として計上されている
アフガン・イラク関連の戦争費用を加えることで、より正確な戦争費用の算出を行った。
その結果、国防予算としてアフガン・イラクの両戦争で使用された予算総額は、1兆7420億ドル（約178兆円）となるが、
退役軍人費用、国家安全保障省関連の対テロ費用、戦争費用調達に伴う利払い金、
退役軍人の健康医療給付金、そして2017年度予算として計上済みの両戦争費用を合わせると4.79兆ドルとなるとしている。
財政赤字削減ため、連邦予算は厳しい状況が続いているが、現在に至る財政赤字を形成したのは、
2011年に起きた911同時多発テロ事件を契機としたアフガン・イラクの両戦争に膨大な連邦政府予算が投じられたことによることが、
今回の調査結果は示唆している。
Dr. Neta Crawfordによると、150年以上前に終結した南北戦争に従軍した兵士の現在、86歳になる娘がまだ尚、
1カ月73.13ドルの退役軍人給付を受けていることを実例に挙げた上で、アフガン・イラク戦争費用の支出が
2018年度以降はゼロになったとしても、2053年まで、両戦争に従軍した兵士の退役軍人給付の費用だけで1兆ドル（100兆円）に届くものとなるだろうと述べている。
その上で、2053年まで支払わなければならない退役軍人給付などを全て合わせた場合の
アフガンとイラク戦争の出費総額は7兆9000億ドル（約806兆円）に達することになるだろうとしている。