16/09/13 17:58:09.50 CAP_USER.net
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?世の中には「知っておくべきだが、知らされていない事実」がたくさんある。本書が伝えるのは、日本で過酷な労働を強いられている
「留学生」や「実習生」の実態である。
?出稼ぎベトナム人と、彼らを食い物にする日本語学校、低コストで彼らを雇う企業という三すくみの構図がメインだ。
また、中国人や日系ブラジル人減少している理由や、外国人介護士が定着しない理由についても書かれている
本書に書かれていることは、日本人として「知っておくべきこと」の一つだと私は強く感じた。
?本書によると、日本で暮らす外国人の数は、昨年1年間で約11万人増え、過去最高の約223万人に達した。
こうして増加した外国人の半分以上は「実習生」と「留学生」として日本にやってきているそうだ。
?実習生・実習生とも、前年比15パーセントの増加。まさに、急増である。
?なぜ、そうなったのか。本書によると、その答えは出稼ぎである。日本の労働人口は減り続けており、とりわけ体力が必要な仕事は働き手が不足している。
「実習生」と「留学生」として来日し、単純労働の担い手になっているそうなのだ。
(中略)
?冒頭で書いたように事態は急速に進展している。だから、オビにある「彼らの静かな復讐が始まっている!」
という警句も、本書を手にする一つのキッカケになってもよい。急激に迫ってきている危機だからだ。
?ただこれが、安直に外国人を忌避する姿勢につながってはいけない。「おわりに」で、欧州における移民とテロの問題にふれた後、著者は次のように書いている。
“在日ベトナム人などの犯罪が急増している背景については第6章で述べた。彼らが犯す「窃盗」や「万引き」は、
欧州が直面するテロの脅威とは次元が違う。しかし、外国人による社会に対する復讐という意味では、スケールこそ違っても構図は同じである。
今後も、日本で働く外国人は間違いなく増えていく。日本に住み続け、移民となる人も出てくるだろう
。彼らにこの国で、いかなる役割分担を求めるのか。どうすれば優秀な外国人を日本に迎え入れるのか─。
長期的な方針と戦略を立てるのは今しかない。”?~本書「おわりに」より