16/09/09 15:07:50.86 CAP_USER.net
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東京都と都中央卸売市場築地市場(中央区)の業界8団体でつくる「新市場建設協議会」の会合が9日、
築地市場内で開かれ、小池百合子知事が豊洲市場(江東区)への移転延期を発表したことについて都が説明した。
小池知事は出席せず、岸本良一・都中央卸売市場長が「多大なご心痛、ご迷惑をお掛けしたことを心からおわびする」と謝罪した。
業界側からは「(都民ファーストと言う)知事が働きかけもなく記者会見したことは納得できない」「移転の時期を早期に示してほしい」
などと不満や反発の声が上がった。
同協議会は築地市場の豊洲市場移転事業について話し合うため2002年に発足し、これまで17回にわたり協議を重ねてきた。
9日の協議では、移転推進派「築地市場協会」が知事宛てに出した移転延期再考を求める要望書について、
8日に小池知事から「再考しかねる」との回答があったことが報告された。
業界側からは「豊洲市場開場に向けた作業を進めている。機器のリース代などの補償がどうなるのか分からず混乱している」「
延期により豊洲市場が汚染されているとの風評被害が出ている」との指摘があった。
都側は「作業は原則として中断をお願いしたい。既に契約しているものについては、具体的にどのような影響が生じているか伺った
上で対応していく」と述べた。メンバーには移転慎重派もいるが、特段の意見は出なかったという。
都は01年に東京ガスの工場跡地に豊洲市場を建設、移転することを決めたが、07?09年に土壌や地下水から
高濃度のベンゼンなど有害物質が検出され、約858億円をかけて11?14年に土壌汚染対策工事を行った。
都は14年11月に「安全性が確認された」と判断し、昨年7月に移転開場が今年11月7日と決まった。
一方で都は14年11月から2年間の予定で地下水モニタリング調査を独自に実施し、これまでに環境基準を超えるベンゼンは検出されていない。【川畑さおり、柳澤一男】