16/09/02 14:33:48.87 CAP_USER.net
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世界銀行は世界の主な通貨からなる特殊な資産を使った金融商品を中国で発行することを決め、
中国が国際的な金融の分野で影響力を強める中、新たな動きとして注目されます。
世界銀行は世界の主な通貨を組み合わせてお金のような働きをする、「SDR」と呼ばれる特殊な資産を使った債券を、
中国国内の銀行どうしが取引する市場で、2日に新たに発行します。
債券は、総額が5億SDR(およそ700億円相当)、中国の通貨・人民元で売り買いされ、中国の金融機関と三菱東京UFJ銀行など一部の外資系でつくる銀行団が引き受けます。
SDRは、各国で対外的な支払いに充てる外貨が不足した時にドルや円などと交換できるよう、多くは外貨準備として使われていますが、
金融商品として流通することは珍しく、中国の金融市場でSDR建ての債券が発行されるのは初めてです。
世界銀行としては資金調達の手段を増やすとともに、国際的な金融の分野で影響力を強めながらも、
規制が多く残る中国の金融市場のさらなる国際化を促す狙いがあるものと見られています。
一方、中国としては4日から始まるG20=主要20か国の首脳らによるサミットを前に、金融の自由化に向けた改革への姿勢を示すことで、
議長国としての存在感をアピールする狙いもあるものと見られます。